海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン9エピソード18の冒頭には、朝、車の使い方をめぐる短いやり取りが続く場面があります。今回は、その中に出てくる言葉を手がかりに、「送っていくよ」と申し出る言い方と、「車で送ってほしい」と頼む言い方を読み解きます。
車に乗せてもらう場面は、通勤や買い物、旅行先など日常のあちこちにあります。頼み方と返し方の型をいくつか知っておくと、短い会話でも気持ちよくやり取りできます。
「ついでに送っていく」と申し出る英語
朝、子どもを保育園に送っていく、という申し出が出てきます。
— I’ll drop her off at preschool on my way to the market.
(買い物に行く途中で、あの子を保育園に送っていくよ。)— Thanks, Dad.
(ありがとう、父さん。)BONES Season9 Episode18 (The Carrot in the Kudzu)
drop ~ off at ~ は「〜を…で降ろす」、つまり車で送り届けることです。人だけでなく、荷物を届けるときにも使えます。on my way to ~ は「〜へ行く途中で」で、わざわざではなく「ついでに」送るという気軽さが伝わります。返事の Thanks, Dad. のように、お礼に相手の呼び名を添えるだけで、短くても温かい返しになります。
送り迎えに関わる動詞を整理すると、次のようになります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| drop ~ off | 〜を車で送って降ろす |
| pick ~ up | 〜を車で迎えに行く |
| give ~ a ride | 〜を車に乗せていく |
| take ~ to … | 〜を…へ連れていく |
I’ll pick you up at seven.(7時に迎えに行くね)のように、pick up は drop off と対になる言い方です。
「乗せていって」と頼む「I need a ride」
その少しあと、自分の車が使えなくなったことを伝え、乗せていってほしいと頼む言葉が出てきます。
— Dad’s taking my car.
(父さんが私の車を使うから。)— I need a ride to the lab.
(研究所まで乗せていって。)BONES Season9 Episode18 (The Carrot in the Kudzu)
Dad’s taking my car. は現在進行形ですが、今まさに運転しているのではなく、「これから使うことになっている」という近い予定を表しています。車がない事情を先に一言で伝えておくと、そのあとの頼みが通りやすくなります。
I need a ride to ~ は「〜まで乗せてほしい」という直接的な言い方で、家族や親しい相手に向いています。作中でも、この頼みはすぐに引き受けられています。丁寧さに合わせて、次のように言い換えられます。
Can you give me a ride to the station?(駅まで乗せてくれる?)は、友人や同僚に使いやすい形です。Could I get a ride home?(家まで乗せてもらえるかな?)は、自分を主語にして頼む言い方です。Would you mind dropping me off at the station?(駅で降ろしてもらってもいいですか?)は、さらに遠慮がちな頼み方になります。イギリス英語では、ride の代わりに lift を使って Can you give me a lift? と言うことが多いとされています。
引き受ける・断るときの返し方
頼まれた側の返し方も、いくつか用意しておくと便利です。
引き受けるときは、Sure, hop in.(いいよ、乗って)が気軽な返事です。hop in は車にひょいと乗り込む様子を表します。No problem. Where to?(いいよ。どこまで?)と行き先を確かめる言い方や、I’m heading that way anyway.(どうせそっちへ行くところだから)と、相手が気をつかわないよう「ついで」であることを伝える言い方もあります。
都合が合わないときは、Sorry, I’m going the other way.(ごめん、反対方向なんだ)と理由を添え、But I can drop you off at the station.(でも駅までなら送れるよ)のように、できる範囲を示すと角が立ちません。
乗せてもらったあとは、Thanks for the ride.(送ってくれてありがとう)とひと言伝えるのが自然です。遠回りしてもらったときは、I really appreciate it.(本当に助かりました)と気持ちを重ねると、感謝がより伝わります。
まとめ|送り迎えの英語は「頼む」と「返す」をセットで
今回は『BONES』シーズン9エピソード18から、drop ~ off や on my way to ~ で送っていくと申し出る言い方、I need a ride to ~ で乗せてほしいと頼む言い方、そして引き受ける・断るときの返し方を読み解きました。
短い言葉の組み合わせで、車をめぐる日常のやり取りが成り立っていることが見えてきます。
このエピソードの英語は、感想を頼む英語や子どもの誕生日パーティーの文化を扱ったコラムでも取り上げています。


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