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『モダンファミリー』シーズン3第18話で、クレアは娘のヘイリーとアレックスにSNSの友達申請を送りますが、2人はなかなか承認しません。承認してほしい母親と見られたくない娘たちのすれ違いの中に、申請・承認・投稿・タグ付けといった言葉がそろって登場します。
SNSの画面で見かける英単語が、会話の中ではどう使われるのか。クレアと娘たちのやり取りを順に追いながら見ていきます。
「friend request」を「accept」してもらえないクレア
クレアは、ヘイリーとアレックスにこう切り出します。
Claire: Hey, how come you guys haven’t accepted my friend requests?
(ねえ、どうしてあなたたち、私の友達申請を承認してくれないの?)Haley: I didn’t know you were on Facebook.
(ママがFacebookやってるなんて知らなかった。)Alex: Yeah.
(うん。)Modern Family Season3 Episode18 (Send Out the Clowns)
friend request は「友達申請」、それを受け入れることを accept と言います。How come ~? は「どうして〜なの?」と理由を聞くくだけた形で、不満や驚きが込もりやすい聞き方です。
- A: Did you get my friend request?
(私の友達申請、届いた?) - B: Yes, I’ll accept it tonight.
(うん、今夜承認するね。)
少しあとで、クレアは改めて承認を頼みます。
Claire: So what do you say? Accept my friend thingy.
(で、どう? 私の友達のアレ、承認してよ。)Alex: Sorry, mom, I-I didn’t get a friend thingy from you.
(ごめん、ママ、わ、私はママからその友達のアレ、届いてないよ。)Haley: Yeah, you know, they have a lot of blocks on there to protect kids from weirdos.
(そうそう、ほら、変な人から子どもを守るために、ブロックがいっぱいかかってるんだよね。)Claire: Mm.
(ふうん。)Claire: Okay.
(わかった。)Claire: Good, good.
(いいわ、いいわ。)Claire: I’ll send it again.
(もう一回送るわね。)Modern Family Season3 Episode18 (Send Out the Clowns)
thingy は、名前がすぐに出てこない物を指すくだけた言い方で、日本語の「アレ」「なんとかってやつ」に近い語です。クレアが friend request を friend thingy と言うところに、SNSの言葉に慣れていない様子がうかがえます。アレックスもその言い方のまま返します。
ヘイリーの on there は「そこ(そのサイト)の上で」という意味で、block はここでは、見知らぬ相手からの接触を防ぐ仕組みを指します。2人の説明を聞いたクレアは、send it again(もう一度送る)と、申請の再送を告げます。
Haley: Great.
(よかった。)Alex: Please do.
(ぜひそうして。)Haley: Please don’t.
(やめて。)Haley: We got her request the first time, but ignored it.
(ママの申請は最初から届いてたけど、無視したの。)Haley: I can’t have her on there snooping around seeing what I’m doing at parties.
(パーティーで何してるか、ママにのぞき回られるなんて無理。)Alex: Or posting pictures of us on family vacations wearing old, dorky clothes.
(それか、家族旅行でダサい古着を着た私たちの写真を載せられるとかね。)Modern Family Season3 Episode18 (Send Out the Clowns)
Please do. のすぐあとに Please don’t. が続き、ヘイリーは申請が最初から届いていたこと、そしてそれを ignore(無視)したことを明かします。先ほどの「届いていない」は言い訳だったと分かる場面です。snoop around は「かぎ回る」、post pictures は「写真を投稿する」という意味です。
ヘイリーの I can’t have her ~ing は「彼女に〜されるのは困る」という形で、have + 人 + ~ing で「人に〜させておく」を表します。見られたくない、載せられたくないという2人の本音が、この形で並んでいます。
- A: I can’t have my boss seeing these photos.
(上司にこの写真を見られるのは困る。) - B: Then don’t post them.
(じゃあ投稿しなければいいのに。)
「status update」「wall」「tag」で広がるすれ違い
後の場面でクレアは、2人がわざと承認しない(confirm しない)と不満を口にします。accept と同じく、申請を受け入れる動作を表す語です。
Claire: What is so private that I can’t possibly see it?
(私に絶対見せられないほど秘密のものって、何なの?)Haley: Nothing.
(何もないよ。)Claire: Nothing.
(何もない、ね。)Claire: You just don’t want to be my friend.
(あなたたちは、私と友達になりたくないだけなのね。)Claire: Great.
(結構よ。)Claire: I can see my next status update— “my daughters are monsters.
(次の近況が目に浮かぶわ。「うちの娘たちは怪物です」ってね。)Modern Family Season3 Episode18 (Send Out the Clowns)
be my friend は、SNS上の「友達になる」と、ふだんの「友達でいる」の両方に取れる言い方です。status update は、自分の近況を短く投稿することを指す語として使われることが多いと言えます。クレアはそれを使って、娘たちへの不満を皮肉まじりに言い表します。
冒頭の What is so private that ~? は so ~ that の形で、「〜なほど秘密のものって何なの?」と問い詰める言い方です。ヘイリーの Nothing. をクレアがそのまま繰り返すことで、その答えを信じていないことが伝わってきます。
終盤には、クレアが自分のページを娘たちに見せます。
Claire: Hmm.
(ふうん。)Claire: You gotta check out my wall.
(私のウォール、見てみてよ。)Claire: Right there.
(ほら、そこ。)Haley: Spring break, 1990, New Orleans.
(1990年の春休み、ニューオーリンズ。)Haley: Is that you?
(これ、ママ?)Claire: What?
(何?)Haley: Some guy from your college tagged you in a picture.
(ママの大学の誰かが、写真にママをタグ付けしてる。)Claire: What is “tagging“? What is “tagging“?
(「タグ付け」って何? 「タグ付け」って何なの?)Modern Family Season3 Episode18 (Send Out the Clowns)
check out は「(よく)見てみる」という意味で、相手に何かを見せたいときによく使われます。wall は、自分のページの投稿が並ぶ場所を指す呼び方です。呼び方はサービスや時期によって異なります。tag someone in a picture は「写真に〜をタグ付けする」で、クレアはこのあと Untag it!(タグを外して!)と慌てます。tag の前に un- を付けると「外す」という逆の動作を表せます。
- A: Did you tag me in that photo?
(あの写真に私をタグ付けした?) - B: Yeah. Should I untag it?
(うん。外したほうがいい?)
まとめ|SNSの言葉で読む親子のすれ違い
friend request と accept、post、status update、wall、tag と untag が、クレアと娘たちの会話にそろって出てきます。thingy のような言い方も、画面の用語に慣れていない様子を伝えます。
SNSで目にする英単語も、ドラマの会話の中で見ると使い方がつかみやすくなります。
同じ回のほかのコラムでは、フィルが仕事の争いの中で口にする言葉を取り上げています。


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