「go over a plan」の意味と使い方|『モダンファミリー』S04E12で学ぶ英会話

「go over a plan」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

大事な本番の前に、段取りをもう一度みんなで確認しておきたくなった経験はありませんか。

そんなときにぴったりの「go over a plan」を、『モダンファミリー』シーズン4第12話の中盤、グロリアがマニーのサプライズの段取りを説明する場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「go over a plan」の意味とニュアンス

go over a plan
意味:計画を(ひととおり)確認する、段取りを見直す

go over は、書類や計画、手順などを、ひととおり見て確認することを表す表現です。go は「行く」、over は「〜の上を、〜全体にわたって」という向きを示す語で、対象の上を端から端まで通っていく動きが、そのまま意味になっています。go over a plan は、その対象が「計画」になった形です。

go over the plan と the が付くときは、すでに決まっている計画を、最初から最後まで通して確認するニュアンスになります。新しく計画を立てるのではなく、決まった内容をみんなで共有し直すときの言い方です。let’s go over ○○ の形にすると、「一緒に確認しましょう」という誘いの言い回しになります。

今回のシーンでも、グロリアが let’s go over the plan と、この誘いの形で使っています。これから手順を全員で共有する、という合図の一言です。

訳すときは、「確認する」と「見直す」の使い分けがポイントです。すでに決まった手順を共有する場面では、「見直す」よりも「確認する」「おさらいする」が自然に収まります。一方、中身を点検し直すときは「見直す」も使えます。目的語が書類、予算、スケジュールなどに変わっても、同じ動きで使えるので、仕事から日常まで応用がききます。

【ここがポイント!】

  • 「go over」の核は、対象の上を端から端まで通って確かめるイメージ
  • let’s go over ○○ で、「一緒に確認しましょう」という誘いの形になる
  • 決まった内容を共有し直すなら「確認する」、点検し直すなら「見直す」と訳し分ける

『モダンファミリー』S04E12のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

遅れて到着したことを詫びる声に続いて、グロリアが、マニーのサプライズの段取りをみんなに説明している場面です。グロリアの一言でフレーズが使われ、そのあとアレックスが返す一言と、続いて上がる声までの流れに注目です。

— Or not doing a bunch of stuff.
(あるいは、あれこれやってなかったとも言えるけど。)

Gloria: Okay, Manny is going to be here soon, so let’s go over the plan. When we hear him coming, we turn off the light. Then when he comes in and turns it on, we all scream “surprise!”
(さあ、マニーがもうすぐ来るから、段取りを確認しましょう。あの子が来る音が聞こえたら、明かりを消すの。それであの子が入ってきて明かりをつけたら、みんなで「サプライズ!」って叫ぶのよ。)

Alex: You got a pen? I wanna write this down.
(ペンある? これ、メモしたいんだけど。)

— He’s coming up the driveway!
(あいつが私道を上がってきてる!)

Modern Family Season4 Episode12 (Party Crasher)

シーン解説と心理考察

グロリアは、マニーがもうすぐ来ることを告げたうえで、「段取りを確認しましょう」と全員に呼びかけます。続く説明は、来る音が聞こえたら明かりを消し、マニーが入ってきて明かりをつけたら、みんなで「サプライズ!」と叫ぶ、という順序です。「let’s go over the plan」は、これから手順をひととおり共有する合図として置かれています。

グロリアの説明は、聞こえたら消す、入ってきたら叫ぶと、短い手順を順にたどる組み立てです。すでに決まっているサプライズの流れを、言葉にして確かめていく様子が伝わってきます。go over が「端から端まで通す」動きであることは、この説明の順序と重なります。

これに対してアレックスは、「ペンある? これ、メモしたいんだけど」と返します。「this」はグロリアが説明したばかりの段取りを指しています。説明された手順は、明かりを消す、つけたら叫ぶの2つだけで、それをわざわざ書き留めたいと返すところに、アレックスらしい軽い皮肉がのぞきます。

