海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン10エピソード15では、発明をめぐる話が、事件の捜査と並んで少しずつ進んでいきます。その中で「これは仕事のためか、自分のためか」という線引きが何度も言葉になります。
趣味の制作や個人の研究など、仕事とは別に取り組んでいることを職場で話す場面は意外とあるものです。今回は、仕事との線引きをはっきりさせながら、自分の時間で取り組んでいることを伝える英語を読み解きます。
「for the Jeffersonian」仕事のためか、自分のためか
序盤、研究所で実験中にガラスが割れたあと、この実験は研究所のためのものかと確かめる問いが出ます。そこに続く言葉がこちらです。
— I mean, since my work is my life, in essence, everything I do is for the Jeffersonian?
(だって、仕事が人生そのものなんだから、何をしても結局は研究所のためってことでしょう?)— That would be a no.
(要するに、答えはノーですね)— I know you love to invent things, Dr. Hodgins, but you do not have permission to do that here.
(発明が好きなのは知っています、ホッジンス博士。でも、ここでそれをする許可は出していません)— Confine that aspect of your life to your home, please. Is that clear?
(その方面のことは家の中だけにしてください。いいですね?)— Sure. Sure.
(了解、了解)BONES Season10 Episode15 (The Eye in the Sky)
for the Jeffersonian の for は「〜のために」。職場の名前を入れて for work(仕事のために)と同じ意味で使われています。すべて仕事のため、という強引な言い分のあとに、That would be a no. という言葉が続くのが印象的です。would を入れると「つまりそれは違うということになる」と、断定を少しやわらげた言い方になります。
confine A to B は「A を B の範囲に閉じ込める・限る」。ここでは「その手のことは家でだけやって」と、職場との線引きを求める言い方です。
「I made it at home.」職場の外で作ったと伝える
中盤、試作品が話題になる場面には、次のようなやり取りがあります。
— Ooh, is this for the unbreakable beaker?
(わあ、これって割れないビーカー用?)— Does, uh, Cam know you’re inventing again?
(それで、カムは知ってるの? また発明を始めたって)— She doesn’t have to. I made it at home. I set up a little lab in the garage.
(知らせなくていいんです。家で作ったので。ガレージに小さなラボを用意して)BONES Season10 Episode15 (The Eye in the Sky)
I made it at home. は「家で作った」と、作業した場所を示すだけで職場とは無関係だと伝える言い方です。別の場面では、研究所に置いてある物について問う声のあとに、こんな説明も出てきます。
— What’s this?
(これは何?)— It’s a rubber honeycomb polymer I made at home on my own time,
(ハニカム構造のゴムのポリマーで、家で、勤務時間外に作ったもので)BONES Season10 Episode15 (The Eye in the Sky)
on my own time は「自分の時間に」、つまり勤務時間外にという意味です。仕事の時間を使っていないことをはっきりさせたいときの定番の言い方です。似た言い方を整理すると、次のようになります。
| 言い方 | 意味・響き |
|---|---|
| on my own time | 勤務時間外に。仕事の時間を使っていないと強調する |
| in my spare time | 空いた時間に。趣味の話に使いやすい |
| outside of work | 仕事以外の場で |
| on the side | 本業とは別に。副業の話にも使われる |
「my little side projects」個人の取り組みを指す言い方
仕事の話かどうかを確かめる言い方も出てきます。
Cam: Is this case- or beaker-related?
(それは事件の件? それともビーカーの件?)— Case, but the elastomer that I copolymerized to undergo much more elastic deformation…
(事件のほうです。ただ、共重合させたエラストマーで、ずっと大きな弾性変形を…)BONES Season10 Episode15 (The Eye in the Sky)
~-related は「〜に関係する」。work-related(仕事関係の)のように、名詞の後ろにつけて使えます。
終盤には、研究所が得をするという言葉のあとに、次のような言葉が続きます。
— Oh, no. No, no. Not the Jeffersonian.
(いえいえ、違います。研究所ではなくて)— Uh-uh. Cam made it very clear the Jeffersonian wants nothing to do with my little side projects.
(いいえ。研究所は個人の発明には一切関わらないと、カムにはっきり言われているので)BONES Season10 Episode15 (The Eye in the Sky)
side project は「本業とは別の取り組み」。little を添えると「ちょっとした」と控えめな響きになります。仕事と個人の取り組みを分ける線引きが、終盤にもこうして言葉になります。
まとめ|線引きを言葉にする
for the Jeffersonian で仕事のためかを確かめ、I made it at home. や on my own time で職場の外の取り組みだと伝え、side projects でそれを呼ぶ。発明をめぐる会話には、仕事と自分の時間を分けて話す言い方がまとまっています。
次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
同じエピソードのフレーズ記事やほかのコラムにも、職場の会話の英語が出てきます。


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