海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン10エピソード11には、相手の考えや状況を先回りして言い当てる場面がいくつも出てきます。付加疑問で相手の仕事を言い当てるひと言、「Let me guess.」という前置き、そして言い当てられたときの冗談まじりの返しまで、短い言葉のやり取りがテンポよく続きます。
会話の中で先を読まれたとき、英語でとっさに何と返すかは意外と迷うところです。今回は、言い当てる側と言い当てられる側、両方の言い方を読み解きます。
「〜, didn’t you?」付加疑問で言い当てる
ある部屋を訪ねた場面では、そこに来ていた人の直前の作業を言い当てる言葉が出てきます。
— You just finished laying flooring, didn’t you?
(床の張り替えを終えたところでしょう?)— Wow, you’re really good.
(へえ、すごい。よく分かりますね)— It’s your knee pads and that pine-oil smell.
(膝当てをしているし、松の油のにおいもするから)BONES Season10 Episode11 (The Psychic in the Soup)
You just finished ~, didn’t you? は「〜し終えたところでしょう?」と、ほぼ確信していることを確かめる付加疑問です。質問の形をとりながら、実際には「当てたよ」という気持ちが込められています。断定せずに相手が答える余地を残すぶん、やわらかく聞こえるのも付加疑問の特徴です。
続く You’re really good. は「すごいね、よく分かるね」という感心の言い方で、腕前をほめるときにも使えます。そこから It’s your ~. で「あなたの〜を見れば分かる」と種明かしをする流れも、自然な会話の型と言えます。It’s your accent.(なまりで分かったよ)のように応用できます。
「Let me guess.」と先回りする
その後、捜査の打ち合わせの場面では、銀行の窓口で話を聞いてこようという提案のあとに、次の短いひと言が出てきます。
— I already did that.
(それならもう済ませた)BONES Season10 Episode11 (The Psychic in the Soup)
I already did that. は「それはもうやった」と、相手の一歩先を行っていることを伝える言い方です。仕事の場面なら、I’ve already taken care of it.(もう対応してあります)と言うと、少し丁寧な響きになります。そこへ続くのが、次の前置きです。
— Let me guess.
(当ててみようか)BONES Season10 Episode11 (The Psychic in the Soup)
作中ではこのあと、ある人物の名前を挙げて、調べた結果が先回りして言い当てられます。Let me guess. は「当ててみようか」と、相手が言う前に答えを口にするときの前置きです。辞書の用例でも、予想がつく理由を先に言ってしまう場面で使われており、口調によってはからかいや皮肉にもなるとされています。
Let me guess, you forgot your wallet again.(当ててみようか、また財布を忘れたんでしょ)のように、相手の行動パターンを見越して使われることがよくあります。
「Let me guess.」と言われたら、何と返す?
先回りして言い当てられた直後には、こんなひと言が続きます。
— Oh, you are psychic. Okay, let’s go.
(おっ、エスパーだな。よし、行こう)BONES Season10 Episode11 (The Psychic in the Soup)
You are psychic. は「超能力者みたいだね」という冗談まじりのほめ言葉で、相手の勘の鋭さに感心するときに使われます。当たったことを認めつつ、Okay, let’s go. で話を先へ進めているのが印象的です。
| 返し方 | ニュアンス |
|---|---|
| You read my mind. | 考えていたことを当てられたとき |
| How did you know? | 驚いて理由を聞きたいとき |
| You’re good. | 感心して相手をほめるとき |
| Nope, not even close. | 外れているとはっきり伝えるとき |
外れていたときは、Nope, not even close.(ううん、全然違う)と返せば、からかい半分の Let me guess. にも軽く切り返せます。半分だけ当たっているなら、Close, but not quite.(惜しいけど、ちょっと違う)と返すのが自然です。
まとめ|先回りの言葉と、その受け止め方
didn’t you? の付加疑問で状況を言い当て、It’s your ~. で種明かしをし、Let me guess. で答えを先に口にする、という言い当てる側の言い方が見えてきます。言い当てられた側は You’re good. や You read my mind. で認めるか、Not even close. で外れを伝えるかを選べます。
先を読み合うやり取りの楽しさも、ドラマの会話から感じ取れる見どころです。
この回の英語は、謝り方のコラムやエピソードまとめでも扱っています。


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