家族や親戚にイライラしたとき、気持ちを伝える英語|『BONES』S05E10で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 家族や親戚にイライラしたとき、気持ちを伝える英語|『BONES』S05E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード10は、クリスマスが近づくワシントンが舞台です。父マックスの計らいで、ブレナンは初めて会う又いとこのマーガレットと食堂で顔を合わせますが、どうにも反りが合いません。今回はこの身内との行き違いを起点に、家族や親戚にイライラしたときの気持ちを伝える英語を読み解きます。

苛立ちを口にする、言い過ぎを和らげる、本人に率直に伝えるという三つの段階が、ひとつの関係の変化に沿って並んでいるのが見どころです。

目次

身内は「しゃくに障るもの」と受け止める

マーガレットとの対面を切り上げたあと、ブレナンはバーでブースと話すうちに、対面がうまくいかなかったことを打ち明けます。

Brennan: No, it’s just… No! My dad brought by my second cousin and… I really didn’t like her.
(いえ、ただ……違うの! 父が又いとこを連れてきたんだけど……どうしても好きになれなかったのよ。)

Booth: Well, that makes sense.
(まあ、そりゃそうだろうな。)

Brennan: Why do you say that?
(どうしてそう言えるの?)

Booth: Well, because she’s family. I mean, 90% of the time, family just gets under your skin. That’s the difference between family and friends.
(だって身内だからさ。家族ってのは、9割がたしゃくに障るもんなんだよ。そこが家族と友達の違いだ。)

BONES Season5 Episode10 (The Goop on the Girl)

get under one’s skinは、皮膚の下に入り込むという字面から、相手の言動がじわじわと気に障る様子を表す言い方です。小さな癖や口ぐせが積み重なって苛立つときにしっくりきます。

ブースは、好きになれなかったと打ち明けたブレナンを責めず、「それが家族というもの」と受け止めています。この返しのやさしさが伝わってきます。

言い過ぎを言い直して、苛立ちを受け流す

ブレナンが、マーガレットは格言の引用ばかりで融通がきかないと不満を並べると、ブースは少し意外な角度から返します。

Booth: Maybe she feels the same way about you and your mania for logic.
(向こうも君のことを同じように思ってるかもな。その論理への執着ぶりをさ。)

Brennan: Mania?
(執着?)

Booth: Okay, enthusiasm. Look, if you ditch this opportunity because a family member annoys you, it just… it just goes with the family territory.
(わかった、熱意だ。いいか、身内がうっとうしいからって、せっかくの機会を放り出すのは……そういうのも家族のうちなんだよ。)

BONES Season5 Episode10 (The Goop on the Girl)

ブレナンに聞き返されたブースは、maniaをenthusiasmへすぐ言い直しています。強すぎた語を一段やわらげる、会話でよく見る修正の仕方です。it goes with the territoryは、ある立場には面倒ごとがつきものだという決まり文句で、ブースはそこにfamilyを挟んでいます。ditchは機会や予定を「放り出す」という口語で、身内への不満でせっかくの機会まで捨てるのはもったいない、という含みが読み取れます。

本人に「あなたの言葉を聞きたい」と伝える

ブレナンはクリスマスの食卓を自宅で囲むことにします。料理の準備中、マーガレットがまた格言を持ち出し、父マックスが「家族は頼んでもいない助言をするもの」となだめると、ブレナンは本人に向き直ります。

Brennan: Unwanted advice? You… you have to stop quoting Benjamin Franklin at me.
(頼んでもいない助言? ねえ……私に向かってベンジャミン・フランクリンを引用するのはやめて。)

Margaret: Why?
(どうして?)

Brennan: Well, I have no evidence of this, but I feel that every time you do that, it’s not actually communication. I feel the same way when people tell jokes.
(根拠はないけど、あなたがそうするたびに、本当の意味での会話じゃない気がするの。人が冗談を言うときも同じように感じるわ。)

Margaret: Hmm. I never thought of it that way.
(うーん。そんなふうに考えたことはなかったわ。)

Brennan: I’d rather hear what you have to say than Benjamin Franklin.
(フランクリンより、あなた自身が言いたいことを聞きたいの。)

Margaret: That’s the nicest thing anyone’s ever said to me.
(それ、今まで誰かに言われた中で一番うれしい言葉だわ。)

BONES Season5 Episode10 (The Goop on the Girl)

ブレナンは「やめて」で終わらず、そう感じる理由と、本当はどうしてほしいかを続けています。I’d rather A than Bは「BよりAのほうがいい」という言い方で、苛立ちを相手への関心に置き換えて伝えられるのが分かります。

まとめ|身内への苛立ちは、受け止めてから言葉にする

get under your skinで苛立ちを認め、it goes with the territoryで受け流し、本人にはI’d rather hear what you have to sayと望みを添えて伝える流れが見えてきます。

家族の会話に耳を澄ませながら、次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

クリスマスディナーへの誘いへの返し方や、ホリデーシーズンの集まりの英語は、同じエピソードの別のコラムで取り上げています。

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