「joined at the hip」の意味と使い方|『CHUCK』S01E08で学ぶ英会話

「joined at the hip」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

いつ見ても二人セットで、片方だけでいるところを見たことがない——そんな仲良しコンビが、まわりに一組はいますよね。

そんな関係にぴったりの「joined at the hip」を、『CHUCK』シーズン1第8話、寿司店のディナーで、デヴォンがチャックとサラの仲をからかうシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「joined at the hip」の意味とニュアンス

joined at the hip
意味:いつも一緒にいる、片時も離れない、べったりしている

腰(hip)のところで二人がつながっている——結合双生児のイメージから生まれたとされる表現です。まるで物理的にくっついているかのように、常に行動を共にしている関係を表します。

多くは、仲の良さや親密さを示す愛嬌のある言い方として使われます。恋人どうし、親友、きょうだいなど、いつも一緒にいる二人を評するときにぴったりです。文脈や口調によっては「ちょっとくっつきすぎ」という軽いからかいの色を帯びることもあり、褒め言葉にも冷やかしにもなる柔らかさを持っています。attached at the hip という言い方もほぼ同じ意味で使われます。

【ここがポイント!】

  • 核は「腰のところでつながって離れられない」という、二人一組のイメージ
  • 仲の良さの賛辞にも、くっつきすぎの軽い冷やかしにもなる柔らかい表現
  • 口調や前後の文脈で、褒めか冷やかしかを読み取るのがコツ

『CHUCK』S01E08のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

寿司店のディナーで、心臓外科医のデヴォンが、チャックとサラの関係の進み具合をからかい始めます。「いつも一緒なのに」と軽口を飛ばすデヴォンに、姉のエリーが慌てて話題を変える——天真爛漫なデヴォンと、場を収めようとするエリーの掛け合いが見どころの場面です。

Devon: I mean you guys are joined at the hip, but that’s not where you’re supposed to be joined.
(つまり、君らいつもべったり一緒だけど、くっつくべきはそこじゃないだろ。)

Ellie: That is none of our business. Um, edamame?
(それは私たちには関係ないでしょ。ねえ、枝豆は?)

Chuck Season1 Episode8

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シーン解説と心理考察

デヴォンの joined at the hip は、本来は仲の良さをほほえましく評する表現です。ところがこの場面では、それを足がかりに二人の関係をさらにいじる流れへと転がしていきます。偽装カップルであるチャックとサラにとっては、痛いところを突かれる一言として響きます。

すかさず「それは私たちには関係ないでしょ」と遮り、枝豆で話を逸らすエリーの反応に、姉らしい気づかいと、その場の気まずさがにじむ場面です。からかうデヴォン、慌てるエリー、言葉に詰まる当の二人——食卓の空気がやわらかく転がっていく様子が、この短いやり取りに表れています。仲の良さを示す表現が、場面によって冷やかしへと早変わりする好例と言えます。

『CHUCK』流・覚え方のコツ

二人の人が腰のあたりでぴったりつながっていて、片方が歩けばもう片方もついていくしかない——そんな姿を思い描いてください。物理的に離れられないほど、いつも一緒にいる関係です。

チャックとサラを「いつもべったり」とからかう、あの食卓のデヴォンを思い出してみてください。二人がくっついて離れないイメージと一緒に、joined at the hip の意味が記憶に残りやすくなります。

例文で覚える「joined at the hip」

いつも行動を共にする二人を、ひとことで言い表せる表現です。場面を変えて三つの使い方を見てみましょう。

Those two are joined at the hip — you never see one without the other.
(あの二人はいつも一緒だね。片方だけでいるのを見たことがない。)
仲の良いコンビを評する場面です。最も典型的な使い方で、温かいまなざしが伝わります。

My best friend and I were joined at the hip in high school.
(親友とは高校時代、いつもべったり一緒だった。)
昔の親しい関係を振り返る場面です。過去形にすると、その頃の距離の近さが懐かしく響きます。

A: Have you noticed how the new manager and the CEO are always together?
B: Yeah, they’ve been joined at the hip lately.
(A:新しいマネージャーとCEO、いつも一緒にいるの気づいた?)
(B:うん、最近ずっと行動を共にしてるよね。)
職場での関係を話題にする会話です。ややゴシップ寄りの軽いトーンで、密接さを示すときにも使えます。

あわせて覚えたい関連表現

inseparable
(切り離せない、いつも一緒の)
一語で「離れられない」を表す形容詞です。joined at the hip がくだけた口語なのに対し、こちらはフォーマルな場面でも使え、皮肉の色を含みにくい中立的な響きになります。

attached at the hip
(いつも一緒にいる)
joined を attached に替えただけの、ほぼ同義の言い方です。意味はほとんど変わらず、話し手の好みや地域によってどちらが使われるかが分かれます。

two peas in a pod
(うり二つ、仲良し二人組)
一つのさやに収まった二粒の豆のイメージです。joined at the hip が「いつも一緒にいる」行動面を指すのに対し、こちらは「似ている二人」という共通点に重きを置きます。

Note|結合双生児から生まれた比喩

joined at the hip を直訳すると「腰のところで接合された」。仲良しを表すこの表現には、実はかなり生々しい由来があります。

この言い回しは、体の一部がつながって生まれる結合双生児(conjoined twins)のイメージに発するとされます。なかでも腰でつながったケースが、文字どおり「joined at the hip」という描写と結びつきました。本来は医学的・身体的な状態を指す表現だったものが、比喩として使われるうちに、「物理的に離れられないほど、いつも一緒にいる」という意味へと広がっていきます。そして時代とともに、生々しさは薄れ、恋人や親友をほほえましく評する愛嬌のある言い回しへと和らいでいきました。今では由来を意識せずに使う人がほとんどで、軽い冷やかしから温かな賛辞まで、幅広いトーンで飛び交っています。

デヴォンがチャックとサラを joined at the hip と評するのも、もちろん身体的な意味ではなく、「いつも一緒だね」という冷やかし混じりの軽口です。由来を知ると、表現が今のかたちに落ち着くまでの道のりが見えてきます。

言葉が角を取りながら生き延びていく様子が、よく表れています。

まとめ|デヴォンの軽口から学ぶ、親密さの伝え方

joined at the hip は、いつも行動を共にする二人を、腰でつながったイメージで言い表せる表現です。片時も離れない——その密着のイメージが、親密さの核を支えています。

恋人、親友、きょうだいなど、「いつも一緒」と感じる関係を評するときに幅広く使えます。口調しだいで、温かな賛辞にも軽い冷やかしにもなる柔らかさが持ち味です。

仲の良い二人を見かけたとき、その関係をほほえましく言葉にできる一言として、表現の引き出しに加えてみてください。

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