「I’m out」の意味と使い方|『モダンファミリー』S05E09で学ぶ英会話

「I'm out」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

家族や友人から「みんなで行こうよ」と誘われたのに、なんとなく気が乗らず、どう断ろうかと迷った経験はありませんか。

そんな場面で使える短い一言「I’m out」を、『モダンファミリー』シーズン5第9話の前半、ルークの試合に来るよう促すフィルと、行かないと言い出す子どもたちのシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「I’m out」の意味とニュアンス

I’m out
意味:私は抜ける、私は参加しない、私はやめておく

I’m out は、直訳すると「私は外にいる」です。この out は「輪の中に含まれていない」状態を表し、誘いや計画から自分は外れる、という宣言になります。相手の提案を断る場面のほか、ゲームや賭けなどの勝負から降りる場面にも使えます。

形はとても短く、主語の I と be 動詞、副詞の out が並ぶだけです。理由を長く説明しなくても、参加しないという結論だけを先に伝えられる点が特徴です。反対の言い方は I’m in で、こちらは「私は参加する」を表します。in と out の二択で、輪の内側にいるか外側にいるかを示す形と言えます。

文末に too を添えた I’m out, too. の形もあります。すでに誰かが抜けたあとで、「私も同じ立場になる」と加わる言い方です。too が付くと、直前の人の判断に並ぶ形になります。

くだけた会話で使う表現なので、改まった場面での断りには向きません。友人や家族とのやり取りで、簡潔に意思を示したいときに合う言い方です。

ゲームの場面では、手札や賭け金を見て「この勝負からは降りる」と告げる言い方になります。誘いを断る場合と同じく、輪の外へ出るという動きが根にあり、参加の場から自分だけが離れるという点は共通しています。

【ここがポイント!】

  • 「I’m out」の核は、輪の外に出るというイメージ
  • 誘いを断るときにも、勝負から降りるときにも使える表現
  • 反対は I’m in で、文末に too を添えると「私も」の意味になるのがコツ

『モダンファミリー』S05E09のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

フィルは子どもたちに、今日はルークの試合で会おうと声をかけます。ヘイリーは疲れているから行かないと答え、ルークも今日でやめると言い出します。そこへアレックスが加わります。アレックスの一言に対して、フィルがどう返すかに注目です。

Alex: I’m out, too.
(私も行かない。)

Phil: But all your classmates will be there.
(でも、クラスメイトはみんな来るんだぞ。)

Alex: We ignore each other all week. It’s nice to have a little break on the weekends.
(私たち、平日はずっとお互いを無視してるの。週末にちょっと息抜きできるのは悪くないわ。)

Phil: Geez, I’ve never seen such a bunch of no-getters.
(まったく、こんな「やる気ゼロ組」は見たことがないぞ。)

Modern Family Season5 Episode9 (The Big Game)

シーン解説と心理考察

この場面では、行かないと言う人が順番に増えていきます。ヘイリーが疲れを理由に断り、ルークが今日でやめると言い、その流れの最後にアレックスが I’m out, too. と続けます。too の一語が、前の2人と同じ側に立つという意味を運んでいます。

フィルはすぐに、クラスメイトはみんな来る、と引き止めます。人が集まることを理由にすれば行く気になるだろう、という見込みが言葉の中に見えます。これに対してアレックスは、平日はずっと互いを無視しているから週末は休みたい、と返します。理由を短く言い切っていて、行かないという結論の根拠がはっきりしています。

フィルが最後に言う no-getters は、参加を渋る子どもたちをまとめて評した一言です。あきれた口ぶりがにじむ場面です。断る側は短い言葉で意思を示し、引き止める側は理由を重ねて説得を試みるという、二つの温度の違いが会話の中で並んでいます。アレックスの返しは、行かない理由を平日と週末の対比で示しており、短い I’m out に、理由の裏付けが後から添えられる構成です。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

円になった人たちが同じ方向を向いて何かを始めようとしている場面を、思い浮かべてみましょう。その輪から、自分だけが一歩後ろへ下がって外に出る。この動きが「I’m out」です。

