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『メンタリスト』シーズン6第12話には、許可が出たかどうかを確かめたり、確認を取ってから動いたりする短いやりとりがあります。仕事の手続きで使う言い方が、数行の台詞の中に並んでいます。
承認の伝え方、書面の確かめ方、責任の引き取り方、確認の取り次ぎ方を取り上げます。短い言葉ですが、手続きのどの段階の話なのかで言い方が変わるので、場面ごとに順に見ていきます。
「I just talked to the deputy director」承認が出たと伝え、書面を確かめる
ある職場の場面で、ある案件に加わるための許可が足りない、という話が出ていました。そこへ、承認が出たと告げる一言と、その確認のやりとりが続きます。
— I just talked to the deputy director, and he approved.
(さっき副長官と話をして、承認が出ました。)
— And you got the clearance in writing?
(その許可は、書面でもらっていますか?)
— Yes, sir.
(はい、そのとおりです。)
— Well, then, I guess all this is on you.
(では、この件はすべてそちらの責任ということになりますね。)
The Mentalist Season6 Episode12 (The Golden Hammer)
最初の台詞では、許可を出した人を個人名ではなく deputy director という役職で示し、そのうえで he approved と結果を伝えています。approved は「承認した」という意味で、talk to ~ は「〜と話す」です。just が付くと「ついさっき」という響きが加わり、確認したばかりであることが伝わります。
続く And you got the clearance in writing? は、承認の中身ではなく、手続きの形を確かめる質問です。clearance はここでは「許可」、in writing は「書面で」という意味です。got は「手に入れた」「受け取った」にあたり、口頭の話ではなく、書面が手元にあるかどうかを聞いています。文頭の And が、前の報告に確認を付け足す働きをしています。
答えの Yes, sir. は、肯定の Yes に sir を添えた形で、改まった相手への呼びかけに使われる語が付いています。
その後の I guess all this is on you. では、on you が「責任がそちらにある」にあたります。I guess が付くことで、断定を少し和らげた結論になっています。冒頭の Well, then は、ここまでの確認を受けて結論に進むつなぎの言葉です。
やりとりの最後に、短い一言が続きます。
— Carry on.
(続けてください。)
The Mentalist Season6 Episode12 (The Golden Hammer)
Carry on. は、そのまま続けるよう促す短い指示です。誰がどの台詞を言ったかは、人名や役職では示されていません。
「let me just check if it’s okay」確認を取ると申し出る
場面が移り、訪問先で持ち物の扱いをめぐるやりとりが出てきます。その中に、確認を取ると申し出る台詞があります。
— I’ll — let me just check if it’s okay.
(私が——ちょっと、大丈夫か確認させてください。)
— You do that.
(ええ、そうしてください。)
The Mentalist Season6 Episode12 (The Golden Hammer)
let me ~ は、「〜させてください」と、自分から行動を申し出る形です。許可を求める響きがあり、この場面では、確認に行く役目を引き受けています。最初の I’ll — は途中で切れていて、そこから let me に言い直された形になっています。
just は、確認という行為を軽く見せる語で、「ちょっとだけ」と添える働きをしています。check if it’s okay は、check if ~ の形で「〜かどうか確かめる」を表します。if の後ろに it’s okay が入り、「大丈夫かどうか」を確かめる、という内容です。確認する相手は、この台詞には出てきません。
返しの You do that. は、命令文の形です。直訳すると「それをしなさい」ですが、ここでは「どうぞ、そうして」と確認を促す短い返事として読めます。命令文の形なので、ぶっきらぼうにも聞こえ得ますが、文面だけでは声の調子までは決められません。
前の場面の in writing が「手続きの形を確かめる」言い方だったのに対し、こちらは「確認に行く」という行動を宣言する言い方です。
「Gabriel said it’s okay ~」確認の結果を伝えて案内する
同じ訪問先で、少しあとに、確認の結果を伝える台詞が出てきます。先の「確認を取る」に対応する一言として読めます。
— Okay. Gabriel said it’s okay to keep your things, so right this way.
(よし。ガブリエルが、持ち物はそのままでいいと言っていました。こちらへどうぞ。)
The Mentalist Season6 Episode12 (The Golden Hammer)
この台詞は、人名 + said + it’s okay to ~ という形で、了承した人の名前を挙げて結果を伝えています。said は「言っていた」にあたる伝聞の形で、自分の判断ではなく、ある人が了承した、と伝えています。it’s okay to ~ は「〜してよい」という許可の言い方です。keep your things は、直訳すると「あなたの物を持っていること」で、持ち物をそのまま持っていてよい、という意味になります。
後半の so right this way は、so で結果をつなぎ、案内の言葉に移る形です。this way は「こちらへ」で、right が付くと「まっすぐ、このまま」という響きが加わります。確認の結果を伝えたうえで、すぐに動きを促す一文です。冒頭の Okay. は、前の話題を区切って、次の話に移る合図です。
ここまでの三つのやりとりを並べると、許可の言い方が段階で変わることが分かります。承認が出たことを伝える he approved、書面を確かめる in writing、確認に行く let me just check、結果を伝える said it’s okay です。
まとめ|許可の確認から案内まで
he approved、in writing、let me just check if it’s okay、said it’s okay to ~ は、許可の手続きを段階ごとに言い分ける表現です。どの段階の話をしているかを意識すると、台詞の働きが整理しやすくなります。
次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。
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