「school district」とは?アメリカの家選びと学区の文化と英語|『BONES』S09E21で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「school district」とは?アメリカの家選びと学区の文化と英語|『BONES』S09E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード21の冒頭には、家族連れが分譲地を見学する場面があります。そこで売りとして挙がるのが、子育ての環境、通勤の便、そして school district(学区)です。

日本でも家選びで学校の近さを気にすることはありますが、アメリカでは学区の評判そのものが家の価値を左右すると言われます。今回はこの場面を手がかりに、アメリカの家選びと学区の文化、新築の家にまつわる英語を紹介します。

目次

家選びの決め手になる「school district」

冒頭、土地の範囲を示す言葉のあと、こんな会話が続きます。

— This would be such a great place to raise a family.
(ここは家族を育てるのにすごくいい場所になりそう。)

— Oh, and the school district is fantastic.
(それに、学区もすばらしいし。)

— I wish I could go to first grade again.
(もう一度1年生をやりたいくらい。)

BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)

school district は、公立学校を運営する地域の単位で、日本語では「学区」と訳されることが多い語です。アメリカの多くの地域では、どの公立校に通うかが住所によって決まるのが一般的とされています。そのため、子どものいる家庭や、これから家族を持とうとする人にとって、学区の評判は家を選ぶときの大きな判断材料になります。

学区の評判は住宅の価格にも影響するとされ、評価の高い学区にある家ほど値段が高くなる傾向があるという調査もあります。公立校の運営費の一部は地域の固定資産税(property tax)でまかなわれることが多く、学区によって税の負担が違う点も、家を買う人が気にするところと言われます。ただし、制度や財源の仕組みは州や地域によって異なります。

raise a family は「家族を育てる」「子育てをする」という言い方です。first grade は小学1年生のことで、アメリカでは kindergarten(幼稚園の年長にあたる学年)のあとに first grade、second grade と数えていきます。「もう一度1年生をやりたい」という冗談は、学校のよさを自分の身に置き換えて言う、軽い合いの手として響きます。

通勤や新築の家を語る英語

学区のほかにも、家選びの条件や新築の家にまつわる言い方がいくつも出てきます。

— And it’s only a half an hour from work.
(しかも、職場からたった30分。)

BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)

half an hour from ~ は「〜から30分」で、通勤時間を伝える定番の形です。It’s a 20-minute drive to work.(職場まで車で20分)のように言うこともできます。車での移動が中心の地域では、距離より所要時間で語るのが自然とされています。

すぐに住める家を探していた、という希望が出ると、新築の家ができるまでの見通しが語られます。

— We were hoping to find something to move into soon.
(すぐに住める家を探していたんですけど。)

BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)

— The contractor assures me they can have your house up and running within the year.
(建築業者の話では、1年以内に家を建てて住めるようにできるそうです。)

BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)

move into ~ は「〜に引っ越して住み始める」、contractor は家を建てる工事を請け負う建築業者のことです。up and running は本来「機械などが動き出している」状態を表し、ここでは家が完成して暮らせる状態になることを指しています。

表現 意味
lot (分譲地の)区画
property 土地・物件
customize 好みに合わせて変える
move into ~ 〜に入居する
commute 通勤(する)

続けて、何でも自分好みにできるのかという確認が出ます。

— And we can customize everything?
(何でも好みどおりにできるんですか?)

— Everything.
(何でも。)

BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)

customize は「好みに合わせて作り変える」という意味で、日本語の「カスタマイズ」と同じです。区画を選んでから間取りや設備を決めて家を建てる流れは、新しく開発された住宅地でよく見られる形とされています。

まとめ|家選びの会話に、暮らしの優先順位が出る

今回は『BONES』シーズン9エピソード21の冒頭から、school district、raise a family、first grade、move into、contractor など、家選びにまつわる英語を紹介しました。学区や通勤時間が売りになる会話から、アメリカの家族が家を選ぶときに何を大切にするのかが見えてきます。

海外ドラマで家探しの場面に出会ったら、どんな条件が挙がるのかに耳を傾けてみると、暮らしの文化が少し近く感じられます。

この回の英語は、tardy と late の違いや、話題を先送りする言い方を扱ったコラムでも読み解いています。

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