笑われるのが怖くて隠してきた趣味に、思い切って踏み出すときの英語|『モダンファミリー』S09E22で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 笑われるのが怖くて隠してきた趣味に、思い切って踏み出すときの英語|『モダンファミリー』S09E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン9第22話では、ミッチェルがフィルと二人で、ファンタジー作品のファンが集まる催しに出かけます。ずっと行きたかったのに、家族にからかわれるのが怖くて言い出せずにいた場所です。

好きなものを人に知られる気恥ずかしさや、会場での気後れ、同じ趣味の仲間に出会えた喜びは、英語でどう言うのか。ミッチェルの言葉を順に追っていきます。

目次

「からかわれるのが怖い」を伝える英語

この日の外出について、ミッチェルはこう明かします。

Mitchell: Phil and I are going to Hero-Con to indulge in our love of fantasy fiction.
(フィルと僕は、大好きなファンタジーを思う存分楽しみに、ヒーローコンへ行くんだ。)

Mitchell: Um, I-I’ve always wanted to go, but i-it’s a little nerd-forward, and I was always afraid my family would make fun of me.
(その、ずっと行きたかったんだけど、ちょっとオタク寄りだから、家族にからかわれるんじゃないかってずっと怖かったんだ。)

Mitchell: So I’ve asked Phil to keep it between us.
(だから、フィルには二人だけの秘密にしてもらってる。)

Modern Family Season9 Episode22 (Clash of Swords)

indulge in ~ は「〜を心ゆくまで楽しむ」で、好きなことに思い切りひたるときに使われます。a little nerd-forward は、nerd(オタク、マニア)に「〜を前面に出した」という意味の -forward を付けた言い方で、「ちょっとオタク色が強い」くらいの響きです。fashion-forward(流行を先取りした)などの -forward を借りた、くだけた言い方と見られます。

be afraid ~ would make fun of me は「〜にからかわれるのではないかと心配する」という意味です。would を使うことで、まだ起きていないことを想像して身構えている気持ちが表れます。keep it between us は「ここだけの話にしておく」という頼み方で、Let’s keep this between us. の形でもよく使われます。誰にも言わないでほしいことを、相手との約束として伝える一言です。好きなものを大っぴらにできない気持ちが、この三つの文に順を追って込められているのが分かります。

入口での尻込みと、仲間を見つけた瞬間

会場に着いたところで、ミッチェルの足は止まります。

Mitchell: No, no.
(だめ、だめ。)

Mitchell: I-I-I thought I was ready, but I’m not.
(ぼ、僕、心の準備はできてると思ってたけど、できてない。)

Mitchell: I’m not.
(できてないよ。)

Modern Family Season9 Episode22 (Clash of Swords)

I thought I was ready, but I’m not. は、いざその場になって尻込みする気持ちを素直に言い表す文です。発表や面接の直前にもそのまま使えます。ready を使った言い方では、I’m not ready for this.(まだ心の準備ができていない)もよく聞かれます。同じ言葉を繰り返す I’m not. からも、言い聞かせるような落ち着かなさが伝わってきます。中に入ってからも、気後れはすぐには消えません。

Mitchell: Oh, God, this is worse than I thought.
(ああ、思ってたよりひどい。)

Mitchell: There are so many eyes on me.
(みんなの目が僕に向いてる。)

Mitchell: I mean, yes, sure, less because of all the cyclopses, but still.
(まあ、一つ目の巨人がたくさんいるから、目の数は少なめだけど、それでもね。)

Modern Family Season9 Episode22 (Clash of Swords)

eyes on me は「視線が自分に集まっている」ことを表します。一つ目の巨人の扮装をした参加者が多いことにかけて、「目の数は少ないけれど」と自分で茶化しているのがミッチェルらしいところです。

その後、フィルとはぐれてしまったミッチェルは、会場での時間をこう言い表します。

Mitchell: I may have lost Phil, but I found my people.
(フィルとははぐれたけど、自分の仲間を見つけたよ。)

Modern Family Season9 Episode22 (Clash of Swords)

find one’s people は「気の合う仲間、自分と同じものが好きな人たちに出会う」という意味です。I may have ~, but … は「〜したかもしれないが、それでも…」と、失ったものと得たものを並べる形です。会場の前で足が止まっていたミッチェルが、最後には居場所を見つけたと言えるようになるまでの変化が、この一文に表れています。

隠していた趣味を家族に話すときの英語

ジョーのパーティーの場で、キャメロンはマニーのことを、自分に自信を持って大きな冒険に出られる人だと話します。それを聞いたミッチェルが口を開きます。

Mitchell: I wish I had that.
(僕にもそういうのがあったらな。)

Mitchell: I mean, I was a weird kid whose family only made him feel weirder.
(僕は変わった子どもで、家族のせいでますます自分が変だと思うようになったんだ。)

Mitchell: I mean, it took until today to do an adventure that I have wanted to do since I was Manny’s age.
(今日になってやっと、マニーくらいの歳からずっとやりたかった冒険ができたんだ。)

Mitchell: I-I went to Hero-Con.
(ヒ、ヒーローコンに行ったんだ。)

Cameron: Not in costume?
(まさか仮装して?)

Mitchell: Affirmative, Fizbo.
(その通りだ、フィズボ。)

Cameron: Okay, if this is something you’re into, why haven’t you ever told me?
(ねえ、そんなに好きなことなら、どうして今まで僕に言ってくれなかったの?)

Mitchell: I haven’t told anyone.
(誰にも言ってないんだ。)

Modern Family Season9 Episode22 (Clash of Swords)

I wish I had that. の that は、直前にキャメロンがマニーについて話した、自分に自信を持って冒険に出られる強さを指しています。it took until today to ~ は「今日になってやっと〜できた」と、長くかかったことを言うときの形です。

something you’re into の be into ~ は「〜にはまっている、夢中になっている」という、趣味の話でよく使われる言い方です。What are you into these days?(最近何にはまってるの?)のように、相手の好きなものを尋ねるときにも使えます。

キャメロンの問いに対する I haven’t told anyone. は、キャメロンに限らず誰にも話していなかったことを伝える短い答えです。趣味の話を切り出すときは、I’ve never told anyone this, but ~(誰にも言ったことがないんだけど)のような前置きを添える言い方もあります。

まとめ|好きなことに踏み出す英語

afraid ~ would make fun of me、keep it between us で人目を気にする気持ちを、I thought I was ready, but I’m not. で尻込みを、I found my people. で仲間に出会えた喜びを表せます。ミッチェルの言葉から、一歩踏み出すまでの流れを追えます。

趣味の集まりに向かう一日を観ながら、気持ちを言葉にする英語を拾っていくと、会話の幅も広がります。

この回のほかのコラムでは、会社の行く末を話し合う英語や、ファンの催しの文化も扱っています。

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