「Speaking of which, according to a recent study out of Oxford University, when someone takes on a new romantic partner, that person loses one or two close friends.」に見る、世間話に研究データを持ち出す言い方|『ビッグバン★セオリー』S08E04で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Speaking of which, according to a recent study out of Oxford University, when someone takes on a new romantic partner, that person loses one or two close friends.」に見る、世間話に研究データを持ち出す言い方|『ビッグバン★セオリー』S08E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第4話に登場する、世間話の中で研究データを持ち出して自説を裏付ける言い方と、それをからかわれた側の切り返し方です。カフェテリアで、シェルドンが恋人ができると友人を失うという研究結果を持ち出し、ハワードとラージがそれぞれ反応する場面が描かれています。

話題を切り替える言葉と権威づけの手法、そしてからかいへの返し方を見ていきます。

目次

話題を切り替え、研究データを持ち出して権威づける

ラージが明日の予定を確認したところから、シェルドンが話題を広げていきます。

Sheldon: Speaking of which, according to a recent study out of Oxford University, when someone takes on a new romantic partner, that person loses one or two close friends.
(そういえば、オックスフォード大学の最近の研究によると、新しい恋人ができると、親しい友人を1人か2人失うそうだよ。)

Howard: Since when do you read social science?
(いつから社会科学なんて読むようになったんだ?)

Sheldon: I go to the bathroom like everybody else.
(僕だってみんなと同じようにトイレには行くからね。)

TBBT Season8 Episode4 (The Hook-up Reverberation)

speaking of which は、直前の話題に関連づけながら新しい話題へ移る言い方です。ラージの恋人の話が出たところに、それとなく次の話題を差し込む自然な接続として機能しています。

続く according to a recent study out of ~ university は、世間話の中で研究データを持ち出して自説に権威づけをする言い方です。大学名を添えることで、これから話す内容に客観性があるように見せる効果があります。

ハワードの since when do you ~? は、相手の意外な行動を茶化して尋ねる言い方で、シェルドンが社会科学を読むこと自体を驚きの対象にしています。シェルドンの I go to the bathroom like everybody else. は、皮肉を効かせて茶化しをかわす切り返しで、質問の意図をずらしながら軽く受け流す様子がうかがえます。

からかいを受け流し、自分の性格を否定形で説明する

研究データをきっかけに、ラージ自身の恋愛観をめぐる会話が続きます。

Raj: Why would I lose friends just because I started dating someone?
(誰かと付き合い始めたからって、どうして友達を失うんだよ?)

TBBT Season8 Episode4 (The Hook-up Reverberation)

why would I ~ just because ~? は、根拠に納得できないときの疑問の形です。研究結果をそのまま自分に当てはめることへの反発が、この言い方に表れています。

会話が続くなかで、ラージはさらに自分の考えをはっきりと述べます。

Raj: Look, I’m not the kind of guy who drops his friends just because he’s in a relationship.
(いいか、僕は付き合ってるからって友達を切り捨てるようなタイプじゃないんだ。)

TBBT Season8 Episode4 (The Hook-up Reverberation)

I’m not the kind of guy who ~ は、自分の性格・行動パターンを否定形で説明する言い方です。the kind of guy who ~(〜するタイプの人間)を否定することで、一般論とは違う自分の立場をはっきり示す構文になっています。世間話として持ち出された研究データが、最終的には友人の性格を自己申告させるところまで話を転がしていく流れが面白いところです。

まとめ|研究データで権威づけ、否定形で自分を語る言い方

speaking of whichで話題を切り替え、according to a recent study out of ~ universityで権威づけをし、I’m not the kind of guy who ~で自分の性格を否定形で説明する言い方を見てきました。世間話をふくらませる言い方と、それに答える言い方の両方が、会話表現の引き出しに加わります。

次回も『ビッグバン★セオリー』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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