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『BONES』シーズン9エピソード21には、「今その話をするのはちょっと」という場面がいくつも出てきます。仕事の話を切り上げる声、食事の席で話題を止める声、職場で私的な話を振られたときの返しなど、話すタイミングや場所を理由に話題を先送りする言い方が、ひとつの回の中にそろっています。
言いにくい話を持ち出すとき、あるいは今は話したくない話を振られたとき、うまく間を取る英語を知っておくと、会話がぎくしゃくせずに済みます。今回はそうした言い方を作中のやり取りから読み解きます。
「あとで話そう」と切り上げ、「今じゃないかも」と前置きする
この回の前半、仕事の話が続く場面で、その場を離れる言葉に続いてこんなやり取りがあります。
— Oh, I-I have to get back to the lab.
(あ、研究所に戻らないと。)— Uh, we can talk about this later.
(えっと、この話はまたあとでね。)— There’s nothing to talk about.
(話すことなんて何もないよ。)BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)
We can talk about this later. は「この話はあとでしよう」と、話題を今ここで終わらせずに先へ送る言い方です。I have to get back to ~ のように立ち去る理由と一緒に使うと、話を打ち切る印象がやわらぎます。それに対する There’s nothing to talk about. は「話すことなんてない」と話題そのものを閉じる返しで、先送りよりずっと強い言い方です。
言いにくい話を自分から切り出す側にも、使える前置きがあります。別の場面では、こんな言葉で話が始まります。
— Sorry. I…
(ごめん、その…。)— This may not be the time or the place, but I think it’s better if I didn’t go to dinner with you and your parents.
(今この場で言うことじゃないかもしれないけど、あなたとご両親との食事には、行かないほうがいいと思う。)— How would that be better?
(それのどこがいいの?)BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)
the time or the place は「ふさわしい時と場所」のことです。This may not be the time or the place, but ~ と前置きすると、「タイミングが悪いのは分かっている」と断ってから本題に入れます。似た言い回しに There’s a time and a place for everything.(何事にもふさわしい時と場所がある)があります。
その場で話題を止める「Do we have to ~ right now?」
話が横道にそれかけたときは、その場で止める言い方が役立ちます。聞き取りの最中、話がわき道へ入りかけたところで、こんな声が上がります。
— Really? Do we have to discuss that right now?
(ちょっと、それ今話さなきゃだめ?)BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)
Do we have to ~ right now? は「今それをする必要がある?」と問いかける形で、話題を止めたい気持ちを伝えます。right now を強めて言うと、「ほかの時ならいいけれど、今ではない」というニュアンスがはっきりします。
食事の席でも、仕事の話になりかけたところで話題を止める言葉が出ます。
— I-It’s probably not dinner conversation.
(そ、それは食事の席でする話じゃないかもね。)— We’re here to get to know each other, aren’t we?
(お互いを知るために来たんじゃないの?)BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)
not dinner conversation は「食事どきにする話ではない」という言い方で、仕事や体の話など、食卓に向かない話題を避けたいときに使われます。返事のほうは、話を止めずに続けようとする言葉です。
「その話はしたくない」とやんわり伝える
その後、うまくいかなかった食事の話を職場で振られたときには、こんなやり取りになります。
— I heard dinner wasn’t so good.
(食事、うまくいかなかったって聞いたけど。)— Ugh. Dinner would imply food.
(うーん。食事っていうほど食べてもないけどね。)— We didn’t get that far.
(そこまで行かなかったの。)— But we’re trying to put it all behind us, so I’d rather not talk about it at work.
(でも、もう水に流そうとしてるところだから、職場ではその話はしたくなくて。)— Sure.
(わかった。)BONES Season9 Episode21 (The Cold in the Case)
I’d rather not talk about it. は「その話はあまりしたくない」と、断りながらも角が立ちにくい言い方です。at work を添えて、話したくない理由が時と場所にあることを示しています。受け止める側の Sure. の一言で、話題がすっと切り替わるのが分かります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| Can we talk about this later? | この話、あとでいい? |
| Now’s not a good time. | 今はちょっと都合が悪い |
| Let’s not get into that now. | 今その話に入るのはやめておこう |
| I’d rather not talk about it. | その話はあまりしたくない |
まとめ|話題には「ちょうどいい時」がある
今回は『BONES』シーズン9エピソード21から、We can talk about this later.、This may not be the time or the place、Do we have to discuss that right now?、I’d rather not talk about it at work. など、話題を先送りする英語を読み解きました。言い方ひとつで、会話の空気を保ったまま間を取れることが見えてきます。
時と場を読む英語には、これからの『BONES』の会話でも出会えそうです。
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