「take oneself too seriously」の意味と使い方|『モダンファミリー』S03E14で学ぶ英会話

「take oneself too seriously」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

ちょっとした指摘にムキになって反応した後で、自分の態度を振り返って反省した経験はありませんか。

そんな心境にぴったりの「take oneself too seriously」を、『モダンファミリー』シーズン3第14話の後半、弁護士ジョークに苛立ってしまったことをジェイに謝るミッチェルの一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「take oneself too seriously」の意味とニュアンス

take oneself too seriously
意味:自分を深刻に捉えすぎる

take oneself too seriouslyは、些細なことを重く受け止めすぎたり、自分の言動を過度に気にしたりする態度を指す表現です。take、oneself、too seriouslyという3つのパーツが組み合わさり、「自分自身を、あまりにも深刻に捉える」という状態をそのまま言い表しています。

自分の失敗や他人の指摘に対して過剰に反応してしまったことに気づいたときに、その態度を振り返る形で使われることが多い表現です。他人に対して「そんなに深刻に考えなくていいよ」と助言する場面でも使えますが、ドラマの場面のように、自分自身の態度を反省する一人称の文脈で使われることも少なくありません。

seriousという単語自体はそれほど強い響きを持ちませんが、tooが加わることで「必要以上に」という過剰さのニュアンスが生まれます。誰かを厳しく批判する言葉ではなく、少し肩の力が入りすぎている状態を、やや軽い調子で指摘する言い回しだと捉えておくと使い方のイメージがつかみやすくなります。友人同士の会話でも気軽に使える、柔らかい響きの表現です。

【ここがポイント!】

  • 「take oneself too seriously」の核は、自分自身を必要以上に重く受け止めている状態
  • 他人への助言にも、自分自身の反省にも使える表現
  • oneselfの部分を主語に応じて入れ替えられる柔軟な構文

『モダンファミリー』S03E14のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

弁護士ジョークを連発するジェイに苛立ちをぶつけてしまったミッチェルが、父に謝る場面です。マニーの友人にまつわる何気ない話をきっかけに、ミッチェルが自分の態度を振り返る流れに注目です。

Mitchell: I was rude to you. I think I was just annoyed by all the lawyer jokes. I mean, let’s be honest, you don’t exactly beam with pride over what I do for a living.
(父さんに失礼な態度を取っちゃったよね。弁護士ジョークばっかりにイライラしてただけなんだと思う。だって正直言って、父さんは僕の仕事を誇りに思ってる感じ、全然出さないじゃないか。)

Jay: Mockery is the sincerest form of flattery.
(からかうのは、一番誠実な褒め方ってやつだ。)

Mitchell: Pretty sure that’s– that’s not the saying, but, um, you know, Manny told me a story about his friend Danielle. She sounds like a real piece of work, by the way. But, uh, it made me realize that I take myself a little too seriously.
(たぶんその言い回し、間違ってると思うけど……。あ、そういえばマニーが友達のダニエルの話をしてくれたんだ。あの子、なかなかの曲者らしいよ、ちなみに。でもそのおかげで、僕は自分をちょっと深刻に捉えすぎてたんだって気づいたんだ。)

Jay: Listen, it goes without saying I’ve always been proud of you, and I brag about you all the time.
(いいか、言うまでもなく俺はずっとお前を誇りに思ってるし、いつもお前のことを自慢してるんだぞ。)

Modern Family Season3 Episode14 (Me? Jealous?)

シーン解説と心理考察

ミッチェルは「父さんは僕の仕事を誇りに思ってる感じを出さない」という本音をこぼしつつも、自分が苛立ちをぶつけてしまったことを率直に謝ります。マニーの友人の話を思い出したことがきっかけで、「自分をちょっと深刻に捉えすぎてたんだって気づいた」と自分の態度を振り返る流れには、素直な自己分析の姿勢が伝わってきます。

ジェイは「からかうのは、一番誠実な褒め方だ」という独特の言い回しでミッチェルをはぐらかしつつも、引用の最後で「ずっとお前を誇りに思ってるし、いつも自慢してるんだぞ」とまっすぐな言葉で応えます。普段は感情表現が苦手なジェイが、息子の率直な謝罪に対してストレートに応じる、父子のやり取りの温度が伝わる場面です。

