「know where the bodies are buried」の意味と使い方|『モダンファミリー』S06E14で学ぶ英会話

「know where the bodies are buried」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

職場や地域に、昔からの事情を何もかも知っている人がいて、困ったときには「あの人に聞こう」と名前が挙がる。そんな場面があります。

そうした人を評する「know where the bodies are buried」を、『モダンファミリー』シーズン6第14話の中盤、フィルがジュリアナという役の名前を口にして、その人物について語る場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「know where the bodies are buried」の意味とニュアンス

know where the bodies are buried
意味:(組織や人の)隠された内部事情・秘密をすべて知っている

know where the bodies are buriedは、表には出ていない事情を、細かいところまで把握している人について言う比喩表現です。「内情を隅々まで知り尽くしている」「裏の事情に精通している」という意味になります。

文字どおりの直訳は、「死体がどこに埋まっているかを知っている」です。ただし、この表現は文字どおりの意味では使いません。「表に出ていない事情の在りかまで知っている」という意味の比喩として、人の知識を評する言い方です。単なる「詳しい」ではなく、外からは見えにくい事情や、公にされていない部分まで含めて知っている、という点が特徴です。

語順にも決まりがあります。where the bodies are buriedの部分は、knowの目的語にあたる、ひとまとまりの言葉です。疑問文のwhere are the bodies buriedとは違い、平叙文の語順(where + 主語 + are buried)で並べます。bodiesは複数形なので、areで受けます。

主語には、事情に通じた人を置きます。作中の一文のThat lady knows where the bodies are buried.も、that lady(あの人)が主語で、三人称単数なのでknowsになっています。

【ここがポイント!】

  • 「know where the bodies are buried」の核は、表に出ていない事情の在りかまで、知っているということ
  • 文字どおりの意味ではなく、内部事情に精通している人を評する比喩の言い方
  • where以下は平叙文の語順で、主語が三人称単数ならknowsになる

『モダンファミリー』S06E14のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

クレアが、いい綿棒を見つけた、と話し、フィルがそれに続けて、ジュリアナのことを口にします。ジュリアナは、作中でクレアが演じる役の名前です。フィルが、その人物についてどう言うのか、フレーズの使われ方に注目してください。

Claire: Ooh, look. They have the good Q-tips. I’m gonna steal us a bunch.
(あら、見て。いい綿棒があるわ。私たちの分、たくさん盗んじゃおう。)

Phil: I’m gonna miss Juliana. That lady knows where the bodies are buried.
(ジュリアナが恋しくなりそうだな。あの人は、何もかも裏の裏まで知り尽くしてるんだ。)

— Oh, thanks, honey.
(ありがとう、ハニー。)

— I know some years I miss the mark on Valentine’s Day.
(年によっては、バレンタインデーに的外れなことをしてしまうのは自分でもわかってる。)

Modern Family Season6 Episode14 (Valentine’s Day 4: Twisted Sister)

シーン解説と心理考察

最初の発言は、綿棒を見つけた、という軽い話題です。Ooh, look.(あら、見て)と注意を引き、いいものがある、と続けます。そのあとのI’m gonna steal us a bunch.は、私たちの分をたくさん持っていこう、という一言で、話題は身近な小物の話から始まります。

フィルの発言は、その話題を受けて始まります。I’m gonna miss Juliana.は、ジュリアナがいなくなるのが惜しい、という言い方です。続くThat lady knows where the bodies are buried.が、今回のフレーズです。ジュリアナという人物について、内情を何もかも知り尽くしている、と述べています。

ここで注目したいのは、人物の評し方です。フィルは、ジュリアナを「詳しい人」とは言わず、隠された事情の在りかまで知っている人、という強い言い方で表しています。文字どおりの意味ではなく、内情に通じているという意味の比喩として、人物の事情への詳しさを強調する使い方です。

フィルは、ジュリアナがいなくなるのを惜しんだうえでこの言い方を続けているので、ここでは相手の物知りぶりをほめる言葉として使われています。

そのあとに、短い返礼の一言が挟まります。続いて、バレンタインデーに的外れなことをしてしまう年もある、と自覚を述べる発言が来ます。ジュリアナという人物への感想から、バレンタインデーという行事そのものへの振り返りへと、話題が移っていく流れです。

