海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
友達から楽しそうな計画に誘われて、思わず「乗った!」と即答したくなる瞬間、ありますよね。
そんなときにぴったりの「count me in」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン6第23話の終盤、ダンジョンズ&ドラゴンズをみんなでクリアした高揚の中、ハワードの誘いにシェルドンが勢いよく応じるシーンから、一緒に見ていきましょう。
「count me in」の意味とニュアンス
count me in
意味:私も参加する、仲間に入れて、乗った
直訳すると「私を(その数の)中に数えて」。何かに参加する人数を数えるとき、「自分も一人として数に入れてくれ」と頼むことから、「参加する」という意味になります。
乗り気で誘いを受けるときの、カジュアルな返事です。イベントや計画に「ぜひ加わりたい」という前向きな気持ちが込められていて、Count me in! と勢いよく言えば、その場のノリのよさも伝わります。覚えておきたいのは、反対の表現が count me out(自分は抜ける)だということです。in を out に入れ替えるだけで、参加が一気に不参加へと反転します。さらに I’m in(乗った)や I’m out(やめておく)という、より短い言い方もあり、これらはすべて「自分が in の側にいるか out の側にいるか」という同じ感覚でつながっています。誘いに対する返事として、日常会話で非常に頻繁に登場する表現です。
【ここがポイント!】
- 「自分を頭数に入れて」=「参加する」という乗り気な返事
- 反対は count me out、in と out の一語で参加・不参加が切り替わる
- I’m in / I’m out という短い言い方とセットで覚えると便利
『ビッグバン★セオリー』S06E23のシーンで見てみよう
意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。
成り行きで女性陣も加わったダンジョンズ&ドラゴンズを、全員で見事クリア。その高揚の中、ハワードが妻バーナデットを「別の冒険」に連れて行くと言い出します。その含みをまったく察しないシェルドンが、純粋にゲームの誘いだと思って即答します。
Howard: When we get home, I’m gonna take you on a whole different adventure.
(家に帰ったら、まったく別の冒険に連れて行ってあげるよ。)Sheldon: Another quest by Wolowitz? Count me in.
(またウォロウィッツのクエストか? 俺も参加するぞ。)Amy: Sheldon, they’re talking about sex.
(シェルドン、二人はセックスの話をしてるのよ。)Sheldon: Oh, then I’m out.
(ああ、ならやめておく。)The Big Bang Theory Season6 Episode23(The Love Spell Potential)
シーン解説と心理考察
このシーンの面白さは、count me in と I’m out が見事な対比で並ぶところにあります。ハワードの「別の冒険」という遠回しな誘いを、シェルドンは額面どおり「またウォロウィッツが企画したゲームか」と受け取り、迷わず count me in(参加するぞ)と返します。
ところがエイミーに本当の意味を耳打ちされた途端、シェルドンは I’m out(やめておく)と即座に撤回。in から out へのこの瞬間の切り替えが、シェルドンの天真爛漫さと、二つの定番表現の対照性を同時に際立たせています。誘いの含みを読み取れないシェルドンのキャラクターが、笑いを生みながら、count me in / I’m out という参加・不参加のペアを自然に印象づけてくれる、学習者にとっても理想的な掛け合いと言えます。
『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ
参加者の頭数を数えている場面を思い浮かべてみましょう。「1人、2人……」と数えていく中で、自分がさっと手を挙げて「me を in(中に)カウントして!」と割り込む。これが count me in のイメージです。
逆に「自分は数に入れないで」と手を引っ込めるのが count me out。シェルドンが誘いの意味も分からないまま勢いで count me in と言い、直後に意味を知って I’m out とあわてて引っ込める、あの一瞬の切り替えを思い出してください。手を挙げる動作と引っ込める動作――この身ぶりとセットで覚えれば、「参加する/抜ける」を表す in / out の対比が、ワンセットで頭に残ります。
例文で覚える「count me in」
誘いに乗り気で応じるときの、テンポのいい返事として大活躍するフレーズです。3つの例文で、その使いどころを見ていきましょう。
A road trip this weekend? Count me in!
(今週末ドライブ旅行? 乗った!)
友達の誘いに即答する、最も典型的な「乗った!」の場面です。文末に ! をつけると、ノリのよさが一段と伝わります。
Count me in for the project—just tell me what you need.
(そのプロジェクト、参加します。必要なことを言ってください。)
count me in for ~ の形で「〜に参加する」と対象を示せます。ビジネス寄りの場面でも、前向きな参加表明として自然に使えます。
A: We’re thinking of organizing a charity run next month.
B: That sounds great. Count me in.
(A:来月、チャリティーランを企画しようと思ってるんだ。)
(B:いいね。私も参加するよ。)
イベントへの参加を表明する会話です。相手の提案を受けて Count me in と返すと、快く加わる気持ちがストレートに伝わります。
あわせて覚えたい関連表現
count me out
(私は抜ける、遠慮しておく)
count me in の正反対の表現です。in と out を入れ替えるだけで参加・不参加が切り替わるので、ペアで覚えておくと一気に使い分けられるようになります。
I’m in
(乗った、参加する)
count me in とほぼ同じ意味で、さらに短い言い方です。よりカジュアルで、ノリよく即答したいときに向いています。劇中のシェルドンが使った I’m out の対にあたります。
sign me up
(私も申し込んで、ぜひ参加させて)
「申し込む(sign up)」が由来の、乗り気な参加表明です。count me in より「正式に登録してでも参加したい」という前のめりな勢いが出ます。
Note|in と out で反転する英語の「参加スイッチ」
シェルドンが count me in と言った直後に I’m out と撤回する――この短いやりとりには、英語ならではのある感覚が凝縮されています。それは、in と out という一語で、参加と不参加がパチンと切り替わるという感覚です。
英語では、「その場・その輪の中にいるか(in)、外にいるか(out)」という空間的なとらえ方が、そのまま「参加する/しない」という意思表示になります。count me in と count me out、I’m in と I’m out。どれも文の骨組みは同じで、最後の一語が in か out かだけで意味が正反対になります。日本語だと「参加する」と「遠慮する」のように別々の動詞を使うところを、英語は方向を表す一語の切り替えだけで済ませてしまうわけです。この感覚は、count や I’m に限りません。He’s in on the plan(計画に加わっている)、She opted out(抜けることにした)のように、in と out は「内側・外側」のイメージを軸に、参加・関与のオン/オフを自在に表します。スイッチを切り替えるように、in と out を行き来する。シェルドンのあの即座の撤回は、まさにこのスイッチを目の前で押してみせたようなものです。
この「in/out スイッチ」の感覚をつかんでおくと、count me in だけでなく、in と out を使った数多くの表現が、ひとつのイメージでつながって見えてきます。
内か外か――たった一語に、英語は参加の意思をのせるわけです。
まとめ|「数に入れて」で覚える乗り気の一言
count me in は、「自分も頭数に入れて」=「参加する」を表す、誘いへの乗り気な返事です。何かに加わりたい前向きな気持ちを、カジュアルにぱっと伝えられるのが持ち味です。
このフレーズが使えるようになると、英語で誘われたときに、ノリよく快く応じる気持ちをひとことで表せるようになります。反対の count me out や、短い I’m in / I’m out とあわせて覚えれば、参加・不参加の意思表示が自在にできるようになります。
誘いの意味も分からず勢いで「参加するぞ」と言い、直後に「やめておく」と引っ込めるシェルドン。あの愛すべき即答と撤回とともに、この乗り気の一言を会話の引き出しに加えてみてください。


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