ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E08に学ぶ「old habits die hard」の意味と使い方

old habits die hard

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

頭では「もう関係ない」と分かっているのに、体が勝手に動いてしまうこと、ありませんか?

転職したのに前の会社の電話の出方をしてしまったり、別れた恋人の好物を無意識に買ってしまったり。

今回は、そんな気まずい瞬間を「ごめんごめん、昔の癖でさ」とスマートに切り抜ける、大人の言い訳フレーズをご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブレナンのラボを訪れたマイケル。
彼は部外者ですが、かつての「指導教官」としての血が騒ぎ、現役の優秀な助手(ザック)の分析につい口を挟んでしまいます。

しかし、ザックは冷たく言い放ちます。「そんなの分かってます」。
完全に「余計なお世話」をしてしまったマイケルは、バツが悪そうにこう言います。

Michael: Actually, looking at the trajectory…
(実を言うと、弾道をよく見れば…)

Zack: We know. We’re getting there.
(分かってます。今そこに行き着くところでした。)

Michael: Sorry. Old habits die hard.
(すまない。昔の癖が抜けなくてね。)

BONES Season1 Episode8 (The Girl in the Fridge)

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シーン解説と心理考察

ラボのメンバーからすれば、マイケルは「過去の人」。彼が指導者面をしても、ザックたちは歓迎しません。

そのアウェーな空気を察知したマイケルは、「ごめん、悪気はないんだ」「つい体が動いちゃって」という、場の空気を緩和するための「社会的潤滑油」としてこのフレーズを使いました。

少し寂しい、大人の処世術です。

「old habits die hard」の意味とニュアンス

old habits die hard
意味:昔の癖はなかなか抜けない、雀百まで踊り忘れず、長い間の習慣を変えるのは難しい

直訳すると「古い習慣は死ににくい(=なかなか消滅しない)」です。

良い習慣にも使えますが、会話では「やめるべきだと分かっているのに、つい無意識にやってしまった時」の、ちょっとした言い訳や照れ隠しとして使われるのが定番です。

【ここがポイント!】

単なる「習慣(Habit)」の話ではありません。

マイケルのように「かつての地位」がつい出てしまった時や、環境が変わったのに「過去のやり方」をしてしまった時など、「頭では分かっているけど、体が覚えちゃってるんだよ」という、抗えない本能のようなニュアンスを伝えるのに最適です。

実際に使ってみよう!

自分の失敗を笑いに変える時や、恋愛の失敗談にも。

I texted my ex again last night. Old habits die hard.
(昨日の夜、また元カレにメールしちゃった。昔の癖って怖いわ/やっぱり忘れられないのね。)

解説:
恋愛ドラマでよくあるセリフ。「Die Hard(なかなか死なない)」のは、習慣か、それとも恋心か。深読みできる表現です。

I know I’m retired, but I still verify everything twice. Old habits die hard.
(引退したのに、まだ何でも2回確認しちゃうんだ。職業病だね。)

解説:
真面目な性格を表す、ポジティブな自虐としても使えます。「染み付いちゃってるんだよね」という感じです。

Don’t be so bossy. Old habits die hard, huh?
(そんなに偉そうにしないでよ。昔の(上司だった頃の)癖が抜けないのね?)

解説:
元上司や先輩に対して、冗談めかしてチクリと言う時に。相手の「上から目線」をソフトに指摘できます。

『BONES』流・覚え方のコツ

「マイケルの『つい』うっかり」で覚えましょう。

彼はもうボスではありません。でも、優秀な学生を前にすると、無意識に「教えるモード」のスイッチが入ってしまう。
そのスイッチをオフにしようとしても、ゾンビのように蘇ってくる(Die Hard)。

そんな「悲しい性(さが)」のイメージです。

似た表現・関連表現

  • It’s hard to teach an old dog new tricks
    (老犬に新しい芸を教えるのは難しい)
    解説:年をとってから新しいことを学ぶのは大変だ、という意味。「Old habits…」が「過去を捨てられない」のに対し、こちらは「新しいことを受け入れられない」という頑固さを表します。
  • creature of habit
    (習慣の生き物)
    解説:”I’m a creature of habit.”(僕は決まった通りにするのが好きなんだ)のように、ルーチンを崩さない性格を表す時に使います。
  • Old ways won’t open new doors
    (古いやり方では新しい扉は開かない)
    解説:変化を促すための格言的な表現。「過去の成功体験にしがみつくな」という戒めとして使われます。

深掘り知識:映画『ダイ・ハード』との関係は?

アクション映画の金字塔『Die Hard』をご存知ですよね?
実はこの映画タイトルも、この言い回しが元になっています。

“Die hard” 自体に「なかなか死なない」「しぶとい」「頑固に抵抗する」という意味があります。

ブルース・ウィリス演じる主人公がしぶといように、一度身についた「習慣」や「未練」もまた、簡単には死んでくれない(消えてくれない)のです。
そう思うと、少し怖い言葉かもしれませんね。

まとめ|愛すべき「癖」

「ごめん、昔の癖でつい…」

そんな風に Old habits die hard と言って肩をすくめれば、大抵の失敗は愛嬌として許してもらえるかもしれません。

あなたの「なかなか死なない習慣」は何ですか? それが英語学習なら、最高ですね。

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