言葉の使い方の面では、knows where the bodies are buriedを、人物を評する一言として、短い文でさらりと言い切っている点が見どころと言えます。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

know where the bodies are buriedは、大きな屋敷の見取り図を広げる人の姿で覚えられます。

屋敷の見取り図には、部屋や廊下が描かれています。ふつうの人が読めるのは、そこまでです。ところが、ある人物だけは、その見取り図に、誰も知らない場所の印を、一つずつ書き込めます。「ここには、こういう事情がある」と、表に描かれていない部分まで、指でなぞれます。この人物が、know where the bodies are buriedの主語にあたります。

フィルが、ジュリアナについてこの表現を使ったのも、同じ絵で読めます。何もかも知り尽くしている、という意味を、見取り図の裏側まで知っている人として、イメージするわけです。次に、内情に通じた人物を語りたい場面が来たら、表の地図には出ていない場所まで指さしている人の姿を、思い浮かべてみてください。

例文で覚える「know where the bodies are buried」

内情に通じた人を語る場面で使うknow where the bodies are buriedを、3つの例文で確認していきましょう。

Ask Linda. She’s been here for 30 years and knows where the bodies are buried.
(リンダに聞いてください。彼女はここで30年働いていて、社内の裏事情を知り尽くしていますから。)
内情に詳しい人を紹介する場面です。前半の30 yearsが、知り尽くしている理由になっています。

My grandfather ran the shop for decades, so he knows where the bodies are buried.
(祖父は何十年もその店を切り盛りしたので、店の内情を隅々まで知っています。)
家族の経験を語る場面です。decadesで長い年月を示すと、知識の厚みが伝わります。

A: Why does everyone listen to Tom?
B: He knows where the bodies are buried.
(A:どうしてみんなトムの言うことを聞くの?)
(B:彼は裏事情を全部知ってるからだよ。)
人の影響力の理由を話す会話です。Bの一言だけで、理由が言い切れる簡潔さが特徴です。

あわせて覚えたい関連表現

know the ropes
(仕事などのやり方・勝手を知っている)
know the ropesは、仕事や環境の基本的なやり方を心得ていることを指します。know where the bodies are buriedは、やり方だけでなく、表に出ていない事情まで知っている、という含みが強くなります。

be in the know
(内情に通じている)
be in the knowは、一般には知られていない情報を知っている状態を表す、中立的な言い方です。know where the bodies are buriedは、そのなかでも、表に出ていない事情まで握っていることを示します。

skeleton in the closet
(人に知られたくない過去の秘密)
skeleton in the closetは、隠しておきたい過去の秘密そのものを指す名詞です。know where the bodies are buriedは、そうした秘密の在りかを知る側の、動詞を使った言い方です。

Note|know where the bodies are buriedは、時制と語順に決まりがある

know where the bodies are buriedは、知っている中身が「where + 主語 + 動詞」のかたまりで表される表現です。ここでは、そのかたまりの扱い方を整理します。

まず、時制です。作中のThat lady knows where the bodies are buried.は現在形で、「今、知っている」という意味です。過去のことを言うときは、She knew where the bodies were buried.のように、knowがknewになり、あとのareもwereになります。つまり、knowと、where以下の動詞は、時制をそろえて変えます。

次に、語順です。where the bodies are buriedは、knowの目的語になる、ひとまとまりの言葉です。疑問文のWhere are the bodies buried?とは異なり、where + 主語 + are buriedの順に並べます。この違いが、表現全体の形を決めています。

さらに、どの組織の話かを添えたいときは、後ろにat the companyやin this officeのような言葉を付けられます。She knows where the bodies are buried at the company.は、「彼女は、会社の内情を隅々まで知っている」という意味です。

作中では、that ladyという主語だけで、短く言い切られていました。時制、語順、場所の添え方を押さえておけば、この表現を、場面に合わせて組み立て直せます。

まとめ|表の地図に出ない場所まで、知っている

know where the bodies are buriedは、表に出ていない内部事情まで、隅々まで知っている人を評する比喩表現です。「詳しい」よりも一歩進んだ、外からは見えにくい部分にまで通じている、という含みがあります。

作中では、フィルがジュリアナという役の名前を口にして、その人物を、何もかも知り尽くしている、と評していました。短い一文で言い切る使い方が、そのまま会話の一部になっていました。

職場や地域で、内情に通じた人を語りたくなる場面を思い浮かべながら、この表現を表現の引き出しに加えてみてください。

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