「keep one’s mouth shut」の意味と使い方|『CHUCK』S05E08で学ぶ英会話

「keep one's mouth shut」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

言ってはいけないと分かっているのに、うっかり口を滑らせそうになって、ぐっとこらえた経験はありませんか。秘密を預かるのが苦手な人ほど、その我慢は身に染みるものです。

そんなときにぴったりの「keep one’s mouth shut」を、スパイコメディ『CHUCK』シーズン5第8話の前半、危険な任務に同行するチャックに、ケイシーが「今回こそ黙っていられるのか」と念を押すシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「keep one’s mouth shut」の意味とニュアンス

keep one’s mouth shut
意味:口をつぐむ、黙っている、秘密を漏らさない

mouth(口)を shut(閉じた)状態に keep(保つ)——文字どおり「口を閉じたままにしておく」ことから、「余計なことを言わない」「秘密を漏らさない」を表します。keep a secret よりもぶっきらぼうで口語的な響きがあり、「頼むから黙っていてくれ」という念押しや、「私は何も言わなかった」という自己申告の場面でよく登場します。can’t keep one’s mouth shut(口が軽い、黙っていられない)の形で、人のおしゃべりをからかうときにも使われます。命令形で Keep your mouth shut. と言えば、「黙ってろ」というやや強い一言になります。

【ここがポイント!】

  • 「mouth(口)」を「shut(閉じた)」まま「keep(保つ)」という直接的なイメージが核
  • keep a secret より口語的でぶっきらぼう、念押しや強い指示になじむ一言
  • can’t keep one’s mouth shut で「口が軽い」と、おしゃべりをからかうのがコツ

『CHUCK』S05E08のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

サラの秘密の任務に、チャックとケイシーも同行することになります。出発前、口が軽くて秘密を守れないチャックに、ケイシーが半ばあきれ顔で「今回こそ黙っていられるんだろうな」と釘を刺します。歴戦のプロであるケイシーらしい、辛口の念押しが光る場面です。

Casey: You sure you can keep your mouth shut this time?
(今回はちゃんと黙ってられるんだろうな?)

Chuck: Of course. Geez, Casey, you act like I haven’t learned anything in the last four years.
(もちろんさ。もう、ケイシー、この4年で何も学んでないみたいな言い方だな)

Chuck Season5 Episode8 (Chuck Versus the Baby)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

口の軽いチャックを、ケイシーが百も承知でからかうやり取りが表れています。keep your mouth shut という砕けた命令形が、堅物のケイシーらしいぶっきらぼうな念押しとして響きます。「この4年で何も学んでないみたいな言い方だ」と口を尖らせるチャックの反応が、逆に「やっぱり口が軽い」という前提を裏づけていて、二人の長年の相棒関係がにじむ場面です。信頼と呆れが同居した、コミカルでいて温かいやり取りと言えます。

『CHUCK』流・覚え方のコツ

keep one’s mouth shut は、開きかけた口をぎゅっと閉じて、そのままチャックを掛けるように押さえておく——その「口をふさいだまま保つ」動作を思い浮かべると覚えやすい表現です。何か言いたくてうずうずしても、口を shut(閉じた)まま keep(保つ)。ケイシーが口の軽いチャックに「今回こそ口を閉じてろよ」と念を押すこの場面に、開きたがる口を必死に閉じているイメージを重ねれば、「黙っている・漏らさない」という意味がそのまま体に残ります。

例文で覚える「keep one’s mouth shut」

keep one’s mouth shut は、秘密を守る場面でも、おしゃべりを戒める場面でも使えます。念押し・自己申告・からかいの3つの例文で、その使い勝手を確かめてみましょう。

Just keep your mouth shut and let me handle this.
(君は黙ってて、あとは僕に任せて。)
相手に口出しをやめさせる場面です。命令形で「黙ってろ」というやや強い指示になります。

I promise I’ll keep my mouth shut about the surprise party.
(サプライズパーティーのこと、絶対に黙っておくって約束するよ。)
秘密を守ると誓う場面です。about のあとに「何を漏らさないか」を続けられます。

A: Did you tell anyone what happened at the meeting?
B: No way—I know how to keep my mouth shut.
(A:会議であったこと、誰かに話した?)
(B:まさか。私は口が堅いんだよ。)
信頼できることを伝える会話です。「黙っていられる=口が堅い」という含みで、自分の口の堅さをアピールできます。

あわせて覚えたい関連表現

keep a secret
(秘密を守る)
最も中立的で丁寧な言い方です。keep one’s mouth shut がぶっきらぼうで口語的なのに対し、こちらは場面を選ばず落ち着いて使えます。

zip one’s lip
(口にチャックをする、黙る)
唇をファスナーで閉じるイメージの、ややおどけた表現です。Zip it! だけでも「黙って!」と、軽い調子でたしなめられます。

not breathe a word
(一言も漏らさない)
「息の一つも漏らさない」という強調表現です。keep one’s mouth shut より「絶対に言わない」という固い約束のニュアンスが前面に出ます。

Note|keep one’s mouth shut / keep a secret / not breathe a word の使い分け

「黙っている」「秘密を守る」と言いたいとき、英語にはいくつもの言い回しがあります。keep one’s mouth shut もそのひとつですが、似た表現と並べてみると、それぞれ手触りが少しずつ違うことが見えてきます。

まず keep one’s mouth shut は、「口を閉じたままにしておく」という身体的なイメージが核にあります。そのぶん口語的でぶっきらぼうで、「頼むから黙っててくれ」という念押しや、「黙ってろ」という強めの指示に向いています。keep a secret は、視点が「秘密」という中身に移ります。「守るべき情報を保持する」という中立的な言い方で、丁寧な約束からビジネスの守秘まで、場面を選ばず使えます。not breathe a word はさらに強調に振れて、「息の一つも漏らさない」という誓いに近い響きを持ちます。「絶対に、ひとことも言わない」と約束したいときにはまる表現です。同じ「黙る」でも、口の動作に注目するか、秘密という中身に注目するか、漏らさない徹底ぶりを強調するかで、選ぶ言葉が変わってくるわけです。

ケイシーのセリフに戻ると、「今回こそ keep your mouth shut できるのか」は、口の軽いチャックに向けた、ぶっきらぼうな念押しでした。keep a secret でも not breathe a word でもなく keep your mouth shut を選ぶことで、「頼むから今度は口を閉じておけよ」という、相棒ならではの砕けた圧が自然に立ち上がっています。

同じ「黙る」でも、どの言い回しに乗せるかで、伝わる温度は変わってきます。

まとめ|ケイシーの念押しから学ぶ「口をつぐむ」の一言

keep one’s mouth shut は、口を閉じたまま保つというイメージから、「口をつぐむ・黙っている・秘密を漏らさない」を表す表現でした。keep a secret より口語的でぶっきらぼうな響きを持ち、念押しや強めの指示になじみます。

秘密を守る場面でも、おしゃべりを戒める場面でも、can’t keep one’s mouth shut で口の軽さをからかう場面でも、この一言があると会話に砕けた表情を添えられます。

ケイシーが相棒に投げかけたこの表現を、あなたの会話のレパートリーに加えてみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「keep one's mouth shut」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次