「take after someone」の意味と使い方|『モダンファミリー』S01E18で学ぶ英会話

「take after someone」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

我が子の欠点を見つけたときに、それが自分譲りだと気づいてしまった経験はありませんか。

そんな親子の似ているところにぴったりの「take after someone」を、『モダンファミリー』シーズン1第18話の終盤、息子の課題を手伝ったフィルがクレアに語りかける場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「take after someone」の意味とニュアンス

take after someone
意味:(性格や外見が)〜に似る

take after someoneは、主に家族間で外見だけでなく性格や癖まで似ていることを表す際に使われる表現です。「後についていく」という直訳のとおり、先に生まれた親や親族の特徴を、後から受け継いでいるというニュアンスが込められています。誰が誰の後をたどっているのかがはっきりしている点が、この表現の分かりやすさにつながっています。

子どもがどちらの親に似ているかを話すときや、家族の性格的な共通点を語るときによく使われ、良い面にも悪い面にも使える点が特徴です。look likeが外見だけを指すのに対し、take after someoneは性格や癖まで含めた、より広い範囲の似ている部分を表せる表現と言えます。世代を超えて受け継がれた特徴に気づいた瞬間の驚きを添えたいときにも向いています。似ているのが得意なことなのか、それとも直したいと思っている癖なのかによって、口にするときの温度感も自然と変わってきます。

【ここがポイント!】

  • 「take after someone」の核は、家族から特徴を受け継いでいるという感覚
  • 外見だけでなく、性格や癖の類似にも使える幅の広さ
  • 良い面にも悪い面にも使える、評価を選ばない表現なのがコツ

『モダンファミリー』S01E18のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ルークの課題を最後まで手伝うと約束したフィルは、「もっと見くびってあげられなくてごめん」と、逆さまの言い回しでクレアに詫びます。感謝するクレアに続けて、フィルが息子との意外な共通点を打ち明ける場面です。反省の言葉から始まったやり取りが、思いがけない告白へとつながっていく流れに注目です。

Phil: Just so you know, I’m going back up to Luke’s room, and I’m not leaving until he’s finished.
(言っておくけど、これからルークの部屋に戻るよ。終わるまで出てこないから。)

Claire: Thank you.
(ありがとう。)

Phil: And I’m really sorry for not underestimating Luke enough.
(それと、ルークのことをもっと見くびってあげられなくて、本当にごめん。)

Claire: Well, that means a lot to me.
(それを聞けて嬉しいわ。)

Phil: The hardest part is, he kinda takes after me with all this. Hmm. Like my lack of focus and your-
(一番大変なのはね、こういうところで彼がちょっと俺に似てるってことなんだ。うーん。俺の集中力のなさとか、それに君の――)

Claire: My what?
(私の何?)

Phil: I just love you.
(いや、ただ愛してるってだけだよ。)

Modern Family Season1 Episode18 (Starry Night)

シーン解説と心理考察

ルークの部屋に戻って課題を最後まで手伝うと宣言したフィルの謝罪は、「ルークを買いかぶりすぎた」という意味の裏返しの一言でした。クレアが「それを聞けて嬉しい」と応じると、フィルは「一番大変なのは、こういうところで彼が俺に似てしまっていることだ」と続け、自分の集中力のなさを引き合いに出します。

さらに「君の――」と何かを言いかけたところで、クレアに「私の何?」と聞き返され、フィルは「いや、ただ愛してるってだけだよ」とはぐらかします。息子の欠点を自分の遺伝のように語りながらも、最後は妻への言葉でさりげなく締めくくる流れに、フィルらしい愛情表現がにじんでいます。真面目な謝罪から始まった会話が、最後は軽やかな一言で着地する温度差も見どころです。言いかけてやめるという小さなためらいの中に、照れくささを隠しきれないフィルらしさが表れています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

親の後ろを子どもがついて歩く様子を思い浮かべてみましょう。歩き方や仕草までそっくり真似してついていく子どもの姿が、take after someoneが表す「性格や外見が似る」という感覚につながります。

