「Pops」と「Gramps」はどう違う?祖父の呼び方と愛情のこもったあだ名の英語|『BONES』S05E08で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「Pops」と「Gramps」はどう違う?祖父の呼び方と愛情のこもったあだ名の英語|『BONES』S05E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード8では、ブースの祖父ハンクがしばらくブースのもとに滞在することになり、二人の呼び合い方がたびたび話題になります。孫は祖父をPopsと呼び、祖父は孫をShrimpと呼びます。今回はこの呼び方を起点に、祖父の呼び名と、家族の間で使われる愛情のこもったあだ名の英語を読み解きます。

家族をどう呼ぶかには、その家族の歴史がにじみます。呼び名の幅を知っておくと、ドラマの会話がぐっと身近になります。

目次

「Pops」と「Gramps」は家族ごとの祖父の呼び名

ダイナーで朝食をとっていたブースのもとに、スーツケースを引いたハンクが現れます。ブースは立ち上がって祖父を迎えながら、こう声をかけます。

Booth: Hey, Pops. How you doing?
(よう、じいちゃん。元気だったかい?)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

Popsは、年配の家族の男性を親しみを込めて呼ぶくだけた言い方です。父親を指して使われることも多い語ですが、ブースは祖父をこう呼んでいます。How you doing?はHow are you doing?のareが落ちた形で、久しぶりに会った相手への気軽なあいさつです。

その後、研究所で作業をしながら、ブレナンと組んで骨を調べているエジソンがこんな質問をします。

Clark: So what does he call his grandfather?
(それで、ブース捜査官はおじいさんを何と呼んでいるんですか?)

Brennan: Uh, “Pops.”
(ええと、「ポップス」よ。)

Clark: I called mine “Gramps.”
(僕は自分の祖父を「グランプス」と呼んでいました。)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

GrampsはGrandpaをさらにくだけさせた呼び方です。エジソンのI called mine ~は、mineが「my grandfather」の代わりになっていて、「自分の祖父のことは〜と呼んでいた」という意味になります。ふだんは私生活の話をほとんどしないエジソンが、少し笑顔を見せて答えるのが印象的な場面です。

祖父の呼び方には、ほかにも次のようなものがあります。どれを使うかは家庭や地域によって違うとされています。

呼び方 ニュアンス
Grandfather 改まった言い方。人に紹介するときなど
Grandpa 呼びかけにも使う、もっとも一般的な言い方
Gramps Grandpaをさらにくだけさせた言い方
Pops 父親や祖父を親しみを込めて呼ぶくだけた言い方

「Shrimp」は小さかったころの名残の愛称

ハンクはダイナーに入ってくるなり、ブースをShrimpと呼びます。同席していたスイーツが聞き返すと、ブレナンはこう推測します。

Sweets: Shrimp?
(シュリンプ?)

Brennan: I imagine Booth used to be shorter.
(ブースは昔、もっと背が低かったんでしょうね。)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

shrimpは「小エビ」のことで、くだけた会話では体の小さい人を指す「ちび」の意味でも使われます。ブレナンは呼び名の由来を理屈で読み解いていますが、この呼び名に込められた気持ちまではつかめていない様子です。その後、アンジェラのオフィスでそのことを話題にします。

Brennan: His grandfather calls him “Shrimp.” Booth seems to like it which I don’t understand.
(彼のおじいさんは彼を「シュリンプ」と呼ぶの。ブースはそれを気に入っているみたいだけど、私には理解できないわ。)

Angela: Well cause it makes him feel loved. Like when he actually was a shrimp.
(だって、愛されてるって感じられるからよ。本当にちびだったころみたいにね。)

Brennan: So the moniker is a sign of affection.
(つまり、その呼び名は愛情の表れというわけね。)

Angela: Very good, Brennan. You never had a nickname?
(よくできました、ブレナン。あなたはあだ名で呼ばれたことはないの?)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

monikerは「呼び名・あだ名」を表すくだけた語で、nicknameとほぼ同じ意味で使われます。a sign of affectionは「愛情の表れ」です。大人になっても子どものころのあだ名で呼ばれることが、うれしさにつながるというアンジェラの説明で、ブレナンもようやく腑に落ちたことが分かります。

呼び方は、初対面のあいさつでも話題になります。ブレナンはハンクにMr. Boothと丁寧にあいさつしますが、握手した手をなかなか離さないハンクにブースが軽く声をかけると、ハンクはこう返します。

Hank: Right. You can call me Hank, sweetheart.
(そうだな。ハンクと呼んでくれ、お嬢さん。)

Brennan: Okay, Hank.
(分かったわ、ハンク。)

BONES Season5 Episode8 (The Foot in the Foreclosure)

You can call me ~は、自分をどう呼んでほしいかを伝える言い方です。sweetheartは年長者が親しげに使う呼びかけですが、相手や場面によってはなれなれしく聞こえるため、使う側は相手を選ぶ語と言えます。

まとめ|呼び名には家族の距離が表れる

祖父の呼び方にはPopsやGrampsなど家族ごとの違いがあり、Shrimpのような子どものころからの愛称はa sign of affection、つまり愛情の表れとして受け取られます。呼び名の幅を知っておくと、登場人物どうしの距離感が読み取りやすくなります。

孫を昔のあだ名で呼び続ける祖父と、それをうれしそうに受け止めるブースの姿を観ていると、呼び名の重みが見えてきます。

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