家の内見を頼み、売り出し期間や安さのわけを尋ねる英語|『メンタリスト』S07E05で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 家の内見を頼み、売り出し期間や安さのわけを尋ねる英語|『メンタリスト』S07E05で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン7第5話には、家の見学を頼む一言と、売りに出ている家について尋ねる質問が出てきます。

家を見せてもらう場面では、言葉の選び方一つが、相手に伝わる調子を大きく左右します。作中に出てくる三つのやり取りをもとに、見学の頼み方、売り出し期間の尋ね方、値段への疑問の伝え方を、相手に角を立てずに切り出す形として順に整理します。

目次

「Wondering if we could take a little peek inside.」内見を頼む一言

まず、見学を頼む一言から始まる、三行のやり取りです。

— Wondering if we could take a little peek inside.
(中をちょっとのぞかせてもらえないかと思って。)
— Yeah, we’re out front.
(ええ、表にいます。)
— See you soon. Bye.
(またすぐに。それじゃ。)
The Mentalist Season7 Episode5 (The Silver Briefcase)

Wondering if we could ~ は、I was wondering if we could ~. の頭を落とした短い形と考えるのが自然です。wonder は「〜かしらと思う」という意味で、if we could ~ と続けると、「〜させてもらえないかと思って」と控えめに頼む形になります。Can we ~? と直接たずねるより、相手に断る余地を残す響きが出ます。

take a little peek inside は、「中をちょっとのぞく」という意味です。peek は「のぞき見る」を表す語で、little が付くことで、頼みごとの軽さがさらに強まります。じっくり見たいと伝えるのではなく、ちらりと見せてほしいという控えめな頼み方です。

続く Yeah, we’re out front. の out front は、建物の前、表のあたりを指します。着いたことを短く知らせる形です。最後の See you soon. Bye. は、このあとすぐ会う前提で、やり取りを締める一言になっています。

見学を頼む言い方は、ほかにもあります。次の表は、作中にない例文です。

例文 使いどころ
I was wondering if we could schedule a viewing this weekend. 日程を決めて見学したいとき
Would it be possible to see the house today? 今日見られるかを丁寧に尋ねるとき
Is it okay if we take a look around? 中を見て回ってよいかを尋ねるとき

三つの例文は、どれも直接の命令を避けた依頼の形です。Would it be possible to ~? のように、できるかどうかを尋ねる形を選ぶと、相手に負担をかけすぎない頼み方になります。

「How long has it been on the market?」売り出し期間の尋ね方

そのあとの箇所には、家が売りに出てからの期間を尋ねるやり取りが出てきます。

— How long has it been on the market?
(売りに出てから、どれくらいですか?)
— Um, couple of months.
(ええと、二、三か月です。)
The Mentalist Season7 Episode5 (The Silver Briefcase)

on the market は、「市場に出ている」、つまり「売りに出されている」という意味です。market は売り買いが行われる場を指し、物件や商品が売り手から買い手へ向けて出されている状態を表します。How long has it been ~? は現在完了の形で、「〜になってから、いまに至るまでどれくらいか」を尋ねます。

答えの couple of months は、a couple of months の a を落とした形で、話し言葉では、このように冠詞を省くことがあります。couple は「二つ」が基本の意味ですが、a couple of months のように月を数えるときは、「二、三か月」ほどのおおまかな期間を表します。Um, は、答えを探す間をつなぐ語です。

売り出し期間を尋ねる言い方も、いくつかあります。次の表は、作中にない例文です。

例文 尋ねる内容
How long has it been listed? 物件情報に載ってからの期間
When did it go on the market? 売りに出た時期
Has the price come down since then? 売り出してからの値下げの有無

最初の例文の listed は、物件情報に載っている状態を表す語で、on the market と近い場面で使えます。二つ目は期間ではなく時期を、三つ目は値段の動きを尋ねる形です。答えるときは、About two months. や Just a few weeks. のように、おおまかな期間を短く返す形があります。こちらも作中にない例文です。

「What’s the catch?」値段への疑問の伝え方と、見送りの一言

同じやり取りの続きには、値段に触れて、裏がないかを尋ねる発言が出てきます。

— Really, at this price? What’s the catch?
(本当に、この値段で? 落とし穴は何?)
— Wait until you see the master bath.
(主寝室のバスルームを見たら、きっと驚きますよ。)
The Mentalist Season7 Episode5 (The Silver Briefcase)

Really, at this price? は、Really, で驚きや疑いを示し、at this price で「この値段で」と条件を絞っています。値段の割に条件がよさそうに見えるとき、その驚きを短く言葉にする形です。続く What’s the catch? の catch は、ここでは名詞で、「落とし穴、隠れた条件」を指します。うまい話に何か裏がないかを確かめるときの尋ね方で、言い方次第で、本気で警戒している調子にも、冗談めかした調子にもなります。

次の Wait until you see ~. は、「〜を見たら驚きますよ」にあたる文で、まだ見せていない見どころを予告する形です。until は「〜まで」を表し、いまは見ていない先の見どころを待たせる含みがあります。

疑いを伝える言い方には、強さの違いがあります。次の表は、作中の台詞を一つ含む整理です。

言い方 響き
What’s the catch? 率直に裏を尋ねる(作中の台詞)
Is there something I should know about the place? 丁寧に、知っておくべきことを尋ねる
That seems too good to be true. 話がうますぎると感じたことを伝える

What’s the catch? は短くて率直な分、くだけた調子です。丁寧に尋ねたい場面では、Is there something ~? と知っておくべきことを尋ねる形が収まりやすくなります。too good to be true は、「話がうますぎて本当とは思えない」という意味の言い回しです。

最後に、もう一つだけ見ておきます。しばらくあとの箇所には、見送りを伝える一言が出てきます。

— Uh, I’m sorry, I think we’re gonna have to pass…
(あの、すみません、見送ることになると思います…)
— Not enough closet space.
(クローゼットの広さが足りない。)
The Mentalist Season7 Episode5 (The Silver Briefcase)

I think と gonna have to ~ が重なることで、断定がやわらぎ、見送りの意思が控えめに伝わります。続く Not enough closet space. は、足りない点を Not enough ~. の形で短く添える一行です。言い換えには、作中にない例文として We’ll think it over. や It’s not quite what we’re looking for. などがあります。

まとめ|聞きたいことを、順に言葉にする

見学を頼む Wondering if we could ~、売り出し期間を尋ねる How long has it been on the market?、値段への疑問を伝える What’s the catch? と、内見の英語は聞きたいことの順に並べると整理できます。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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