「I need your license and proof of insurance.」と言われたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E13で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「I need your license and proof of insurance.」と言われたら、何と返す?|『メンタリスト』S03E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン3第13話の序盤では、CBI(カリフォルニア州捜査局)のコンサルタントであるジェーンが、事件現場へ向かう途中で運転中に呼び止められます。免許証と保険の証明書を求められ、ジェーンがどう返すかが見どころです。

書類を求められたときの言い方と、それをやんわり断る言い方、さらに食い下がる言い方を、台詞とあわせて順に見ていきます。

目次

「Do you know how fast you were going, sir?」呼び止められた最初のやり取り

事件の現場では、ジェーンがなぜまだ来ていないのかを確かめるよう指示が出ています。続く場面で、ジェーンは呼び止められた相手に、まず名乗って行き先を伝えます。

Jane: Patrick Jane, CBI. I’m on the way to a crime scene.
(CBIのパトリック・ジェーンです。事件現場へ向かう途中なんです。)
— Do you know how fast you were going, sir?
(どれくらいの速度で走っていたか、お分かりですか?)
Jane: Do I get a prize if I guess correctly?
(当てたら、賞品でも出ますか?)
The Mentalist Season3 Episode13 (Red Alert)

Patrick Jane, CBI. は、名前と所属機関を並べただけの、簡潔な名乗り方です。I’m on the way to ~ は「〜へ向かう途中だ」という表現で、行き先を添えて、急いでいる事情を先に伝えています。

呼び止めた側の Do you know how fast you were going, sir? は、「どれくらいの速さで走っていたか分かっていますか」と尋ねる形です。文末の sir は、相手を丁寧に呼ぶときの敬称です。

これに対するジェーンの Do I get a prize if I guess correctly? は、質問に質問で返しています。「当てたら賞品が出るのか」と、問いかけを冗談に変える返し方です。相手の問いにそのまま答えず、話の向きを変える働きをしています。冗談めかした返しで、呼び止められた場面の空気を軽くする使い方もある形です。このあとのやり取りで、時速13マイルの超過という数字が出てきます。posted speed limit は、掲示されている制限速度を指す言い方です。

「I’d love to, but ~」書類の要求をやんわり断る

続いて、書類を求める言葉と、それに対するジェーンの返答が出てきます。

— I need your license and proof of insurance.
(免許証と保険の証明書が必要です。)
Jane: I’d love to, but, uh, we got a murder to solve.
(そうしたいのはやまやまなんですが、えっと、こっちは殺人事件を解決しなきゃならないんで。)
The Mentalist Season3 Episode13 (Red Alert)

I need ~ は「〜が必要だ」と、相手に求めるものをはっきり示す形です。proof of insurance は「保険に入っていることの証明」にあたり、license and proof of insurance のように名詞を二つ並べて、求める書類をまとめています。

ジェーンの I’d love to, but ~ は、I would love to の短縮形で、「ぜひそうしたいのですが」と応じたい気持ちを先に示してから、but のあとに応じられない理由を続ける形です。to のあとは省かれていて、直前に求められた行為を指していると読めます。

理由として出てくる we got a murder to solve は、we’ve got の「’ve」が落ちた話し言葉で、「解決すべき殺人事件を抱えている」という意味です。got … to ~ の形は、「〜すべき…がある」と、やるべきことを示します。断る前に相手の求めを受け止める一言を置き、そのあとに理由を添える順序になっています。理由の中身は、ジェーン自身が抱えている用件として語られています。

「Is this really necessary?」繰り返された要求に食い下がる

書類を求める言葉は、このあともう一度出てきます。

— License and proof of insurance.
(免許証と保険の証明書を。)
Jane: I mean, is this really necessary?
(というか、これって本当に必要なんですか?)
The Mentalist Season3 Episode13 (Red Alert)

繰り返された License and proof of insurance. は、最初の I need ~ の部分が落ち、名詞だけが残っています。動詞を省いた短さで、同じ要求を重ねています。要求の内容は変わらず、言葉だけが切り詰められている点が分かります。

ジェーンの I mean, ~ は、言いかけたことを言い直したり、補ったりするときの切り出しです。Is this really necessary? は、this が目の前の要求を指し、really が「本当に」と念を押します。ここでは、要求そのものが必要なのかを問い返す形になっています。前の断りでは理由を添えていましたが、この問いは理由を挙げず、必要性そのものに疑問を向けています。

このあと、場面は車から降りるよう求める言葉へ進みます。ここまでのやり取りは、ドラマの中の会話であり、実際の場面での対応の手本として扱えるものではありません。台詞の組み立てとして見ると、冗談で返す、理由を添えて断る、必要性を問い返すという三つの返し方が、順に並んでいます。

まとめ|書類を求められたときの三つの返し方

Do I get a prize if I guess correctly? の冗談、I’d love to, but ~ の断り方、Is this really necessary? の問い返しを見てきました。同じ要求を前にしても、返し方の幅が見えてきます。

次回も『メンタリスト』の台詞と一緒に、英語表現を見ていきましょう。

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