「paperwork」と「desk duty」はどう違う?書類仕事と内勤を言い分ける英語|『BONES』S10E07で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「paperwork」と「desk duty」はどう違う?書類仕事と内勤を言い分ける英語|『BONES』S10E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード7には、FBI の職場で「書類」をめぐる軽口が何度も飛び交います。今回はその会話を手がかりに、どちらも「デスクワーク」と訳されがちな paperwork と desk duty の違いを読み解きます。

日本語ではひとまとめにしやすい2語ですが、英語では「作業の中身」を指すのか「勤務の形」を指すのかで使い分けられています。この区別がつくと、職場の雑談がぐっと聞き取りやすくなります。

目次

「paperwork」は書類を作って片づける作業そのもの

最初に出てくるのは、退屈な事務の代表として warrant returns という語が登場する、冗談めかした言い回しです。

— Thanks. That’s all I need for now. Tell you what,
(ありがとう。今はこれで足りてる。じゃあこうしよう、)

— I’ll let you get back to the, uh, exciting world of warrant returns.
(あとは、その、令状の返還報告書っていうワクワクする世界に戻っていいよ。)

BONES Season10 Episode7 (The Money Maker on the Merry-Go-Round)

warrant returns は、令状を執行したあとに提出する報告書のこととされています。「ワクワクする世界」はもちろん皮肉で、退屈な事務の代表として名前が挙がっています。この少しあとには、こんなやり取りもあります。

— I thought you had paperwork to do.
(書類仕事があったんじゃないの?)

— Yeah. Which no one ever reads.
(ええ。誰も読まないやつがね。)

BONES Season10 Episode7 (The Money Maker on the Merry-Go-Round)

paperwork は、報告書や申請書を作る・記入する・提出するといった「書類まわりの作業」をまとめて指す名詞です。数えられない名詞として扱われるのが基本で、a paperwork とは言わず、do paperwork(書類仕事をする)、have paperwork to do(片づける書類がある)、a lot of paperwork(書類仕事が多い)の形でよく使われます。

「desk duty」は現場に出ない勤務の形

続く会話では、事件の担当をめぐって、こんなやり取りが交わされます。

— What, are you assigning yourself to the case?
(なに、自分でこの事件の担当になる気?)

— I guess so.
(そういうことになるかな。)

— Thanks for saving me from desk duty.
(内勤から救い出してくれて、ありがとう。)

BONES Season10 Episode7 (The Money Maker on the Merry-Go-Round)

desk duty は、机に向かって過ごす勤務、つまり現場に出ない内勤を指す言い方です。警察や軍などの現場仕事が中心の職場で、けがや処分のあとに一時的に現場から外される配置換えを指して使われることも多いとされています。

ここで大事なのは、desk duty が「何をするか」ではなく「どこで、どんな立場で勤務するか」を表している点です。内勤の中身として paperwork があり、paperwork を抜け出して現場の捜査に加わりたい気持ちが、saving me from という言い方に表れているのが分かります。

一般の会社員なら desk job(デスクワーク中心の仕事)という言い方もあります。こちらは職種そのものを指すので、一時的な配置を指す desk duty とは少し向きが違います。

「a mountain of paperwork」書類の山を表す言い方

終盤には、paperwork を使った定番の言い回しが出てきます。まずは、その少し前に出てくるひと言から見てみます。

— Maybe you should take Dr. Brennan this time. I’ve been monopolizing you lately.
(今度はブレナン博士を連れていったらどうかな。このところ、ずっとこっちが独り占めしてたから。)

BONES Season10 Episode7 (The Money Maker on the Merry-Go-Round)

このあと、話はこう続きます。

— Yeah, I got a, uh, mountain of paperwork. It should all be filed if you’re gonna bring him in, right?
(うん、その、書類が山ほどあって。連れてくるなら、全部そろえて出しておかないと、でしょ?)

— Okay. All right.
(そうか。分かった。)

— Do your paperwork, and I’ll, uh… I’ll take Bones.
(書類は頼んだ。こっちは、えっと…ブレナンと行く。)

BONES Season10 Episode7 (The Money Maker on the Merry-Go-Round)

a mountain of paperwork は「山のような書類仕事」という定番の言い方で、be buried in paperwork(書類に埋もれている)も同じ場面で使えます。file はここでは「書類を正式に提出する」という動詞です。2語の違いを表にまとめると次のようになります。

paperwork desk duty
指すもの 書類を作る・提出する作業 現場に出ない勤務の形
よくある形 do paperwork / a mountain of paperwork be on desk duty / be put on desk duty
例文 I have some paperwork to finish. He’s on desk duty this week.

まとめ|作業の中身か、勤務の形か

今回は『BONES』シーズン10エピソード7から、書類まわりの作業を指す paperwork と、現場に出ない勤務を指す desk duty の違いを読み解きました。中身と形を分けて考えると、職場の会話で出てくる「デスクワーク」の英語を迷わず選べるようになります。

FBI の職場の軽口に耳を澄ませながら、2語の響きの違いを確かめてみるのも楽しみ方のひとつです。

同じエピソードからは、大きな目標を聞いたときの返し方や、アメリカの子どものお手伝いの文化もコラムで取り上げています。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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