「推測」を語るときの英語表現|『BONES』S01E06で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「推測」を語るときの英語表現|『BONES』S01E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン1第6話では、証拠を積み上げるブレナンと、直感で仮説を語るブースのやり取りが、捜査の随所に描かれています。今回はそこに登場する「推測」を語る英語表現を集めてみました。

「推測する」を英語で言おうとすると、guess以外の言い方がなかなか浮かばない、という経験はないでしょうか。

目次

仮説を語るブースと、根拠を求めるブレナン

Booth のSUVの車内、ブースが事件の筋書きを語り始めると、ブレナンはすぐさま冷ややかな反応を返します。

BRENNAN: (not impressed) Hey, you should write fiction.

BOOTH: What? Reasonable.

BRENNAN: It’s not based on evidence, it’s conjecture.

BOOTH: Look, I’m positing a scenario. We’ve been through this before.
(小説でも書いたら?/何だよ、筋は通ってるだろ/それは証拠に基づいていない、単なる推測よ/仮説を立てているだけだろ。前にも話しただろ)

Bones Season1 Episode6 (The Man in the Wall)

write fiction(直訳「小説を書く」)は、根拠のない想像を語る相手を皮肉る言い方です。conjecture は「根拠の薄い推測」を指す名詞で、事実の裏付けがない主張を指摘する時に使われます。そして posit a scenario は「仮説として筋書きを提示する」という意味の言い回しで、ブースが自分の推理を正当化しようとする場面によく合う表現です。

「筋が通らない」を表す表現、そして当て推量

容疑者Oakesの尋問シーンでは、ブースが投げかけた仮説に対し、こんな反応が返ってきます。

OAKES: No, it doesn’t scan. Mount was into Jesus, not chalk.
(いや、筋が通らない。Mountは信仰にのめり込んでいて、麻薬なんかやってなかった)

Bones Season1 Episode6 (The Man in the Wall)

it doesn’t scan は「筋が通らない」「腑に落ちない」という意味の口語的な熟語です。詩の韻律が正しく「スキャン(scan)」される、つまり調子が合うという由来を持ち、論理の食い違いを指摘する場面で自然に使われます。

事件の動機がおおよそ見えてきたラボの場面では、ブレナンがこうつぶやきます。

BRENNAN: It’s still murky psychological guesswork though.
(それでもやっぱり漠然とした心理的な当て推量でしかないわね)

Bones Season1 Episode6 (The Man in the Wall)

guesswork は「当て推量」を意味する名詞で、根拠に乏しい推測を指す時に使われます。相手の分析をguessworkと評すると、暗に軽んじるニュアンスが伝わることがあるため、誰の分析について使うかには気を配りたい表現です。

表現 品詞 ニュアンス
posit a scenario 動詞句 仮説として筋書きを提示する、やや知的な響き
conjecture 名詞 根拠の薄い推測、フォーマルな場でも使える
guesswork 名詞 当て推量、軽んじる響きを伴うことがある
it doesn’t scan 熟語 筋が通らない、腑に落ちない(口語)

まとめ|「推測」の温度を言い分ける英語

posit a scenario、conjecture、it doesn’t scan、guesswork。同じ「推測する」でも、確信の度合いや響きの硬さによって選べる言葉が英語にはいくつも用意されています。

会話の温度が変わるたびに選ばれる言葉も変わっていく、そんな英語の機微を、これからも『BONES』の世界とともに追いかけていきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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