お礼や出迎えに短く応じる英語|『メンタリスト』S05E08で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: お礼や出迎えに短く応じる英語|『メンタリスト』S05E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第8話には、お礼を言われる一言、飲み物への一言、出迎えの一言と、ごく短いやりとりが三つ出てきます。どれも一、二文で終わりますが、感謝の受け止め方、状況への対応の仕方、場所のほめ方といった受け答えの型がはっきり見えます。

短い言葉でどう受け、どう動くのか。三つのやりとりを順に取り上げて、使われている英語を整理していきます。

目次

「Thanks for the dress.」に「Oh, it’s my pleasure.」と返す

一つ目は、ドレスについてのお礼と、その返しです。

— Thanks for the dress.
(ドレスをありがとう。)
— Oh, it’s my pleasure.
(まあ、どういたしまして。)
The Mentalist Season5 Episode8 (Red Sails in the Sunset)

お礼の Thanks for ~ は、for のあとに感謝の対象を置く形です。ここでは the dress が対象になっています。Thank you よりもくだけた言い方で、短く気軽に伝えるときに使われます。

返しの it’s my pleasure は、直訳すると「それは私の喜びです」で、お礼に対して「どういたしまして」と応じる言い方です。You’re welcome. と並ぶ返し方ですが、pleasure という語が入るぶん、喜んでやったという気持ちを添える響きがあります。

文頭の Oh, は、返事の前に置かれた軽い切り出しです。どういう気持ちで添えられているのかは、台詞だけからは分かりません。No problem. のようなもっと気軽な返し方もあり、どれを選ぶかで、お礼を受け止めるときの温度感が変わってきます。

お礼が一文、返しも一文で、やりとりは完結しています。長く言葉を重ねなくても、Thanks for ~ と my pleasure の組み合わせで、感謝と受け止めの両方が伝わるという点が、使いやすさにつながっています。

「This beer is warm.」に「I’ll get some ice.」と動く

二つ目は、飲み物についての一言と、それを受けた申し出です。

— Mm. This beer is warm.
(うーん。このビール、ぬるいね。)
— I’ll get some ice.
(氷を持ってきます。)
The Mentalist Season5 Episode8 (Red Sails in the Sunset)

最初の This beer is warm. は、目の前のビールの温度を、そのまま事実として述べる文です。warm は「あたたかい」「ぬるい」のどちらにも当てはまる語ですが、冷たいはずの飲み物に使うと、ぬるいという意味合いになります。冒頭の Mm. は、文の前に置かれた短い声です。

この文には、「冷やしてほしい」という依頼の言葉は入っていません。それでも、返しの I’ll get some ice. は、状況を受けて、氷を取ってくるとすぐに申し出ています。

I’ll ~ は I will の短縮形で、その場で決めたことを告げるときに使われる形です。「あらかじめ決めていた予定」ではなく、いま聞いたことに対して、その場で動くと宣言する働きがあります。get some ice の some は、はっきりした量を決めずに「いくらかの氷」を指す語です。

指摘の言葉と申し出の言葉が一対になっており、温度の指摘は事実の描写にとどまっていて、対応を決める役目は返しの一言が担っています。どちらの発言もごく短いので、日常のやりとりを英語で組み立てるときの手本にもなります。氷の量を細かく言わず some で済ませるあたりも、会話らしい軽さです。

「Welcome.」に続く「Well, it’s a nice place.」

三つ目は、出迎えの一言と、それに続く感想です。

— Welcome.
(ようこそ。)
— Well, it’s a nice place.
(まあ、いい場所だね。)
The Mentalist Season5 Episode8 (Red Sails in the Sunset)

Welcome. は、一語で出迎えを伝える言葉です。Welcome to ~ のように場所を続けることも多いのですが、ここでは単独で使われています。何に対する出迎えなのか、言葉を足さなくても通じるのは、その場に相手がいるからです。

続く感想の it’s a nice place は、nice で場所をほめる言い方です。文頭の Well, は、少し間を取って感想に入るための軽い前置きとして働きます。place の前に a nice を置くことで、場所の印象を「よい」と一言で言い表しています。a がつくのは、特定の一か所を数えられる一つの場所として語るためで、感想を短くまとめる形です。

場所をほめる nice place は、It’s nice. と言うよりも、「場所」という名詞をはっきり出すぶん、何をほめているのかが明確です。place は家や部屋や店など、いろいろな場所を指せる、使い道の広い語でもあります。

出迎えの一言に、感想で応じる。どちらもごく短い言葉ですが、あいさつと感想の組として、やりとりが成り立っています。

まとめ|短く返して、場を整える

it’s my pleasure でお礼を受け止め、I’ll get some ice. で状況に合わせて動き、Welcome. と it’s a nice place で出迎えと感想を交わす。短い言葉でも、受け答えの働きがはっきり見えてきます。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

このエピソードのほかのコラムやフレーズ記事も、あわせて読んでみると、場面ごとの英語の広がりが見えてきます。

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