ミッチェルが「たぶんその言い回し、間違ってると思うけど」とジェイの言葉に軽くツッコミを入れる場面にも、二人らしい距離の近さが見て取れます。深刻になりかけた空気を、こうした軽いやり取りが和らげている点も見どころのひとつです。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

take(捉える)、oneself(自分自身)、too seriously(あまりにも深刻に)という3つのパーツを、順番に重ねて思い浮かべてみましょう。自分自身を、必要以上に重い荷物のように抱え込んでしまっているイメージです。荷物の中身を一つずつ取り出して軽くしていく様子を思い浮かべると、深刻さから抜け出す感覚がつかみやすくなります。

ミッチェルが「自分をちょっと深刻に捉えすぎてたんだって気づいた」と振り返った瞬間も、まさにこの重い荷物を一度下ろしたような心境でした。肩に力を入れすぎていた状態から、ふっと力が抜ける感覚を思い浮かべておくと、この表現が自然に浮かんできます。

例文で覚える「take oneself too seriously」

日常の反省から職場での傾向まで使えるtake oneself too seriouslyを、3つの例文で確認していきましょう。

He used to take himself too seriously, but these days he laughs at his own mistakes.
(彼は以前は自分を深刻に捉えすぎていたが、最近は自分のミスを笑い飛ばせるようになった。)
人の変化を語る場面です。usedとthese daysという対比の表現が、以前と今の態度の違いをはっきりさせています。

New managers often take themselves too seriously in their first few months.
(新任のマネージャーは、最初の数カ月は自分を深刻に捉えすぎがちだ。)
新任者の傾向を説明するビジネスの場面です。themselvesという再帰代名詞が、主語new managersの複数形に対応しています。

A: Why were you so upset about one bad review?
B: I guess I was taking myself too seriously.
(A:たった1件の悪いレビューで、なんであんなに落ち込んでたの?)
(B:自分を深刻に捉えすぎてたんだと思う。)
失敗を振り返って冗談めかす会話です。I guessという控えめな前置きが、自己分析の気恥ずかしさを和らげています。

あわせて覚えたい関連表現

lighten up
(肩の力を抜く、深刻に考えすぎない)
lighten upは相手への呼びかけとして単独で使われることが多く、take oneself too seriouslyのような自分自身の態度を客観的に述べる表現とは文の型が異なります。

get over oneself
(自意識過剰をやめる)
get over oneselfはより強い調子で自惚れや自己中心的な態度を指摘する表現で、take oneself too seriouslyよりも踏み込んだニュアンスがあります。

have a sense of humor about something
(物事をユーモアを持って受け止める)
have a sense of humor about somethingは深刻に捉えすぎないことの結果としての行動を表す表現で、take oneself too seriouslyは態度そのものを指す点で異なります。失敗を笑い話に変えられる余裕を語りたいときに便利な言い方です。

Note|再帰代名詞を入れ替えるだけで主語に応じて使える構文の柔軟性

ミッチェルのセリフはtake myself a little too seriouslyという形でした。oneselfの部分がmyselfに変わっている点に注目してみましょう。

take oneself too seriouslyのoneselfは、辞書の見出し語で使われる代表形にすぎません。実際に使うときは、主語に合わせて再帰代名詞を入れ替える必要があります。主語がIならmyself、heならhimself、theyならthemselvesというように、主語と再帰代名詞は必ず対応します。例文で見たNew managers often take themselves too seriouslyも同じ仕組みで、主語が複数形のnew managersなので、再帰代名詞もthemselvesになっています。この対応関係さえ押さえておけば、oneselfという一つの型から、誰についての話でも柔軟に言い換えられます。

ミッチェルが自分自身について語ったmyselfという一語には、この構文の型がそのまま表れています。

sheならherself、weならourselvesというように、この対応関係は他の再帰代名詞を使う表現全般にも共通しています。take oneself too seriouslyの型を覚えておけば、同じ構文を持つ別の表現に出会ったときにも応用が利きます。

再帰代名詞の対応関係を一度覚えてしまえば、この表現はどんな主語にも応用できます。

まとめ|肩の力を抜いて自分を見つめ直す

take oneself too seriouslyは、自分の言動を必要以上に深刻に受け止めすぎている態度を表す表現です。

他人への助言にも、自分自身の反省にも使える柔軟さがあり、失敗を振り返って冗談めかすときにも、新しい環境で緊張しすぎている人を語るときにも活躍します。

父への率直な謝罪から、自分の態度への気づきへとつながっていくミッチェルの言葉には、素直に振り返ることで関係が温かくなっていく、この親子らしいやり取りの流れが表れていました。誰かの一言にムキになってしまったとき、この表現を日々の振り返りの一言として加えてみてください。

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