「traffic school」とは?違反した運転者が受ける交通講習の文化と英語|『BONES』S10E09で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「traffic school」とは?違反した運転者が受ける交通講習の文化と英語|『BONES』S10E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード9では、ブースがパソコンで交通講習を受けている筋が、事件の捜査と並行して描かれます。今回はこの講習を手がかりに、アメリカの traffic school の文化を見ていきます。

日本では免許の更新や違反のあとに講習を受ける仕組みがありますが、アメリカの交通講習は州ごとに形がかなり違います。運転にまつわる言葉と一緒に整理しておくと、ドラマの会話がぐっと分かりやすくなります。

目次

「traffic school」はどんな講習か

物語の冒頭、講習の問題に向かっている場面に声がかかります。

— You haven’t finished traffic school yet?
(まだ交通講習が終わってないの?)

— Really have to sneak up on me like that, okay? Listen, I have a lot more to do here, all right?
(そんなふうに急に後ろから来ないで。いい? こっちはまだやることがたくさんある。)

— And if I don’t pass, then regulations is not gonna allow me to go out in the field.
(それに、受からなければ、規則で捜査に出られなくなる。)

— You shouldn’t have left it to the last minute.
(ぎりぎりまで後回しにするべきじゃなかった。)

BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)

traffic school は、交通違反の切符を切られた運転者などが受ける講習を指す言葉です。州によっては defensive driving course(安全運転講習)などとも呼ばれます。劇中では、交通違反の切符が講習のきっかけとして語られ、講習に受からなければ規則で捜査に加われない、という設定になっています。

実際の制度は州や裁判所によって異なり、講習を終えると切符が取り消される、違反点数が記録に加算されない、点数が減らされる、といった扱いがあるとされています。一方で、州全体の制度を持たず、裁判所ごとに判断する州も多いようです。オンラインで受講できる講習も広く見られます。

作中の講習も章ごとに進む形式で、こんな問いかけが出てきます。

— Are you studying Section Three?
(第3章の勉強中?)

BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)

このあと、講習を終えるためにここに残る、という言葉が続きます。交通ルールの問題が次々に出され、正解すると先へ進めるという作りが、場面のあちこちから読み取れます。

「ticket」と「citation」、運転記録にまつわる英語

終盤には、運転の腕前をめぐる言い合いがあります。

— However, unlike you, I have never received a citation for speeding.
(でも、あなたと違って、スピード違反の切符を切られたことは一度もない。)

BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)

citation は、交通違反の際に交付される正式な通知を指す語です。会話では ticket と言うのが一般的で、citation は書類や法律の場面で使われる、少しかたい言い方とされています。speeding ticket(スピード違反の切符)、parking ticket(駐車違反の切符)のように組み合わせて使います。

— Face it, Booth– I’m a much better driver than you are.
(認めて、ブース。運転はこっちのほうがずっとうまい。)

— Says who?
(誰がそう言ったの?)

— The State of Virginia, for starters. So it’s official.
(まずはバージニア州。つまり公式ってこと。)

BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)

アメリカでは運転免許の発行や運転記録の管理を州が担い、DMV(Department of Motor Vehicles)などと呼ばれる州の機関が窓口になるのが一般的です。違反の記録も州ごとに管理されるとされているため、「州のお墨付き」という言い分が成り立ちます。Says who? は「誰がそう言ったの?」と相手の主張の根拠を問う、くだけた切り返しです。

最後には、こんな告白も飛び出します。

— I did once drive 83 on an interstate.
(一度だけ、州間高速道路で83マイル出したことはある。)

BONES Season10 Episode9 (The Mutilation of the Master Manipulator)

interstate は州をまたいで走る高速道路網のことで、速度はマイル毎時で表されます。83マイルは時速約134キロにあたります。

まとめ|講習と切符の言葉で、運転の会話が見えてくる

今回は『BONES』シーズン10エピソード9から、違反した運転者が受ける traffic school の仕組みと、ticket・citation・DMV・interstate など運転記録にまつわる英語を見てきました。州ごとに制度が違うことを知っておくと、運転をめぐる会話の背景が読み取りやすくなります。

交通講習という小さな筋に注目すると、捜査の合間の会話にもアメリカの暮らしが映っていることが分かります。

同じエピソードの英語は、評価を保留すると伝える言い方や、問題に答えるときの I know this one と I knew that の違いを扱ったコラムでも読み解いています。

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