「I really appreciate that, but」と「I do not need you to」はどう違う?友達が次々に紹介してくる相手を断る英語|『フレンズ』S06E19で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「I really appreciate that, but」と「I do not need you to」はどう違う?友達が次々に紹介してくる相手を断る英語|『フレンズ』S06E19で学ぶ英会話

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『フレンズ』シーズン6第19話では、舞踏会に連れて行く相手を探していたレイチェルに、仲間が次々と男性を紹介しようとします。レイチェルは最初はやわらかく、最後にははっきりとその申し出を断ります。

同じ相手への「お断り」でも、場面によって言葉の強さは変わります。「I really appreciate that, but」と「I do not need you to」を中心に、感謝を添えたまま断り方を変える英語を見ていきます。

目次

「I really appreciate that, but」お礼を言ってから自分の予定を伝える

場面はカフェのセントラルパークです。レイチェルが新聞スタンドで知り合ったセバスチャンを連れてくると、フィービーが問いただします。レイチェルが、自分に相手を見つけてくれたのかと聞き返すと、モニカはチャンドラーの職場の人を見つけたと答えます。

Phoebe: Yeah, and I found you one, too who is not a weirdo.
(そうそう、私も1人見つけたのよ、変わり者じゃない人。)
Rachel: I really appreciate that but I’m just going to take Sebastian to the charity.
(それは本当にありがたいんだけど、チャリティーにはセバスチャンを連れて行こうと思ってるの。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

I really appreciate that は、相手がしてくれたことに「本当にありがたい」と感謝を示す言い方で、that は仲間が相手を探してくれたことを指します。but のあとで I’m just going to ~ と自分の予定を伝え、申し出そのものは否定しないまま、受けないことを示しています。be going to は、すでに考えている予定を伝える形です。感謝と自分の予定を一文の中で並べ、「いらない」という言葉そのものは口にしていません。

ただ、仲間は引き下がりません。セバスチャンがコーヒーを持って戻ると、ボランティアをしているか、面白いかと質問を重ねます。セバスチャンは電話番号も渡さないまま帰ってしまいます。

「Let us make it up to you」埋め合わせを申し出て、もう一度勧める

同じ場面の続きで、いい人だったのに、とレイチェルは仲間に抗議します。言い合いが止められ、謝罪の言葉が出たあと、モニカはこう申し出ます。

Monica: And, you know what, let us make it up to you.
(それでね、埋め合わせをさせて。)
Monica: We have two really great guys for you.
(あなたのために、本当にすてきな人を2人用意してあるの。)
Phoebe: Yeah, what have you got to lose? You might even end up with someone really special if you pick mine.
(そうよ、失うものなんてないでしょ?私の候補を選べば、本当に特別な人と一緒になることだってあるかもよ。)
Rachel: All right.
(わかった。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

make it up to ~ は「〜に埋め合わせをする」で、let us を付けると「埋め合わせをさせて」と許可を求める形の申し出になります。続く We have two really great guys for you. で、その埋め合わせの中身は改めての紹介です。

フィービーの What have you got to lose? は「失うものなんてある?」という反語で、迷っている相手の背中を押すときに使われる言い方です。end up with ~ は「最後には〜と一緒になる」で、if you pick mine と自分の候補を選ぶ条件を付けているところに、二組の張り合いの続きが表れています。レイチェルの All right. は短い承諾で、ここでは断らずに受け入れています。even は「〜さえ」で、特別な人に出会えるかもしれないという見込みを強めています。

「I do not need you to」お礼を添えつつ、申し出そのものを断る

その後の場面で、レイチェルは2人の候補に同時に引き合わされ、どうしちゃったのと仲間に問いかけます。恥ずかしいのは私だけなのかと続けたあと、こう言い切ります。

Rachel: Who should be embarrassed– it’s you guys.
(恥ずかしいのはね、あなたたちのほうよ。)
Rachel: Come on, this is ridiculous.
(もう、ばかげてる。)
Rachel: Thank you, but I do not need you to get me a date.
(ありがとう、でも相手を見つけてもらう必要はないの。)
Phoebe: Then why did she ask us…?
(じゃあ、なんで彼女は私たちに頼んだのよ……?)
Rachel: I am still talking!
(まだ私が話してるの!)
Rachel: And then you chase away the one guy that I actually liked.
(それに、私が本当に気に入ったたった1人を追い払ったでしょ。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

Thank you, but I do not need you to ~ は、お礼を先に言ってから「〜してもらう必要はない」と申し出そのものを断る形です。I really appreciate that, but が「ありがたいけれど自分には別の予定がある」と受けないことだけを伝えていたのに対し、こちらは相手が動くこと自体を止めています。don’t と縮めずに do not と言うと、一語ずつ区切った強い言い方として響くことがあります。話を遮られたときの I am still talking! も、縮めない am で押し返しています。

Rachel: But I would much rather go to the ball all by myself than go through any more of this. Good-bye.
(でも、これ以上こんな目にあうくらいなら、舞踏会には一人で行くほうがずっといい。じゃあね。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

I would much rather A than B は「Bするくらいなら、むしろAのほうがずっといい」という比べ方で、much が rather を強めています。一人で行くほうを選ぶと言い切ることで、これ以上の紹介はいらないと伝えています。

舞踏会のあとの場面では、フィービーが謝り、レイチェルが受け流します。

Phoebe: Rachel, we’re sorry for pushing those guys on you.
(レイチェル、あの人たちを押しつけてごめんね。)
Rachel: Oh, that’s all right. I ended up having a really good time.
(ああ、いいのよ。結局すごく楽しかったし。)
Friends Season6 Episode19(The One with Joey’s Fridge)

We’re sorry for ~ing は何について謝るのかを for 以下で示す形で、push A on B で「AをBに押しつける」となります。I ended up ~ing は「結局〜することになった」と結果を添える言い方です。

まとめ|友達の紹介を断るときの英語

I really appreciate that, but で申し出を受けないことを伝え、Let us make it up to you. で埋め合わせを申し出て、Thank you, but I do not need you to ~ で申し出そのものを断る流れを見てきました。感謝を添えたまま、断りの強さが段階的に変わっていきます。

やわらかい断りからはっきりした「いらない」へ変わる流れを追うと、言い回しの温度差がつかみやすくなります。

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