そのあとに、「あいつが私道を上がってきてる!」という声が続きます。段取りを共有する言葉のあとに、私道を近づいてくる人の気配を知らせる声が並び、場面が慌ただしく動く流れです。手順を確認する説明と、その先にある動きが、続けて描かれています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

計画を一本の長い道に見立てて、その上を端から端まで歩いていく姿を思い浮かべてみましょう。スタートからゴールまで、抜けている場所がないか、足元を確かめながら進んでいきます。go の「進む」動きと、over の「〜全体にわたって」が組み合わさって、計画の上を通して確認するイメージです。

グロリアが「音が聞こえたら明かりを消す、入ってきたらみんなで叫ぶ」と手順を順にたどるのは、その道を端から端まで歩く動きです。歩きながら確認する道の様子を、この場面と一緒に思い出すと、go over の動きが頭に残ります。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「go over a plan」

会議前、同僚との相談、試験前と、確認する対象を変えながら、3つの例文で確認していきましょう。

Let’s go over the schedule before the meeting starts.
(会議が始まる前に、スケジュールを確認しておきましょう)
会議前の打ち合わせの場面です。let’s go over と誘いの形にすると、全員で一緒に確認する呼びかけになります。

A: Can we go over the budget together?
B: Sure. Let me get my notes.
(A:予算を一緒に確認できる?)
(B:いいよ。ノートを取ってくるね)
同僚に相談する往復会話です。together と添えると、一緒に確認したいという依頼の意図がはっきりします。

I went over my notes the night before the exam.
(試験の前の晩に、ノートを見直した)
勉強の話をする場面です。自分のノートのように、内容を見直す対象なら、「見直す」と訳すと自然に収まります。

あわせて覚えたい関連表現

go through ○○
(○○を順に確認する、一つずつ見ていく)
go through は、端から順に細かく見ていく作業に重点があります。go over は、ひととおり確認する意味で、全体を見渡すニュアンスがある点が違います。

run through ○○
(○○をざっと通して確認する、通しで練習する)
run through は、素早く通す、通しで練習するという意味で、劇や発表のリハーサルにも使えます。go over は、内容を確認する意味が中心の点が違います。

review ○○
(○○を見直す、点検する)
review は、書類や成果を改めて点検・評価する、ややかしこまった動詞です。go over は、話し言葉でひととおり目を通す、確認するという場面に広く使える点が違います。

Note|go over の後ろに置く目的語と、with で添える相手

go over は、後ろに確認する対象を置き、with で一緒に確認する相手を添えられる表現です。ここでは、その形を整理します。

ひとつめは、go over の後ろに目的語を置く基本の形です。go over the plan、go over the budget、go over the homework のように、書類、計画、宿題など、確認する対象が入ります。ふたつめは、with を続けて相手を示す形です。The teacher went over the homework with the class. のように、誰と一緒に確認したのかを言い添えられます。みっつめは、let’s を先頭に置く誘いの形です。let’s go over the plan は、今回のグロリアの一言にあたります。

つまり、目的語は「何を確認するか」、with は「誰と確認するか」、let’s は「一緒にやろう」という呼びかけです。グロリアの発言は、対象を the plan と決めて、全員に呼びかける形になっています。

訳すときも、この3つが手がかりになります。目的語が計画や手順なら「確認する」、ノートや答案のように内容を点検する対象なら「見直す」と訳し分けると、日本語が自然に収まります。対象と相手に注目して読むと、同じ go over でも、誰が何を確かめている場面なのかがくっきり見えてきます。

まとめ|決まった段取りを、みんなでひととおり

go over a plan は、すでに決まっている計画や段取りを、ひととおり確認する表現です。対象の上を端から端まで通っていく動きで、抜けがないかを確かめます。

let’s を付ければ、一緒に確認する誘いになります。会議前のスケジュール確認にも、同僚との予算の相談にも、試験前のノートの見直しにも使えます。

グロリアの「段取りを確認しましょう」という一言には、短い手順でも本番の前に全員で声に出して確かめておきたい、という段取り役の姿が表れていました。抜けがないかを最後にもう一度そろえる、そんな一言です。

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