「Is this any good?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S07E11で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Is this any good?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S07E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン7第11話には、待ち時間の雑談のなかで、本や作品の出来をたずねる短い質問と、その受け答えが出てきます。

「いいかどうか」をたずねられたとき、評価を言うのか、別の情報で答えるのかで、会話の続き方が変わります。作中のやりとりをもとに、出来をたずねる言い方と返し方、仕事のぼやきに添える短い受け答えを、例文とあわせて整理していきます。

目次

「Is this any good?」本や作品の出来をたずねる言い方

待ち時間の雑談の場面に、出来をたずねる質問と、それに続く短い発言が並ぶ箇所があります。

— Is this any good?
(これ、いいの?)
— It’s Dostoyevsky.
(ドストエフスキーだよ。)
— Is that good or bad?
(それって、いいの? 悪いの?)
The Mentalist Season7 Episode11 (Byzantium)

Is this any good? は、目の前にある物の出来や質をたずねる質問です。any good の any は、疑問文では「少しでも」という気持ちを添える語で、「少しはいいものか」と確かめる響きになります。Is this good? と比べると、期待しすぎないくだけた聞き方になる場合があります。

this は手元の物を指す語で、本や映画、料理など、その場にある物の出来に使えます。すでに話題に出た物をたずねるなら、this を it に替えた Is it any good? になります。質問の文だけでは、this が何を指すかは分かりません。実際の会話では、手元の物や直前の話題が手がかりになります。

質問に続く発言は、It’s のあとに作家名だけを置いた形で、評価を表す語は含まれていません。挙がっているドストエフスキーは実在の作家の名前です。

ここから先は、作中にない例文です。

例文 働き
Is it any good? すでに話題に出た物の出来をたずねる
Is it worth reading? 読む価値があるかをたずねる
What did you think of it? 感想をたずねる
Would you recommend it? 人にすすめるかをたずねる

評価を伝える返し方と、作家名で答える返し方

作中では、作家名だけの発言のあとに、Is that good or bad? という質問が続きます。good or bad と二択にして、評価を言葉にするよう求める形です。that は直前の答えを受ける語で、名前だけでは評価が分からないときに聞き直す型として使えます。

Okay. の一語は、了解を示すときにも、評価が「まずまず」だと伝えるときにも使われます。評価の意味ではっきり伝えたいときは、It’s okay. のように主語を添える形もあります。

評価を伝える返し方には、いくつかの型があります。ここから先は、作中にない例文です。

例文 働き
It’s great. I couldn’t put it down. 高く評価して、理由を添える
It’s okay. A bit slow at the start. まずまずだと伝え、気になる点を補う
Not bad. It gets better later. 控えめに評価して、先の展開に触れる
Not really my thing. 好みに合わなかったと伝える
It’s by a writer I like. 作者の名前を手がかりに答える

作者や作品名だけで答える形は、相手がその名前を知っているかどうかで、伝わり方が変わります。知っている相手なら一言で足りますが、知らない相手には Is that good or bad? のような聞き返しが出ることもあります。

評価を聞かれたときは、great や okay のような一語に、理由をひとこと足すと、会話が続きやすくなります。I couldn’t put it down. のように、読んだときの様子を述べる形も、評価の伝え方の一つです。not bad のように、「悪くない」と控えめに言う形もあり、褒め方の強さを選べます。

待ち時間の雑談で、ぼやきに添える「Someday soon.」「Right.」

このやりとりの少し前には、仕事についてのぼやきと、短い受け答えが並んでいます。

— I feel like this is a job that will be replaced by robots someday.
(この仕事、いつかロボットに取って代わられる気がする。)
— Someday soon.
(いつか、近いうちに。)
— This is being in the field. It’s not all action.
(これが現場にいるということだ。すべてが動きのある場面というわけじゃない。)
— Right.
(そうだね。)
The Mentalist Season7 Episode11 (Byzantium)

I feel like ~ は、「〜という気がする」と、断定を避けて感想を切り出す形です。そのあとに普通の文が続きます。a job that will be replaced by robots では、will be replaced が「取って代わられるだろう」という未来の受け身を表しています。

続く Someday soon. は、前の発言の someday に soon を足した形です。「いつか」を「近いうちに」に縮めて、時期を引き寄せています。someday は時期を決めない「いつか」、soon は「まもなく」を表すため、二語が並ぶと、「いつか」でも「そう遠くない」と読める形になります。

It’s not all action. の not all は部分否定で、「すべてが〜というわけではない」を表します。action は動きのある場面のことで、動きの少ない時間も含まれることを言い表した一言と読み取れます。そのあとの Right. は、短く同意を示すときに使われる一語です。

ここから先は、作中にない例文です。

例文 働き
I feel like this is taking forever. ぼやきを切り出す
Tell me about it. 同感を示す
Not for a while, I hope. 「当分は先であってほしい」と受ける
Sooner than you think. 前の発言の時期を、さらに近づける

前の発言の語を拾って短く受ける形は、Someday soon. のほかにも作れます。上の最後の例文は、時期を表す語を拾って、近い時期へ引き寄せる形です。

まとめ|出来をたずねる一言と、短い受け答え

Is this any good? は出来をたずねる質問で、返事には評価を伝える形と、作者の名前で答える形があります。Is that good or bad? と聞き直せば評価を確かめられ、待ち時間の雑談では Someday soon. や Right. のような短い受け答えも並びます。

何気ない一言にも、学べる英語が隠れています。

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