「every step of the way」の意味と使い方|『モダンファミリー』S06E05で学ぶ英会話

「every step of the way」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

言い争いの最中に、過去の出来事を引き合いに出して「あのときもずっと反対していたじゃないか」と持ち出す場面が、ドラマにはときどきあります。

そんな一言にぴったりの「every step of the way」を、『モダンファミリー』シーズン6第5話の中盤、グロリアが引き合わせたジェイとアールが、互いに譲らず言い合いになるシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「every step of the way」の意味とニュアンス

every step of the way
意味:最初から最後まで、あらゆる段階で

every step of the wayは、ある過程が始まってから終わるまで、途切れずに続いたことを表す表現です。直訳すると「道のりの一歩ごと」で、everyは「すべての」、stepは「一歩」、wayは「道のり」です。道を歩き始めてから目的地に着くまでの、一歩一歩のすべてで、という感覚が、そのまま「終始」の意味になっています。

この表現が伝えるのは、「ずっと続いていた」という事実と、その途切れのなさです。何が続いたのかは、前にある動詞が決めます。supportやhelpなら「終始支えてくれた」、fightやopposeなら「終始反対された」というように、同じ句でも動詞しだいで好意的にも否定的にもなります。every step of the way自体は良い悪いを含まず、続き方の細やかさを表す役目を担っています。

一言で言い換えるなら、「途中のどの段階でも」です。会話では、プロジェクトや挑戦、看病や子育てのように、時間をかけて進んだ出来事を振り返るときに、この句が添えられます。始まりと終わりだけでなく、途中の一歩一歩のすべてに当てはまるところが、範囲を大きくまとめるfrom start to finishとの違いです。

【ここがポイント!】

  • 「every step of the way」の核は、道のりの一歩ごとにという細やかな連続のイメージ
  • 好意にも反対にも使え、良い悪いは前にある動詞が決める
  • 文末に添えて、途切れなく続いたことを強調するのがコツ

『モダンファミリー』S06E05のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

グロリアは、ジェイとアールを引き合わせて仲直りさせようとしています。ところが2人は言い合いになり、グロリアが「ばかばかしい」と止めに入ったあとも2人の応酬は続き、その中でこの表現が飛び出します。

Gloria: This is silly!
(ばかばかしいわ!)

Jay: I guess those angled shelves that display all your precious shoes are silly.
(大事な靴を飾る、あの斜めの棚もばかばかしいってことになるんだろうな。)

Earl: Or the rotating tie rack that helps a brain surgeon save valuable seconds, and, just maybe, a life.
(それとも、脳外科医が貴重な数秒を節約できて、ひょっとしたら命まで救える、あの回転式のネクタイ掛けもか。)

Jay: You fought me every step of the way on that.
(あれのときは、おまえは最初から最後まで俺に反対しやがったじゃないか。)

Earl: Because the technology wasn’t there yet. People were gonna get hurt!
(まだ技術が追いついてなかったからだ。人がけがをするところだったんだぞ!)

Modern Family Season6 Episode5 (Won’t You Be Our Neighbor)

シーン解説と心理考察

グロリアの「ばかばかしいわ」という一言は、言い合いを止めるための一言です。ところがジェイは、その「ばかばかしい」という言葉を逆手に取り、大事な靴を飾る斜めの棚もばかばかしいことになるのか、と皮肉で返します。この棚の話は、ばかばかしくないと言いたいジェイなりの反論として響きます。

アールも続けて、回転式のネクタイ掛けを例に出します。脳外科医が貴重な数秒を節約できる、ひょっとしたら命まで救える、という言い方には、その品には意味があるのだと主張する調子がにじんでいます。そこでジェイが、あれのときはおまえが最初から最後まで反対したじゃないか、と過去の対立を持ち出します。

every step of the wayは、ジェイの「反対が途中で一度も途切れなかった」という不満を、強調する言い方として使われています。アールは「まだ技術が追いついてなかった」と理由を返し、人がけがをするところだったと言い切ります。2人の言い分は噛み合わないまま、どちらも譲らない空気が続きます。グロリアの制止をきっかけに、それぞれが自分の主張を並べていく流れの中で、この一句が相手への不満をまとめて言い表す役割を果たしています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

