「I’m too competitive.」に見る、勝ちたい気持ちが行き過ぎた自分を認める英語表現|『モダンファミリー』S04E23で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「I'm too competitive.」に見る、勝ちたい気持ちが行き過ぎた自分を認める英語表現|『モダンファミリー』S04E23で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン4第23話では、ミッチェルとジェイの親子が、別々の場面で自分の中にある勝ちへのこだわりと向き合います。口にしにくい本音を認める言葉が、立場の違う2人の口から出てくるのが見どころです。

今回は、打ち明け話の前置き、つい出た言葉を認める言い方、悪い癖を自分の代で止める宣言、そして性分を認める I’m too competitive. までを、会話の流れに沿って場面の順に見ていきます。

目次

「I have to admit」で認めにくい気持ちを打ち明ける

ミッチェルは、リリーがうまくやる姿を見て自分の中に起きた変化を、次のように話し始めます。

Mitchell: I have to admit.
(正直に言うよ。)

Mitchell: Seeing Lily do so well brought out something in me.
(リリーがあんなにうまくやるのを見て、僕の中の何かが引き出されたんだ。)

Mitchell: The pride of being a parent of a child who wasn’t just participating but thriving.
(ただ参加してるだけじゃなく、ぐんぐん伸びてる子の親だっていう誇りがね。)

Modern Family Season4 Episode23 (Games People Play)

I have to admit は直訳すると「認めなければならない」ですが、実際には「正直に言うと」と、言いにくいことを打ち明ける前置きとして働きます。文の頭に置いて I have to admit, … と続ける形のほか、ここでのように一言で区切ってから本題に入る形もあります。

bring out something in me は「自分の中の何かを引き出す」という言い方です。bring out は隠れていたものを表に出すイメージの句動詞で、bring out the best in someone(人のいいところを引き出す)のように、良い面にも悪い面にも使われます。ミッチェルは引き出されたものを pride(誇り)と説明していますが、このあとの場面では、また別の一面がのぞきます。

その後、ミッチェルが同じ言葉をくり返しつぶやくと、キャメロンがそれを聞きとがめます。

Mitchell: Fall.
(落ちろ。)

Mitchell: Fall.
(落ちろ。)

Cameron: Mitchell, I can hear you
(ミッチェル、聞こえてるよ)

Mitchell: What?
(え?)

Cameron: Rooting for a little girl to fall.
(小さな女の子が落ちるのを願ってるのが。)

Cameron: If I can hear you, other people can hear you.
(僕に聞こえるってことは、ほかの人にも聞こえてるんだよ。)

Mitchell: Yes! I don’t know why I said that.
(そうだね! なんであんなこと言ったんだろう。)

Mitchell: I don’t– I’m sorry.
(僕は……ごめん。)

Modern Family Season4 Episode23 (Games People Play)

I can hear you ~ing は「〜してるのが聞こえてる」と、相手の独り言をはっきり指摘する言い方です。root for は本来「応援する」ですが、to fall と組み合わさることで、相手の失敗を願う意味に変わっています。ここでの a little girl はリリーではなく、別の女の子のことです。I don’t know why I said that. は、思わず口から出た言葉を自分でも説明できないと認める一言です。

「this ends today」と「pass on」で悪い癖を止める

ミッチェルはその後、キャメロンに向かってこう言い切ります。

Mitchell: No, this ends today, Cam.
(いや、今日で終わりにするよ、キャム。)

Mitchell: I am not passing this on to Lily.
(これをリリーに受け継がせたりしない。)

Cameron: Well, it’s not all on you.
(まあ、全部君のせいってわけじゃないよ。)

Modern Family Season4 Episode23 (Games People Play)

this ends today は「これは今日で終わり」と、続いてきたことに区切りをつける宣言です。主語の this を置くことで、自分の意思というより「もう続けない」という決まりごとのような強さが出ます。

pass ~ on to … は「〜を…に受け継がせる、渡す」という句動詞です。物を手渡す場面にも、性格や習慣、知識を次の世代へ伝える場面にも使われます。ここでの this は、前のセクションでのぞいた、勝ちへのこだわりを指していると読み取れます。

キャメロンの it’s not all on you は「全部があなたの責任というわけではない」という意味です。be on someone は「〜の責任だ、〜持ちだ」を表し、That’s on me.(それは私の責任だ)という形でも耳にします。責任を一人で抱え込もうとする相手の肩の荷を、少し軽くする返し方と言えます。

  • A: The project failed because of me.
    (プロジェクトが失敗したのは僕のせいだ。)
  • B: Hey, it’s not all on you.
    (ねえ、全部君のせいじゃないよ。)

「I’m too competitive」で自分の性分を認める

一方のジェイは、自分とグロリアがゲーム・ナイトに呼ばれなかったと思い込み、その理由をめぐって次のように口にします。

Jay: And besides, it’s my fault, anyway.
(それに、どっちみち俺のせいだ。)

Jay: The kid is right.
(あいつの言うとおりだ。)

Jay: I’m too competitive.
(俺は負けず嫌いが過ぎる。)

Modern Family Season4 Episode23 (Games People Play)

And besides は「それに」と理由を付け足す言い方で、文末の anyway が「いずれにしても」と話をまとめています。続く The kid is right. は、少し前に投げかけられた言葉を、そのまま正しいと認める一言です。

competitive は「競争心が強い、負けず嫌いの」という形容詞で、それ自体は悪い意味とは限りません。仕事の面接などで I’m competitive. と言えば、前向きな長所として伝わることもあります。そこに too が付くと「度が過ぎる」という響きになり、自分の欠点として認める言い方に変わります。I’m a bit too competitive. のように a bit を添えると、少し和らげた言い方になります。

ミッチェルが自分の中に見つけたものを言葉にしようとしていたのに対し、ジェイは短い3文で一気に非を認めています。同じ勝ちへのこだわりでも、言い表し方に2人の違いが出ているのが面白いところです。

  • A: Why did you get so upset over a card game?
    (なんでカードゲームであんなに怒ったの?)
  • B: I know, I’m too competitive.
    (分かってる、負けず嫌いが過ぎるんだ。)
表現 場面での働き
I have to admit. 言いにくい本音の前置き
bring out something in me 自分の中の何かが引き出される
I don’t know why I said that. 口が滑ったことを認める
this ends today / pass ~ on to … 悪い癖を止めると宣言する
it’s not all on you 責任を一人で背負わせない
I’m too competitive. 行き過ぎた性分を認める

まとめ|勝ちたい気持ちを認める言葉

I have to admit で本音を打ち明け、this ends today や pass on で区切りをつけ、I’m too competitive. で性分を認める。親子それぞれが自分を見つめ直す言葉がそろった回と言えます。

本音を打ち明ける一言に注目しながら、次回も『モダンファミリー』の会話を一緒に楽しんでいきましょう。

この回のほかのコラムやフレーズ記事では、別の家族のやり取りから拾った英語も取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次