海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン12 第3話から、「ずっと〜だと思っていた」を表す3つの言い方を取り上げます。この回のレナードは、将来についての自分の思い込みを、場面ごとに違う動詞で口にしています。
figured、assumed、imagined は和訳すると似ていますが、思っていた度合いや中身に差があります。それぞれが使われた場面から、その違いを見ていきます。
「I always figured」と「I always assumed」、見込みと前提
仲間たちが集まった場面で、隣の家が売りに出るかもしれないという話が出ます。引っ越しについて、レナードとペニーの考えが食い違います。
Leonard: Well, I don’t know, w-we’re pretty happy here.
(うーん、どうかな、僕らはここでかなり満足してるし。)Penny: Yeah. Plus, if we moved, we’d probably just get a loft downtown.
(そうね。それに、引っ越すとしたら、たぶんダウンタウンのロフトにするし。)Leonard: Really? I always figured we’d get a place with a yard.
(そうなの?僕はずっと、庭のある家にするんだと思ってたよ。)Penny: Sure, yeah, that makes sense, so you could shoot hoops and mow the lawn?
(ああ、そうね、なるほどね、バスケットのシュート練習して芝刈りするために?)TBBT Season12 Episode03
figure は口語で「〜だろうと思う」「〜と見当をつける」という意味です。I always figured ~ は、深く確かめたわけではないものの、なんとなくそうなると見込んでいた、という軽さを伴います。ペニーの返しは、レナードが庭で何かをする姿を想像しにくいという皮肉として読み取れます。
別の場面では、車中でレナードがシェルドンに、ペニーから子どもを持ちたくないと聞かされたことを話します。そこでシェルドンが尋ねます。
Sheldon: Do you want to have children?
(君は子どもが欲しいのか?)Leonard: Well, I always assumed we would and now I find out, you know, I might be the last of the Hofstadter line.
(まあ、当然そうなるものだと思ってたんだ。それが今になって、ほら、僕がホフスタッター家の最後の男になるかもしれないって分かったんだよ。)TBBT Season12 Episode03
assume は「当然そうだと思い込む」で、確かめないまま前提にしていたことを表します。figured よりも、その考えを土台にして先のことを考えていた響きが強く、and now I find out ~ と続けることで、前提が崩れた戸惑いが伝わってきます。
「I always imagined」と「I never thought I’d have」、思い描いていた像
後の場面で、ペニーはレナードのために夕食を用意し、急に話を切り出したことを謝ります。レナードはこう答えます。
Leonard: I-It just took me by surprise. I-I always imagined having kids.
(た、ただ驚いただけなんだ。ぼ、僕はずっと子どものいる生活を思い描いてたから。)Penny: I know you did.
(知ってる。)Leonard: But I’ve imagined having a lot of things that I’m never gonna get A Nobel Prize, a working Batmobile. But I also have a lot that I never thought I’d have… like you.
(でも、手に入らないものだってたくさん思い描いてきた。ノーベル賞とか、ちゃんと走るバットモービルとかね。でも、手に入るなんて思ってもいなかったものもたくさん持ってる…君みたいにね。)TBBT Season12 Episode03
imagine ~ing は「〜している自分の姿を思い描く」で、figure や assume よりも具体的な場面や暮らしの像を伴います。took me by surprise は「不意をつかれた」と、驚きを相手のせいにせず伝える言い方です。そのうえで I never thought I’d have ~ と、思ってもいなかった幸運に目を向け直しているのが、このやり取りの見どころです。
ペニーは、その答えを確かめるように尋ねます。
Penny: Are you sure that’s enough?
(本当にそれで十分なの?)Leonard: Yeah.
(うん。)Penny: You’re really okay with this?
(本当にこれでいいの?)Leonard: I am.
(いいんだ。)TBBT Season12 Episode03
Are you sure ~? と You’re really okay with this? は、相手の本心を二度確かめる問いかけです。平叙文の語順のまま語尾を上げる2つ目の形は、念を押す響きになります。
| 表現 | 思っていた中身 | 響き |
|---|---|---|
| I always figured ~ | なんとなくの見込み | 軽い |
| I always assumed ~ | 確かめなかった前提 | 土台にしていた |
| I always imagined ~ | 思い描いていた像 | 具体的な場面を伴う |
まとめ|「ずっと思っていた」の温度差
軽い見込みの figured、前提としての assumed、具体的な像を伴う imagined、そして思いがけない幸運を表す never thought I’d have を見てきました。動詞を選び分けると、自分の思い込みがどの程度のものだったかを英語で正確に伝えやすくなります。
レナードとペニーの会話を追うと、同じ「思っていた」にも温度差があることが分かります。
この回の英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも場面ごとに扱っています。


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