長い道のりを、一歩ずつ数えながら歩いていく姿をイメージしてください。1歩目から最後の1歩まで、そのすべてに何かがついてくる感覚が、every step of the wayのイメージです。

ジェイの「最初から最後まで俺に反対しやがった」という言葉も、道の一歩ごとに反対の声が聞こえてきた、と重ねると覚えやすくなります。反対の声でも、支える声でも、途切れずについてくる点は同じです。大きな出来事を細かく区切って一歩ずつ見る、という視点を持つ表現だと言えます。歩数を数えるように、一歩ごとに、と頭の中で足を運びながら唱えると、表現の形もすっと残ります。

例文で覚える「every step of the way」

支える場面にも反対する場面にも使えるevery step of the wayを、3つの例文で確認していきましょう。

My family supported me every step of the way.
(家族は最初から最後まで、私を支えてくれた。)
挑戦を振り返って、支えてくれた人に感謝を伝える場面です。supportedのような好意的な動詞と組み合わせると、感謝の言葉になります。

Our manager guided the new team every step of the way.
(マネージャーは、新しいチームを最初から最後まで導いた。)
仕事のプロジェクトを振り返る場面です。guidedのあとに置くと、途中のどの段階でも関わっていたことが伝わります。

A: Did they agree to the plan?
B: No, they argued with me every step of the way.
(A:みんな、その計画に賛成した?)
(B:ううん、最初から最後まで、私に反論してきたんだ。)
計画の進み方を友人に話す会話です。arguedのような対立を表す動詞に添えると、ジェイの発言と同じく、途切れなく続いた反対を表せます。

あわせて覚えたい関連表現

from start to finish
(最初から最後まで)
from start to finishは、始まりから終わりまでの範囲全体を指します。every step of the wayが途中の一歩ごとに当てはまる感覚なのに対し、こちらは全体をひとまとめにして述べる言い方です。

all along
(ずっと、初めから)
all alongは、実は最初からずっとそうだったと、あとから気づいた事実を述べる場面に合います。every step of the wayは、過程での行動や態度の一貫性に焦点があります。

throughout
(〜の間ずっと)
throughoutは期間や範囲を表す前置詞で、throughout the projectのように後ろに名詞が続きます。every step of the wayは文末に添えられる副詞的な句という違いがあります。

Note|every step of the way を置く位置と、組み合わせる動詞

every step of the wayは、動詞や目的語のあとに添えて使う副詞的な句です。文のどこに置くか、どんな動詞と組むかを押さえると、自分で文を作りやすくなります。

置く位置は、基本的に文末です。ジェイの発言のYou fought me every step of the way on that.は、fought me(私に反対した)という動詞と目的語のあとにevery step of the wayを続け、さらにon thatで何についての話かを補っています。このように、句のあとに前置詞句を足して対象を示す形もあります。組み合わせる動詞は、support(支える)、help(助ける)、guide(導く)、fight(反対する)、argue(反論する)など、動作や態度が続いたことを表すものが向いています。動詞が好意的ならありがたいという気持ちが、否定的なら不満の気持ちが、every step of the wayを通じて一段と強調されます。

今回のシーンでは、fought meという反対の動詞と結びつき、ジェイの不満をはっきり伝える形になっていました。一方で、同じ句をsupported meに置き換えれば、感謝の言葉に変わります。

句そのものは変わらず、動詞を入れ替えるだけで気持ちの向きが変わる、便利な形です。感謝を伝えるときにも、不満を伝えるときにも同じ骨組みを使い回せます。

まとめ|途切れなく続く一歩ごとを表す言葉

every step of the wayは、ある過程の最初から最後まで、途切れずに続いたことを表す表現です。前にある動詞が支えるか反対するかを決め、句そのものは連続の細やかさを強調します。

感謝の場面でも、不満を語る場面でも会話に取り入れやすく、文末にひとこと添えるだけで気持ちの強さが伝わります。

ジェイとアールの言い合いには、何かにつけて譲れない2人の気持ちが、この一句を通じてはっきり表れていました。自分の言い分をまとめて伝えたい場面で、この一句を選んでください。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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