相手の言葉に「ちょっと訂正」を入れるときの英語|『BONES』S04E17で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 相手の言葉に「ちょっと訂正」を入れるときの英語|『BONES』S04E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン4エピソード17では、ブレナンとアンジェラがバーで恋愛観を語り合い、互いの言葉に何度も「ちょっと訂正」を入れ合います。今回はこの会話を中心に、相手の言い間違いや考えの違いを、角を立てずに正す英語を読み解きます。

相手の話を正したいものの、きつく聞こえるのは避けたい場面は少なくありません。そんなときに使える前置きや返し方が、二人のテンポのよいやりとりに詰まっています。

目次

正しい形を言い直すだけの訂正

アンジェラを気遣うブレナンが、別れた恋人とこれからも親友同士でいられるのかを尋ねます。ところが、肝心の略語を言い間違えてしまいます。

Brennan: Will you be able to remain BBFs?
(これからもBBFでいられるの?)

Angela: B-F-Fs. Best friends forever.
(BFFよ。ずっと親友って意味。)

BONES Season4 Episode17 (The Salt in the Wounds)

BFFはbest friends foreverの頭文字で、「ずっと親友」を表すくだけた略語です。アンジェラは「違うよ」とは言わず、正しい形を区切って言い直し、意味を添えるだけで済ませています。相手の間違いをわざわざ指摘しない、やわらかい訂正の典型と言えます。

日常会話でも、相手が曜日や名前を言い間違えたときは、正しい語だけを少し強めに繰り返すと自然に伝わります。予定を”Tuesday?”と確かめられて、”Thursday.”とだけ返すような使い方です。間違いを責める言葉を足さないぶん、会話の流れも止まりません。

「そこまでは賛成だった」と待ったをかける

続いてブレナンは、アンジェラの生き方をほめながら、二人の共通点をまとめにかかります。

Brennan: You are not afraid to change your mind when conditions change.
(あなたは、状況が変われば考えを変えることを恐れない。)

Angela: Conditions always change.
(状況なんて、いつだって変わるものよ。)

Brennan: The successful organism is the organism that adapts. This is one area where we are very similar.
(生き残るのは、適応する生物よ。この点で、私たちはとても似ているわ。)

Angela: I was with you until there.
(そこまでは賛成だったんだけどね。)

BONES Season4 Episode17 (The Salt in the Wounds)

I’m with you.は「賛成です」「話についていけています」という意味の口語です。過去形にしてuntil thereを添えると、「そこまでは同意していたけれど、その先は違う」という合図になります。前半は受け入れたうえで線を引くため、全面的な反論よりもずっと穏やかに聞こえるのが分かります。

「minor correction」で切り返し合う

ブレナンが、アンジェラは感情に流されず理性で相手を選ぶ人だと続けると、アンジェラはすかさず訂正を入れます。

Angela: Uh, a minor correction there: I use my heart.
(あ、そこ、ちょっと訂正。私が使うのはハートのほう。)

Brennan: That is not –
(それは…)

Angela: Metaphoric heart, sweetie. Stay with me here, right? Love, like art, comes from the moments where two people become one.
(比喩としてのハートよ。ちゃんとついてきてね。愛はアートと同じで、二人の気持ちがひとつになる瞬間から生まれるの。)

Brennan: Minor correction: Love comes from a confluence of chemicals and hormones in the pineal gland.
(ちょっと訂正。愛は、松果体で化学物質とホルモンが合流して生まれるのよ。)

BONES Season4 Episode17 (The Salt in the Wounds)

a minor correctionは「小さな訂正」で、本題に入る前の前置きとして使うと、相手を否定する響きがやわらぎます。thereは「今の発言のその点」を指しています。心臓の話だと受け取りかけたブレナンに、アンジェラは比喩だと断り、Stay with me.(話についてきて)と引き戻します。するとブレナンが同じ前置きで切り返すのが面白いところです。

同じ働きをする言い方には、次のようなものがあります。

言い方 ニュアンス
Just a small correction: ひとつだけ訂正させてください
Actually, … 実は〜なんです(事実を差し込む)
I think you mean … 〜のことですよね(言い間違いを補う)

まとめ|角を立てずに正す英語

言い直すだけの訂正、I was with you until there.で示す部分的な異論、そして前置きのa minor correction。二人の会話からは、相手を否定せずに考えの違いを伝える言い回しが見えてきます。

親友同士のやりとりを楽しみながら、次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。

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