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『BONES』シーズン11エピソード1には、朝、家を出る前に、その夜の約束をめぐる短いやり取りがあります。今回はこの場面を手がかりに、予定を変えてほしいと頼む言い方、約束だからと断る言い方、そして最後に引き受け直す言い方を順に読み解きます。
用事が重なると、決まっていた予定をずらしたくなることがあります。頼む側と頼まれる側の両方の言い回しを知っておくと、気まずくならずに話し合いやすくなります。
予定を思い出させる「having us over」と、やんわり伝える「might」
やり取りは、その夜の予定を思い出させるひと言から始まります。
— Booth, don’t forget, Angela and Hodgins are having us over tonight with the kids.
(ブース、忘れないで。今夜はアンジェラとホッジンスが、子どもたちも一緒に家に呼んでくれてるから。)— Tonight? Geez, that might not be too good. I mean, it might be a late night.
(今夜?うーん、ちょっと厳しいかもしれない。その、遅くなるかもしれなくて。)BONES Season11 Episode1 (The Loyalty in the Lie)
have ~ over は「〜を家に招く」という意味の句動詞です。are having us over と進行形になっているのは、すでに決まっている近い予定を表すためとされています。don’t forget を添えると、相手に予定を思い出してもらう言い方になります。
返事のほうは、「行けない」とは言っていません。might を2回使い、「よくないかもしれない」「遅くなるかもしれない」と可能性の形にとどめているのが分かります。都合が悪いことをいきなり断言せず、まず様子をうかがう言い方と言えます。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| That might be tricky. | ちょっと難しいかもしれない |
| I might be running late. | 遅れるかもしれない |
| I’m not sure I can make it. | 行けるかどうか分からない |
「Can we reschedule it?」と頼む、「we promised」で断る
続いて、予定を動かせないかという打診と、それへの返事が1行のうちに交わされます。
— Can we reschedule it?
(日を改められない?)— No, we can’t reschedule. You’ve been working late all the time, and… and we promised.
(ううん、改められない。最近ずっと遅くまで働いてるし、それに……約束したんだから。)BONES Season11 Episode1 (The Loyalty in the Lie)
reschedule は「予定を組み直す」「日時を設定し直す」という意味で、予定そのものをなくすのではなく、別の日に移すことを表す動詞とされています。Can we ~? の形で聞くと、「一緒に予定を動かせないか」と相談する響きになります。
返事は、相手と同じ reschedule をくり返して No, we can’t reschedule. と打ち消しています。相手の言葉をそのまま使って否定すると、何を断っているのかがはっきり伝わります。さらに、理由として we promised(約束した)を添えているのが印象的です。主語が we なので、二人で交わした約束だという点を思い出させる言い方になっています。
予定の変更を頼む言い方には、ほかにも次のようなものがあります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| Could we push it to next week? | 来週にずらせますか? |
| Can we move it to Friday? | 金曜日に移せない? |
| Can we do it another time? | 別の機会にできない? |
「I’ll make it work.」で引き受け直す
断られたあとには、こんな言葉が続きます。
— Okay. Tell you what. I’ll make it work. We’ll make it work. Won’t we?
(わかった。じゃあこうしよう。何とかする。一緒に何とかしよう。できるよね?)BONES Season11 Episode1 (The Loyalty in the Lie)
Tell you what. は「じゃあこうしよう」と提案を切り出すときのひと言で、この表現はフレーズ記事でも取り上げています。make it work は「何とかうまくいくようにする」「やりくりする」という意味で、予定や段取りが厳しいときに使われる言い方とされています。
ここで面白いのは、I’ll make it work. と言ったすぐあとに、We’ll make it work. と主語を言い換えている点です。「自分が何とかする」から「一緒に何とかしよう」へと視点が広がり、最後の Won’t we? で相手にも同意を求めています。断られたことを受けて、約束を守る方向へ話がまとまっていく流れが読み取れます。
まとめ|頼む・断る・引き受けるをセットで
今回は、have ~ over で予定を確認し、might でやんわり都合を伝え、Can we reschedule it? で変更を頼み、we promised で断り、I’ll make it work. で引き受け直す流れを読み解きました。頼む側と頼まれる側の言い方をセットで知っておくと、予定の相談がしやすくなります。
『BONES』の何気ない朝の会話にも、毎日の暮らしで使える英語がそろっています。
同じ回の英語は、見せるつもりのなかったものに気づかれる場面のコラムや、別れのあいさつの文化のコラムでも扱っています。


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