「give a shout」と「shout」はどう違う?「何か見つけたら知らせて」と頼む英語|『BONES』S07E07で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「give a shout」と「shout」はどう違う?「何か見つけたら知らせて」と頼む英語|『BONES』S07E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン7エピソード7には、証拠になりそうなものを探す作業を始めるときに、「何か見つけたら知らせて」と頼む場面があります。そこで使われるのが give a shout という言い方です。ところがその後、shout を文字どおりの意味で返す一言が飛び出します。今回は、形は似ているのに働きが違う give a shout と shout を、このやり取りから読み解きます。

「声をかけて」と「大声を出して」の違いが、たった1語の give で分かれるのが面白いところです。

目次

「Give a shout」は「知らせて」と頼む言い方

証拠になりそうなものを探す作業が始まると、こんな頼みごとがされます。

— Give a shout if you see anything that could be evidence.
(証拠になりそうなものが見えたら、声をかけて。)

BONES Season7 Episode7 (The Prisoner in the Pipe)

give a shout は直訳すると「叫び声をあげる」ですが、会話では「(何かあったら)知らせて」「ひと声かけて」という気軽な頼み方として使われることが多い表現です。後ろに if ~ を続けると、どんなときに知らせてほしいのかをはっきり伝えられます。

相手を入れた give me a shout の形もよく使われ、「連絡してね」「呼んでね」くらいの意味になります。同じ「知らせて」でも、言い方によって響きが少しずつ変わります。

言い方 ニュアンス
Give a shout if ~ 〜なら声をかけて(くだけた頼み方)
Give me a shout. 連絡してね・呼んでね
Let me know if ~ 〜なら知らせて(場面を選ばない)
Tell me if ~ 〜なら教えて(はっきり頼む言い方)

仕事のメールや目上の相手には Let me know if ~ が無難で、give a shout は親しい相手や同僚どうしの気さくなやり取りに向いていると言えます。

「Nothing yet」と「Still nothing」で途中の様子を伝える

作業を続けるなかで、こんな言葉が次々に続きます。

— Mm, nothing here.
(うーん、ここには何もない。)

— Nothing yet.
(まだ何も。)

— Nothing now.
(今も何も。)

— Nope.
(ないね。)

— Still nothing.
(やっぱり何もない。)

— Nothing there.
(そこにも何もない。)

— Nada. Nothing…
(ゼロ。何もなし……。)

— Is that really necessary?
(それ、本当に必要?)

BONES Season7 Episode7 (The Prisoner in the Pipe)

どれも「何もない」ですが、伝えている中身は少しずつ違います。nothing here と nothing there は場所、nothing yet は「今のところまだ」、still nothing は「さっきも今も変わらず」という時間の流れを表しています。

否定と組む yet は「(これから見つかるかもしれないが)まだ〜ない」、still は「依然として〜ない」という感覚で使い分けるのが一般的です。Nope は no のくだけた形で、nada はスペイン語から入った語とされ、「ゼロ」「まったくなし」をくだけて言うときに英語の会話でも使われます。

報告があまりに細かく続いたところで返される Is that really necessary? は、「そこまでする必要ある?」と、相手のやり方が大げさだと感じたときに軽くあきれながら止める言い方です。口調しだいで強く聞こえるため、親しい相手との冗談めかしたやり取りに向いています。

「shout」だけなら「大声を出す」

その後、別の話をしていたところで、突然大きな声が上がります。手がかりになりそうなものを見つけたという報告に続いて、こう返されます。

— You said shout.
(叫べって言ったよね。)

BONES Season7 Episode7 (The Prisoner in the Pipe)

動詞の shout は「叫ぶ」「大声を出す」です。一方、give a shout の shout は名詞で、全体で「ひと声かける」という軽い意味になります。頼んだときの言葉から shout だけを取り出すと「叫んで」になる、というずれを突いた一言だと読み取れます。

形 主な意味
shout 叫ぶ・大声を出す
give a shout ひと声かける・知らせる
give me a shout 連絡してね・呼んでね

なお、shout at ~ は「〜に向かって怒鳴る」になるため、頼みごとの場面では give a shout と取り違えないよう気をつけたいところです。また、give a shout-out to ~ は「〜に名前を挙げてあいさつや感謝を送る」という別の言い方で、「知らせて」の意味にはなりません。

まとめ|「知らせて」と「叫んで」の分かれ目

今回は『BONES』シーズン7エピソード7から、「知らせて」と頼む give a shout、途中の様子を伝える nothing yet と still nothing、文字どおり「大声を出す」shout の違いを読み解きました。give が付くだけで、叫び声が気軽な合図に変わることが分かります。

『BONES』の会話を観ながら、ひと言の意味の分かれ目にも耳を傾けていきましょう。

同じエピソードのほかのコラムでは、評価の質問に選択肢から答える英語や、アメリカのレシピの計量の文化も扱っています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次