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『メンタリスト』シーズン7第7話には、行事の予定を知らされて出席できるかどうかを聞かれる場面と、来てくれた相手に礼を伝える場面が出てきます。
誘いに対して、行けるとも行けないとも言い切れないことは、日常でもあります。短い返事ほど、受け取り方が分かれやすいものです。返事に含まれる響きや、事情の添え方、来てくれた相手への一言までを、作中の言い方をもとに順に整理していきます。
「Any chance you can make it?」出席の見込みを軽く尋ねる聞き方
作中には、予定を思い出したように切り出し、そのまま出席できるかを尋ねる場面があります。
— Ooh, I forgot. Uh, baby’s christening’s on Saturday. Any chance you can make it?
(あっ、忘れてた。ええと、土曜日に赤ちゃんの洗礼式があるんだ。来られそう?)
— I’ll try.
(やってみるよ。)
The Mentalist Season7 Episode7 (Little Yellow House)
Any chance you can make it? は、「来られる見込みはある?」と軽く確かめる聞き方です。chance は「可能性」を表す語で、any chance と置くと、少しでも見込みがあれば知りたい、という余地を残した響きになります。make it は「都合をつけて行く」「間に合う」という意味で、予定の日に顔を出せるかを聞くときに使われる動詞です。
Can you make it? と比べると、見込みを尋ねる分だけ、断られても構わない余地が残る聞き方に聞こえる場合があります。ただし、どちらが丁寧かは声の調子や場面でも変わります。優劣として覚えるより、聞き方の幅として押さえておくと役立ちます。
| 言い方 | 響き |
|---|---|
| Any chance you can make it? | 見込みを軽く尋ねる(作中) |
| Can you make it? | 来られるかをそのまま尋ねる(例文) |
| Do you think you can make it? | 見込みを少し間接的に尋ねる(例文) |
返事は、行けるなら Yes, I’ll be there.、行けないなら Sorry, I can’t make it.、まだ決められないなら I’m not sure yet. I’ll let you know. のように分けられます。いずれも作中にない例文です。作中の返事は、このどれとも違う短い一言で、次の見出しで扱う I’ll try. です。
「I’ll try.」の含みと、行けない事情の添え方
I’ll try. は、前向きにも聞こえる短い返事です。try は「試みる」という意味で、行くと言い切ったわけではなく、行けるように努めるという意味合いにとどまります。そのため、日本語の「行けたら行く」に近い響きで受け取られる場合があります。
作中でも、この返事のあとに、I’ll try は I won’t の意味だと指摘する発言が続きます。そのあとのやりとりまで含めて、まとまりで見ていきます。
— T, we all know with you, “I’ll try,” means, “I won’t.”
(T、あなたの場合、「やってみる」は「やらない」って意味だって、みんな分かってるんだよ。)
— Look, I’d like to come. It’s just I got a job.
(ねえ、行きたいんだよ。ただ、仕事があってさ。)
— I got a job, too. You’re not the only busy person on the planet.
(こっちにも仕事はあるよ。忙しいのは、この世であなただけじゃないんだから。)
The Mentalist Season7 Episode7 (Little Yellow House)
行けない事情を伝える形は、I’d like to come. It’s just ~. です。先に I’d like to come. と行きたい気持ちを述べ、It’s just に続けて事情を添えています。just は「ただ〜というだけで」と理由を限定する語で、断りの前に置くと、気持ちはあるという前置きが伝わりやすくなります。I got a job. は、この流れでは「やるべき仕事がある」という意味合いです。
続く発言は You’re not the only busy person on the planet. です。忙しいのは自分だけではない、と言い返す形になっています。on the planet は「この世で」と大げさに言い添える言い回しで、強めに響くことがあるため、使う場面には注意が必要です。
| 例文 | 響き |
|---|---|
| I’ll try my best, but I can’t promise. | 努力は約束するが、確約はしない |
| I’d like to come. It’s just that I have work that day. | 気持ちを先に伝えて、事情を添える |
| I’ll let you know by Friday. | 返事の期限を添える |
一文で終える I’ll try. は、含みの読み取りが相手に任されます。気持ちと事情、あるいは返事の時期を添えると、行ける見込みがどの程度なのかが伝わりやすくなります。
「I’m glad you made it out.」来てくれた相手への礼と、またの約束
作中には、集まりの場面で、来てくれた相手に礼を伝える一言も出てきます。
— Hey, I’m glad you made it out. It means a lot.
(やあ、来てくれてよかった。本当にありがたいよ。)
The Mentalist Season7 Episode7 (Little Yellow House)
I’m glad you made it out. は、来てくれたことをよろこぶ言い方です。made it は、最初の見出しの make it の過去形で、「都合をつけて来た」という意味合いです。out が付くと、足を運んで来たという含みが加わります。続く It means a lot. は、来てくれたことの重みを伝える一文で、後ろに to me を付けた形でも使われます。
同じやりとりの少しあとには、またの約束で締める言葉も出てきます。
— We should hang out more.
(もっと一緒に過ごしたいね。)
— Oh, like normal people?
(ああ、ふつうの人みたいに?)
— Yeah, like normal people.
(そう、ふつうの人みたいに。)
— We should. This has been fun.
(そうしよう。楽しかったよ。)
The Mentalist Season7 Episode7 (Little Yellow House)
hang out は、「一緒に過ごす」「会って時間を過ごす」という意味のくだけた動詞です。We should ~ は「〜したいね」と気持ちを伝える形で、日時を決めた約束というより、また会いたいという意思表示として使われることがあります。間には Oh, like normal people? と問い返す一言が入り、Yeah, like normal people. と同じ言い方で返されます。最後の This has been fun. は、現在完了で「ここまでの時間が楽しかった」と振り返る形です。
| 場面 | 言い方(例文) |
|---|---|
| 来てくれたことに礼を言う | Thanks for coming. / I’m glad you could make it. |
| またの機会を伝える | Let’s do this again soon. |
make it と hang out の二つの動詞を押さえておくと、誘いの前後の会話を、短い形でつなげられます。
まとめ|出席の返事と、来てくれた相手への一言
Any chance you can make it? は、出席の見込みを軽く尋ねる聞き方です。返事は I’ll try. で含みを持たせるほか、I’d like to come. It’s just ~. と気持ちと事情を添える形があります。来てくれた相手には I’m glad you made it. と伝えられます。
次回も『メンタリスト』と一緒に、場面ごとの英語を見ていきましょう。
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