「put it on vibrate」とは?食事の席で携帯電話が鳴ったときのマナーの文化と英語|『BONES』S09E24で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「put it on vibrate」とは?食事の席で携帯電話が鳴ったときのマナーの文化と英語|『BONES』S09E24で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード24には、ブースが目上の人たちと昼食の席についているときに、携帯電話が鳴ってしまう場面があります。最後に添えられるのが「明日は put it on vibrate で」というひと言です。今回はこの場面を起点に、食事や会議の席での携帯電話のマナーと、それにまつわる英語を紹介します。

日本語の「マナーモード」は、そのまま英語にしても通じにくい言葉とされています。着信音をどう扱うかという英語の言い方とあわせて、同席の相手への気づかいの文化を見ていきます。

目次

同席中の着信には、まずひと言断る

昼食の席で電話が鳴ると、ブースはすぐに相手に断りを入れます。

Booth: I’m sorry, sir, but I have to take this call.
(すみません、この電話には出ないといけないんです。)

— Can’t it wait, Booth?
(後にできないのか、ブース?)

BONES Season9 Episode24 (The Recluse in the Recliner)

take a call は「電話に出る」という決まった言い方で、I have to take this call. は「この電話には出なければならない」と、急ぎの電話であることを伝える形です。先に I’m sorry と謝っているのがポイントで、同席の相手との時間を中断することへのおわびが込められています。一方の Can’t it wait? は「後回しにできないの?」と引き止める言い方です。急ぎの電話だと伝えたいときは、It’s urgent.(急ぎの用件なんです)とひと言添える言い方もあります。

短いやり取りが続いたあと、こんな言葉が返されます。

— It’s okay. It’s okay. Just…
(いいんだ、いいんだ。ただ…)

— No explanations necessary.
(説明はいらないよ。)

BONES Season9 Episode24 (The Recluse in the Recliner)

No explanations necessary. は「説明はいらない」と、相手の事情を細かく聞かずに受け入れる言い方です。ビジネスの会食に関するマナーの解説では、同席中に電話に出るのは基本的に避け、どうしても出るときはひと言謝ってから席を外すのがよいとされています。この場面でも、まず謝って断るという順序が描かれているのが分かります。

「put it on vibrate」と「マナーモード」

やり取りの最後には、軽い注意が添えられます。

— But, uh, tomorrow, put it on vibrate.
(でも、明日はマナーモードにしておくように。)

— Yes, sir.
(はい。)

BONES Season9 Episode24 (The Recluse in the Recliner)

put it on vibrate は「着信を振動にする」という意味で、it は携帯電話を指します。日本語の「マナーモード」は和製英語とされ、英語では振動で知らせるか、音も振動も止めるかで言い方が分かれます。

英語 意味
put it on vibrate 着信音を鳴らさず、振動で知らせる
put it on silent 着信音も振動も止める
turn off the ringer 着信音を切る
turn it off 電源を切る

映画館や劇場で Please silence your phones.(携帯電話の音を消してください)と案内されることもあり、silence が「音を消す」という動詞として使われるのも覚えておくと便利です。

食事や会議の席の携帯電話のマナー

ビジネスマナーのコラムなどでは、食事や会議の席の携帯電話について、おおむね次のような考え方が紹介されています。

  • 席につく前に電源を切るか、少なくとも振動か無音にしておく
  • 電話はテーブルの上に置かず、ポケットやかばんにしまう
  • 大事な電話を待っているときは、あらかじめ同席の相手に伝えておく
  • 出るときはひと言謝り、席を外して話す

前もって伝えるときは I’m expecting an important call, so I may need to step out.(大事な電話を待っているので、途中で席を外すかもしれません)が使えます。席を外すときは Excuse me, I need to take this.(すみません、ちょっと出ます)、戻ったら Sorry about that.(失礼しました)と添えると、相手への気づかいが伝わります。

もちろん、どこまで厳しく考えるかは職場や相手との関係によって違います。それでも、着信音を鳴らさないことと、出るときに断ることは、多くの場面で共通する気づかいと言えます。

まとめ|着信音を消して、ひと言断る

昼食の席の短いやり取りから、take this call で断りを入れ、put it on vibrate で着信音を鳴らさないという、食事の席の携帯電話のマナーが見えてきます。「マナーモード」は vibrate か silent で言い分けるのがポイントです。

ドラマの何気ない場面を観ながら、英語圏の気づかいの形にも目を向けていきましょう。

このエピソードの英語は、トイレの場所のたずね方や、次に向かう先を伝える言い方のコラムでも読み解いています。

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