海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン3 第9話に登場する、話の輪の中で自分の存在を主張する英語表現です。アパートで、ペニーとハワードが「妥協して付き合った、付き合っていない」を言い合う間、当事者であるはずのレナードが会話に入れず、繰り返し自分の存在をアピールする場面には、置き去りにされたときの割って入り方が積み重なっています。
「Excuse me, I’m sitting here.」という一言から見ていきます。
話題の中心にされながら置き去りにされたときの割り込み方
ペニーとハワードが「妥協した/していない」の話を続ける中、話題にされている当のレナードが割って入ります。
Leonard: Excuse me, I’m sitting here.
(すみません、僕はここに座ってるんだけど。)Penny: Hey, I did not settle for Leonard. I mean, obviously, he isn’t the kind of guy I usually go out with, you know, physically.
(ちょっと、私はレナードで妥協したわけじゃないから。そりゃ、外見的には普段私が付き合うタイプじゃないのは分かってるけど。)TBBT Season3 Episode9 (The Vengeance Formulation)
Excuse me, I’m sitting here. は、自分がその場にいるにもかかわらず話題の対象として扱われたときに、割って入るための一言です。Excuse me で相手の話を一度止めてから、I’m sitting here と単純な事実を伝えるだけで、「僕もここにいる」という抗議になっています。
ところが、ペニーはこの抗議を意に介さず、レナードを話題にしたまま話を続けてしまいます。
一度で流された抗議を、少しずつ言い換えて重ねる言い方
聞き流されたレナードは、同じ主張を形を変えながら繰り返します。
Leonard: Again, I’m right here.
(だから、僕はここにいるんだって。)Penny: My point is, I do not judge a book by its cover. I am interested in the person underneath.
(私が言いたいのは、外見だけで判断しないってこと。中身の人となりに興味があるの。)Leonard: I am here, right? You see me.
(僕、ここにいるよね? 見えてる?)TBBT Season3 Episode9 (The Vengeance Formulation)
Again, I’m right here. は、Again で「また言うけど」と一度目の抗議を踏まえたことを示しつつ、right を添えて存在の主張を強めた言い方です。それでも聞き流されると、レナードは I am here, right? You see me. と、確認の疑問文を重ねて相手に返事を迫る形に変わります。You see me. と短く言い切ることで、無視できない事実として念を押す響きになっています。
同じ「ここにいる」という主張が、平叙文から確認の疑問文へと形を変えながら、少しずつ苛立ちの度合いを強めていく様子が、この三段構えの見どころです。
まとめ|自分の存在を主張する、三段階の言い方
Excuse me, I’m sitting here.、Again, I’m right here.、I am here, right? You see me.。同じ主張を少しずつ言い換えながら繰り返す型は、会話の輪から置き去りにされたときの苛立ちを伝える手立てとして見えてきます。
会話に入れないもどかしさが、言葉の重ね方に表れている場面と言えます。
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