フィルが息子の欠点を「自分に似ている部分」として語った場面も、まさに親から子へ何かが引き継がれていることを認める一言でした。誰に似ているかを話題にする場面では、真っ先に思い出したい表現です。歩き方の癖まで受け継がれていく様子を思い浮かべると、外見と性格の両方に使える幅の広さも自然と納得できます。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「take after someone」

take after someoneは、家族の似ている部分を語るときに使いやすい表現です。褒め言葉としても、軽い愚痴としても使える柔軟さがあるので、3つの例文で確認していきましょう。

She really takes after her mother.
(彼女は本当にお母さんに似ている。)
親子の類似点を語る日常会話です。外見にも性格にも使える汎用性の高い一文です。

He takes after his dad when it comes to cooking.
(料理に関しては、彼は父親に似ている。)
特定の分野での親子の共通点を語る場面です。when it comes toで似ている範囲を限定できます。

A: Who does the baby look like?
B: Everyone says she takes after her grandmother.
(A:赤ちゃんは誰に似てる?)
(B:みんな、おばあちゃんに似てるって言うよ。)
赤ちゃんの顔立ちについて話す会話です。周囲の意見を伝える形でも自然に使えます。

あわせて覚えたい関連表現

look like
(外見が似ている)
take after someoneが性格や癖まで含むのに対し、look likeは外見のみに限定された表現です。

run in the family
(家系的な特徴である)
take after someoneが個人対個人の類似を指すのに対し、run in the familyは家系全体に共通する傾向を指す表現です。何世代も先まで受け継がれていくような、時間の長さを感じさせる表現でもあります。

be a chip off the old block
(親にそっくりだ)
take after someoneよりくだけた慣用表現で、主に子が親に似ていることをユーモラスに表す際に使われます。木のかたまりから削り出された小さな一片、というイメージがそのまま親子の関係を言い表しています。

Note|take after / look like / run in the family の使い分け

家族の似ている部分を語る表現には、take after someoneのほかにもいくつかの言い方があります。並べてみると、それぞれが指す「似ている範囲」の違いが見えてきます。

look likeは、あくまで外見の類似だけを指す表現で、性格や癖については触れません。顔立ちや体つきについて話すときに使う、限定的な言い方です。一方でrun in the familyは、個人と個人の比較ではなく、家系全体に共通する傾向を語る表現です。背の高さや特定の病気のかかりやすさなど、複数の世代にわたって受け継がれている特徴について使われます。誰か一人を思い浮かべるのではなく、一族全体を思い浮かべたときに使いやすい表現とも言えます。

これらに対してtake after someoneは、外見か性格かを問わず、特定の一人の親族との類似を指せる柔軟さが特徴です。誰との共通点なのかを具体的に示せるので、会話の相手にも伝わりやすい表現になります。フィルが自分の集中力のなさを息子に重ねて語った場面のように、性格面の類似を語る際にも自然に使える表現です。誰と誰を比べているのかがはっきりしているのも、この表現ならではの特徴と言えます。似ている理由を深く説明しなくても、この一言だけで十分に伝わる手軽さがあります。

誰と誰の間で似ているのか、どの範囲の特徴を指しているのかを意識すると、3つの表現を使い分けやすくなります。外見だけを話題にしたいのか、家系全体の傾向を話したいのか、それとも特定の一人との共通点を語りたいのかを整理しておくと、迷わず選べるようになります。日々の会話でふと似ている部分に気づいたときほど、こうした整理が役に立ちます。

まとめ|似ているところを、そのまま言葉にする

take after someoneは、家族間で外見や性格が似ていることを表す表現です。

良い面にも悪い面にも使えるため、子どもがどちらの親に似ているかを話す場面から、自分自身の性格を親に重ねて語る場面まで幅広く活躍します。フィルが息子の欠点を自分の集中力のなさに重ねて語った場面には、親子の似ている部分をありのまま受け止める姿勢が表れていました。

誰かとの共通点にふと気づいたときに、すっと言葉にできる表現です。似ている部分が短所であっても、そこに愛情を添えて語れるのが、この表現の心地よさなのかもしれません。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)


このエピソードの他のフレーズ

おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「take after someone」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

take after someone

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次