アレックスの I’m out, too. は、輪から下がる人が一人、また一人と増えていく流れの、最後の一歩にあたります。一人目が下がったあとに、もう一人が同じように一歩下がる。too はその「もう一人」の合図として働いています。

反対に、輪の中へ一歩踏み込む動きなら I’m in です。輪の外へ下がるか、中へ入るかという体の動きで、二つの言い方を対にして覚えると、使い分けの場面が浮かびやすくなります。out の一語に、輪から出る動作の絵を重ねるのが覚え方のコツです。言葉を口にするときも、自分が輪の外へ一歩下がる姿を頭に描くと、意味が体の動きと結びついて残ります。

例文で覚える「I’m out」

「I’m out」は、誘いを断る場面から勝負を降りる場面まで使えます。3つの例文で確認していきましょう。

Thanks for the invite, but I’m out this weekend.
(誘ってくれてありがとう。でも今週末は遠慮しておくよ。)
週末の集まりに誘われた友人同士の日常の場面です。断りの前に感謝を添えると、拒む響きがやわらぎます。

If the plan changes again, I’m out.
(また計画が変わるなら、私は抜けるよ。)
何度も変更されるプロジェクトの進め方に、チームの一員として条件を示すビジネスの場面です。if を添えると、抜ける理由を条件として伝えられます。

A: Are you coming to the game tonight?
B: No, I’m out. I need to sleep.
(A:今夜の試合に来る?)
(B:いや、私はやめとく。寝ないといけないんだ。)
観戦の誘いを断る友人同士の会話です。I’m out のあとに短く理由を続けると、断りが唐突にならず、会話がそのまま進みます。

あわせて覚えたい関連表現

count me out
(私は数に入れないで)
I’m out が「自分が抜ける」という宣言なのに対し、count me out は「人数に入れないで」と相手に頼む形です。誘いを断るときは、どちらも使えます。

I’m in
(私も参加する)
I’m out の反対の言い方です。同じ短さで「参加する」と伝えられるので、二つをセットにして覚えておくと、参加の意思表示を in と out の二択で言い分けられます。

I’ll pass
(遠慮しておく)
pass は「見送る」という動詞で、やんわりした断りを表します。I’m out が輪から外れる宣言であるのに対し、I’ll pass は誘いを見送る言い方です。

Note|I’m out と I’m out of の違い、out の後ろに何が続くか

I’m out は単独で「参加しない」を表しますが、out のあとに of と名詞を続けると別の意味になります。アレックスの一言を出発点に、out の後ろの形を整理してみましょう。

まず、I’m out だけで文が終わる形です。アレックスの I’m out, too. のように、誘いや計画から自分が外れることを表します。次に、I’m out of coffee. のように out of のあとに名詞を置く形です。この場合は「コーヒーが切れた」という意味になり、手元にあったものが無くなった状態を表します。さらに、I’m out of here. のように場所を表す here を置くと、「ここから出る」という意味になります。out の直後に of が付くかどうか、その後ろに何が来るかで、参加しない、切らしている、その場を離れるの三つに意味が分かれます。

アレックスの I’m out, too. は、of も名詞も付かない、いちばん短い形です。そのため、コーヒーや場所の話ではなく、行くか行かないかという自分の立場の表明として伝わります。

out の後ろを確かめると、意味が決まります。

まとめ|輪の外に一歩下がる、短い断りの言葉

I’m out は、輪や計画から外れることを短く伝える表現です。誘いを断るときにも、勝負から降りるときにも使え、理由を長く説明しなくても結論を先に示せます。

文末に too を添えれば「私も」の意味になり、反対の I’m in と対にして覚えると、参加の意思を二択で言い分けられます。out のあとに of と名詞が続く形とは意味が分かれる点も、あわせて押さえておくと使い分けやすくなります。

引き止めるフィルの言葉に、アレックスが理由を添えて返す流れの中で、I’m out, too. は、行かないという立場をひとことで示す役割を果たしていました。会話のレパートリーに加えてみてください。

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