友達に紹介したい相手を、二組が張り合って売り込むときの英語|『フレンズ』S06E19で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 友達に紹介したい相手を、二組が張り合って売り込むときの英語|『フレンズ』S06E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン6第19話では、チャリティーの舞踏会に連れて行く相手を探すレイチェルのために、モニカとチャンドラー、フィービーがそれぞれ別の男性を見つけてきます。二組は互いの候補を張り合い、引き合わせる場面まで競い合います。

誰かを紹介するときの英語は、二人が同時に推す場面になると、張り合いの一言が混じります。候補の切り出し方、選択を任せる言い方、勝ち負けを持ち込む一言を順に見ていきます。

目次

「She’ll have a choice between」二組が候補を出し合う

その前の場面で、レイチェルはカフェのセントラルパークで、舞踏会に連れて行く相手を探していると仲間に話していました。自分のタキシードを持っているか借りられる人、というのが条件です。場面はモニカとチャンドラーとフィービーの部屋に移り、入ってきたフィービーが話を切り出します。

Phoebe: Okay, I just thought of the perfect guy for Rachel to take to her thing.
(ねえ、レイチェルが例の集まりに連れて行くのにぴったりの人を思いついたの。)
Chandler: Oh, that’s so funny, because we found someone, too.
(へえ、そりゃおかしいな、俺たちも1人見つけたんだ。)
Phoebe: Oh, that’s good. I guess she’ll have a choice between my guy and your weirdo.
(あら、よかった。じゃあレイチェルは、私の候補とあなたたちの変わり者のどっちかを選べるってことね。)
Chandler: Why would our guy be a weirdo?
(なんで俺たちの候補が変わり者なんだよ?)
Phoebe: ‘Cause that’s just your taste.
(だって、それがあなたたちの好みだもの。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

I just thought of the perfect guy for ~ は「〜にぴったりの人を思いついた」と候補を出す切り出し方です。her thing は舞踏会を具体的に言わずに「例の用事」と呼ぶ形で、話し手同士が何の話か分かっているときに使えます。チャンドラーの we found someone, too は、too で「こちらも」と並べ、張り合いの始まりになっています。

フィービーの choice between A and B は「AとBのどちらかを選べる」という二択の形です。your guy と言うところを your weirdo と言い換え、相手の候補を下げる冗談にしています。そのあとフィービーは自分の候補を売り込みます。

Phoebe: My guy is a lawyer who does volunteer work
(私の候補はね、ボランティアもしてる弁護士なの。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

My guy is ~ は、紹介したい相手を my guy と呼んで説明する形です。a lawyer who ~ のように職業に関係詞節を続けると、肩書きと人柄を一度に伝えられます。モニカも、自分たちの候補はチャンドラーの職場の人で、優しくて頭がいいと返し、my guy と our guy を主語にした言い合いが続きます。

「It’s completely up to you」選ぶのは相手だと言いながら推す

場面がセントラルパークに戻り、仲間が謝ったあと、レイチェルは2人の候補に会うと承諾します。

Chandler: Okay, so you will meet our guys?
(よし、じゃあ俺たちの候補たちに会ってくれるんだな?)
Rachel: Yes, I’ll meet them.
(うん、会う。)
Chandler: It doesn’t matter which one you choose. It’s completely up to you. Our guy is perfect…
(どっちを選んでも構わない。完全に君次第だ。俺たちの候補は完璧で……)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

It doesn’t matter which one you choose. は「どちらを選んでも構わない」と選択を任せる言い方で、It’s completely up to you. の up to you で「あなた次第」と重ねています。ところが続けて Our guy is perfect と自分たちの候補を推すので、任せると言いながら誘導する流れになっています。

その後の場面で、読み物をしているレイチェルのところへモニカとチャンドラーが来て、モニカがいつ会いたいかと尋ねると、チャンドラーが先回りします。

Rachel: I don’t know. I don’t work late tomorrow night.
(わからない。明日の夜は遅番じゃないけど。)
Chandler: Tomorrow night is good. Tomorrow night is good. But you know what? Why put off something till tomorrow
(明日の夜はいいね。明日の夜はいい。でもさ、なんで明日まで延ばす必要が……)
Chandler: Eldad, come here.
(エルダッド、こっちへ。)
Monica: Eldad, this is Rachel.
(エルダッド、こちらがレイチェルよ。)
Eldad: How are you?
(調子はどう?)
Rachel: Well, a little blindsided but, you know, good.
(まあ、ちょっと不意打ちだったけど、まあ、元気。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

put off は「先に延ばす」で、Why put off something till tomorrow は「なぜ明日まで延ばすのか」と問いかけながら、隣のテーブルにいたエルダッドを呼び寄せる流れです。今日できることを明日に延ばすな、という趣旨のことわざを思わせる言い回しと言えます。レイチェルの a little blindsided は、blindside(不意打ちする)を使って「ちょっと不意を突かれた」と答えています。

「We’re winning」紹介が勝ち負けになるときの一言

そこへフィービーが自分の候補のパトリックを連れてきます。チャンドラーはもう遅いと告げ、フィービーは二人がソファで話しているのを見て、遅かったと皮肉まじりに返します。そのうえでフィービーは、パトリックをレイチェルの隣に座らせます。

Eldad: Maybe I should go.
(僕、帰ったほうがいいかな。)
Monica: Sit down. We’re winning.
(座ってて。勝ってるんだから。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

エルダッドの Maybe I should go. は「帰ったほうがいいかな」と遠慮を示す言い方で、maybe I should ~ で控えめに切り出しています。それを止めたモニカの Sit down. We’re winning. は、命令文に続けて「勝ってるんだから」と理由を添えた形です。

現在進行形の We’re winning は、勝負の途中で「今のところ勝っている」と優勢を伝える言い方です。試合やゲームの最中に耳にすることがある言い方で、それを紹介の場面に持ち込むところから、二組の張り合いがすっかり勝負になっていることが分かります。紹介する側の言葉だけを追っていくと、レイチェルの都合より二組の勝ち負けが前に出ていく流れも読み取れます。

まとめ|二組が紹介したい相手を張り合う英語

I just thought of the perfect guy for ~ で候補を切り出し、My guy is ~ で売り込み、It’s completely up to you. で選択を任せる形を取り、We’re winning. で優勢を伝える流れを見てきました。紹介の英語に、張り合いの一言が加わっていきます。

紹介合戦が勝負になっていく様子を追いながら観ると、言い回しの違いが聞き取りやすくなります。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。

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