友人の決断に反対したあと、応援に回るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S12E03で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 友人の決断に反対したあと、応援に回るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S12E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン12 第3話から、友人の大きな決断をめぐる英語を取り上げます。一度会っただけの相手との結婚を決めたラージに、親友のハワードは真っ向から反対します。

反対する、応援を求める、謝る、支持を伝える。立場が入れ替わっていく二人の会話には、それぞれの段階で使える決まった言い方が並んでいます。順番に追っていきます。

目次

「you’re not seriously ~」と「Why can’t you just be happy for me?」

デートの報告を聞かれたラージは、質問に質問で答える形で切り出します。

Raj: Let me answer that with a question. How would you like to be my best man?
(その質問には質問で答えさせてもらうよ。僕の付添人をやってくれないかい?)

Howard: Wait, you’re not seriously marrying a woman you’ve met once.
(待てよ、一度会っただけの女と本気で結婚する気じゃないよな。)

TBBT Season12 Episode03

Let me answer that with a question. は、本題を切り出すための前置きです。続く you’re not seriously ~ing は「まさか本気で〜するつもりじゃないよね」と、驚きと反対を同時に伝える言い方になっています。

やり取りが続いたあと、ラージは率直に気持ちをぶつけます。

Raj: Why can’t you just be happy for me?
(どうして素直に喜んでくれないんだい?)

Howard: Because you’re being dumb. You don’t know anything about her.
(お前がバカなことしてるからだよ。彼女のこと、何も知らないだろ。)

TBBT Season12 Episode03

Why can’t you just be happy for me? の just は「ただ」「素直に」の働きで、難しいことは求めていないという気持ちを添えています。be happy for ~ は「〜のことを喜ぶ」で、祝福や応援を求める場面の基本形です。ハワードの you’re being dumb は進行形で「今やっていることがバカげている」と、人柄ではなく今回の行動を指す言い方です。

別の場面で、ハワードはバーナデットに、反対したらラージを怒らせたと話し、こんな愚痴をこぼします。

Howard: Why won’t our friends just listen to us? We obviously know what we’re talking about.
(なんで友達は俺たちの言うことを聞かないんだ?俺たちは明らかに分かってるのにさ。)

TBBT Season12 Episode03

Why won’t ~? の won’t は「どうしても〜しようとしない」という拒否のニュアンスを含みます。know what we’re talking about は「事情が分かっている」という自信の表明で、ここでは自分たちの正しさを疑わない二人の様子が伝わってきます。

「I’m sorry about yesterday」から「complete and total support」へ

後の場面で、ハワードはラージの席に Mind if I sit? と声をかけます。ラージに頼まれてシナモンロールを分けたあと、ハワードが謝罪を切り出します。

Howard: Look, I’m sorry about yesterday. You’re right. I-I was being…
(なあ、昨日は悪かった。お前の言うとおりだ。俺は、その…)

Raj: My God, that is so good!
(うわ、これ、すごくおいしい!)

Howard: I can wait.
(待つよ。)

Raj: No… Sorry. Go on.
(いや…ごめん。続けて。)

TBBT Season12 Episode03

I’m sorry about yesterday. は、about の後に出来事や時を置いて「〜の件はすまなかった」と謝る形です。続く You’re right. で相手の正しさを先に認めているのが、謝罪を受け入れてもらいやすくする流れと言えます。話の腰を折られても I can wait. と返し、ラージも Go on. で続きを促す、短い受け答えも実用的です。

ハワードはそのうえで、自分の立場をはっきり伝えます。

Howard: I’ve known you a long time. You believe in romance more than any person I’ve ever met and it’s hard to see you give up on that. But if you really think marrying this woman is gonna make you happy, then you have my complete and total support.
(お前とは長い付き合いだ。お前は俺が会った誰よりもロマンスを信じてるから、それを諦めるのを見るのはつらい。でも、この女と結婚して幸せになれると本気で思うなら、俺は全面的に応援するぜ。)

Raj: Thanks, Howard. That means a lot.
(ありがとう、ハワード。すごくうれしいよ。)

TBBT Season12 Episode03

if you really think ~, then you have my support は、懸念を残したまま相手の判断を尊重する言い方です。complete and total と重ねることで、支持に迷いがないことを強調しています。受けた側の That means a lot. は「その言葉がとても大きい」と、気持ちの重みに感謝する返しと言えます。

まとめ|反対から応援への言葉の流れ

you’re not seriously ~ で反対し、Why can’t you just be happy for me? で応援を求め、I’m sorry about yesterday で謝り、if you really think ~ で支持を伝える流れを見てきました。段階ごとの言い方を知っておくと、意見が食い違ったあとも関係を立て直しやすくなります。

ハワードとラージの率直なやり取りから、友人同士の英語の距離感が見えてきます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の会話の流れがさらに立体的に見えてきます。

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