「theoretically」と「practically」はどう違う?理屈の上と実際を言い分ける英語|『BONES』S08E10で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「theoretically」と「practically」はどう違う?理屈の上と実際を言い分ける英語|『BONES』S08E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード10には、研究所の面々が、まだ誰も試したことのない方法に挑む場面があります。今回は、その場面で交わされる theoretically と practically という2つの言葉から、「理屈の上では」と「実際には」の言い分け方を読み解きます。

計画を立てるときも、結果を確かめるときも、「理屈ではそうだけれど、実際はどうなのか」という話は日常によく出てきます。この2語の違いを押さえておくと、見通しを伝える英語がぐっと正確になります。

目次

「That’s the theory.」は理屈の上での見通しを表す

物語の中盤、研究所では、捜査に必要な鑑定のために新しい方法を試そうとしています。やり取りはこんなふうに始まります。

— No one has ever attempted anything like this before.
(こんなこと、今まで誰も試したことがない。)

— Which is why we are testing this on a fake skeleton first.
(だから、まずは模型で試すんだ。)

— So, how exactly are you hoping this will work?
(で、具体的にはどうやってうまくいかせるつもり?)

BONES Season8 Episode10 (The Diamond in the Rough)

計算ではうまくいくはずだ、と方法が説明されると、その should(〜のはず)をそのまま返す一言が続きます。

— Should.
(はず、ね。)

— You start with a theory, right?
(まずは理論から始めるものだろう?)

— That’s the theory.
(そういう理屈になってる。)

BONES Season8 Episode10 (The Diamond in the Rough)

Should. は、相手の「〜のはず」を一語で繰り返して、まだ確かではないことを軽く指摘する返し方と読み取れます。That’s the theory. は「理屈の上ではそういうことになっている」という意味で、実際にそうなるかは別、という含みをこめて使われることもある言い方です。

「theoretically」と「practically」で理屈と実際を言い分ける

その後、本番を前にして、こんなやり取りがあります。

— Is this gonna work, Dr. Hodgins?
(これ、うまくいくんですか、ホッジンス博士?)

— All of my calculations have been double-checked, so, theoretically.
(計算は全部見直してあるから、理屈の上ではね。)

— Practically, not theoretically.
(理屈じゃなくて、実際のところは?)

BONES Season8 Episode10 (The Diamond in the Rough)

theoretically は「理論上は」「理屈の上では」という意味です。計算は確認済みだから理屈の上では、と答えを止めると、「計算どおりならうまくいくはずだけれど、実際にどうなるかまでは言い切れない」という含みが残ります。

それを受けた practically は、ここでは「実際には」という意味です。辞書にも「理論ではなく実際に」という意味が載っているとされ、theoretically と並べることで「理屈の話ではなく、実際はどうなのか」をはっきり問い直す形になっているのが面白いところです。

言い方 意味 例文
theoretically / in theory 理屈の上では In theory, it should work.(理屈の上ではうまくいくはず)
practically / in practice 実際には In practice, it’s not that simple.(実際はそう簡単ではない)

会話では、In theory で「理屈の上ではね」と前置きし、but in practice と続けて実際の見通しを述べる組み合わせがよく使われます。

「practically」のもう1つの意味「ほとんど」

practically には、もう1つ大事な意味があります。「ほとんど」「〜も同然」という意味で、日常会話ではこちらで出会うことも多い言葉です。

  • It’s practically finished.(ほとんど終わったようなものです)
  • Practically everyone was there.(ほぼ全員がそこにいました)

どちらの意味かは文の形で見分けられます。finished や everyone のように程度や範囲を表す言葉の前にあれば「ほとんど」、theoretically や in theory と対比されていれば「実際には」と読むのが目安です。

では、本番の結果はどうだったのか。作業を終えたあと、こんな声が上がります。

— We did it.
(やった。)

— Wow, we can finally solve this case.
(すごい、これでやっと事件が解決できる。)

— Mm-hmm. Told you.
(ええ。言ったでしょう。)

BONES Season8 Episode10 (The Diamond in the Rough)

Told you. は I told you so. を縮めた形で、「だから言ったでしょう」という意味です。理屈の上での見通しが、実際の結果で確かめられた瞬間の一言と言えます。

まとめ|理屈と実際を分けて伝える

今回は『BONES』シーズン8エピソード10から、理屈の上での見通しを表す theoretically と That’s the theory、実際の結果を問う practically、そして「ほとんど」という practically のもう1つの意味を読み解きました。この使い分けを押さえると、見通しと現実を分けて話す英語が自然に組み立てられます。

理屈と実際のあいだで揺れるやり取りに耳を傾けると、短い一言に込められた期待と不安が伝わってきます。

このエピソードのコラムでは、ほかに休みを勧めたり勤務時間を減らすと伝えたりするときの英語や、社交ダンスの文化と英語も扱っています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次