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『メンタリスト』シーズン7第6話には、意外な話を聞いたときの短い反応が、作中のいくつかの箇所で出てきます。
「ありえない」「本気なの?」「冗談でしょう」と、驚きや信じがたい気持ちを表す言い方は一つではありません。反応が向かう先や強さの違う四つの言い方を、作中のやり取りに沿って順に整理します。似た反応を聞き分けるための目安も、あわせて添えます。
「No way.」と、打ち返す「Way.」
作中には、意外な話を聞いた直後の、ごく短いやり取りがあります。
— No way.
(ありえない。)
— Way. He spends a lot of time on a Persian longhair website.
(ありえるんだ。ペルシャ猫のサイトに、かなりの時間を使っている。)
The Mentalist Season7 Episode6 (Green Light)
No way. は、way(方法・道)を no で打ち消した形です。字面では「方法がない」ですが、会話では「ありえない」と驚く反応として使われます。
続く行は Way. で始まります。No を抜いた形で、直前の No way. を打ち返すような響きがあります。そのあとの He spends a lot of time on ~ は、spend time on ~(〜に時間を使う)の形で、a lot of time が「かなりの時間」にあたります。
| 例文 | 受け取り方の目安 |
|---|---|
| Really? | 本当かと確かめる、穏やかな聞き返し |
| Seriously? | 本当かと確かめる、ややくだけた聞き返し |
| Wow, I didn’t expect that. | 驚いたことを、文の形で伝える |
表は作中にない例文です。軽い驚きなら、Really? や Seriously? のような短い聞き返しでも表せます。No way. は、それらより「信じられない」という気持ちが前に出る場合があります。ただし、声の調子や場面によって響きは変わります。
No way. は単独で使うほか、後ろに文を続ける形もあります。たとえば There’s no way that’s true. のように There’s no way ~ と続けると、「〜のはずがない」と内容まで言い切れます(作中にない例文です)。単独の No way. は反応の一語、There’s no way ~ は内容を添えた否定、という違いが目安になります。
「You can’t be serious.」と「You gotta be kidding me.」
聞いた内容を疑う反応は、ほかの箇所にも出てきます。まず、ある一言を聞いたあとの反応です。
— Their eyes. Windows to the soul.
(彼らの目。魂の窓。)
— You can’t be serious.
(本気じゃないでしょう。)
The Mentalist Season7 Episode6 (Green Light)
You can’t be serious. の can’t be ~ は、「〜のはずがない」と推し量る形です。serious は「本気の」なので、全体で「本気のはずがない」という反応になります。和訳では「本気じゃないでしょう」としました。
作中の別の箇所には、こんな反応もあります。
— You gotta be kidding me.
(冗談でしょう。)
The Mentalist Season7 Episode6 (Green Light)
gotta は got to のくだけた話し言葉の形で、You gotta be ~ は「〜に違いない」という推量になります。kidding me は「私に冗談を言っている」なので、全体で「冗談でしょう」という反応です。
どちらも「まさか」という気持ちを表しますが、問題にする点が違います。serious は相手の本気さに、kidding は冗談かどうかに向いています。前者は話の本気度を疑う響き、後者は冗談であってほしいというあきれや困惑が混じる響きを持つ場合があります。
なお、You can’t be serious. は言い切る形ですが、Are you serious? にすると、本気かどうかを尋ねる普通の質問になります(作中にない例文です)。疑いを言い切るのか、確かめるために尋ねるのかで、同じ serious でも働きが変わります。
「You’re seriously doing this?」目の前の行動に驚くとき
さらに、目の前の行動を問う形の一言も出てきます。
— You’re seriously doing this?
(本気でこれをやるの?)
The Mentalist Season7 Episode6 (Green Light)
You’re seriously doing this? は、Are you …? の語順にせず、you’re のまま語尾を上げた形です。seriously は「本気で」、doing this は「これをする」です。進行形になっているため、いま行われていることに向けた反応として読めます。
前の三つは、聞いた話の内容に向けた反応でした。この一言は、形のうえでは進行中の行動に向けられていて、話ではなく行為に注目している点が異なります。
seriously は動詞の前に置くほか、Are you seriously asking me that? のように、質問の中に入れる形もあります(作中にない例文です)。位置が変わっても、「本気で」と念を押す働きは同じで、驚きやあきれを重ねて伝えたいときに添えられます。
| 言い方 | 反応が向かう先 | 強さの目安 |
|---|---|---|
| No way. | 聞いた内容 | 短く、信じられない気持ちが前に出る |
| You can’t be serious. | 話の本気度 | 疑いが前に出る |
| You gotta be kidding me. | 話が冗談ではないか | あきれや困惑が混じる場合がある |
| You’re seriously doing this? | 目の前の行動 | 行動への驚きや疑問 |
表の四つを並べると、反応の向かう先が「聞いた内容」「話の本気度」「冗談かどうか」「目の前の行動」に分かれていることが見えてきます。「強さ」は目安で、同じ言い方でも、声の調子や前後の流れで受け取り方は変わります。
まとめ|驚きの反応を、向かう先で見分ける
No way. は聞いた内容への短い驚き、You can’t be serious. は本気かどうかへの疑い、You gotta be kidding me. は冗談ではないかというあきれ、You’re seriously doing this? は目の前の行動への反応でした。向かう先を意識すると、似た言い方の差が見えてきます。
驚きの言い方の幅を、これからも『メンタリスト』と一緒に楽しんでいきましょう。
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