「put in hours」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S11E05で学ぶ英会話

「put in hours」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

仕事に時間をかけすぎて、大切な人を気づかないうちに寂しがらせてしまった、そんな経験はないでしょうか。

そんな場面にぴったりの「put in hours」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン11第5話の後半、研究室にふらりと立ち寄ったラージが、ハワードに友人としての心配を伝える場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「put in hours」の意味とニュアンス

put in hours
意味:何時間も仕事(作業)に費やす

put in の後に hours を置くことで、時間そのものを「投入する資源」として捉える表現になります。単に「忙しい」と言うよりも、費やした時間の量に焦点を当てて、努力や労力の大きさを強調するニュアンスがあります。

put in long hours、put in extra hours のように形容詞を添えて、どれくらいの時間を費やしているかを具体的に示すことも多く、長時間労働や練習、努力の積み重ねを語るときによく使われます。

hours の代わりに the work や the effort を置く put in the work、put in the effort という言い方もあり、これらは時間の量ではなく努力そのものに焦点を当てる言い換えになります。数値で示せる時間の長さは、努力の大きさを客観的に伝えやすいという利点も持っています。

評価する側・評価される側のどちらの立場からも使える表現なので、自分の頑張りを振り返るときも、誰かの努力を労うときも、同じ形のまま使い回せる柔軟さがあります。

【ここがポイント!】

  • 「put in hours」の核は、時間を資源として注ぎ込むイメージ
  • 長時間労働や努力の積み重ねを具体的に語れる表現
  • long や extra を添えると、費やした時間の量を強調できるのがコツ

『ビッグバン★セオリー』S11E05のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

コードのコンパイルを待つハワードのもとへ、ラージが映画に誘うために立ち寄ります。誘いを断られたラージは続けて、ハワードの働き方について友人として心配を口にします。その後に続くやり取りに注目です。

Howard: We’re just waiting for my code to compile. What are you doing here?
(俺のコードのコンパイルを待ってるだけだよ。こんなところで何してるんだ?)

Raj: I stopped by to see if you wanted to go to the movies with me.
(映画に行きたいかどうか聞きに、ちょっと寄ったんだ。)

Howard: Well, I-I’d love to, but we’re just about to test the interface. It could take a while.
(いや、その、行きたいのは本当なんだけど、ちょうどインターフェースをテストするところなんだ。ちょっと時間がかかるかもしれない。)

Raj: Okay, buddy, it– it’s not my place, but Bernadette’s been feeling a little abandoned with all the hours that you’ve been putting in.
(なあ、これは僕が言うことじゃないかもしれないけど、君が注ぎ込んでいる長時間の作業のせいで、バーナデットは少し置いていかれたように感じているんだよ。)

Amy: You just asked him to go to the movies.
(あなた、さっき彼を映画に誘ったじゃない。)

Raj: Yeah, but our weird relationship was grandfathered into their marriage, and yours was not.
(ああ、でも僕たちの妙な関係は、二人の結婚生活にすでに組み込まれているものなんだ。君のはそうじゃない。)

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シーン解説と心理考察

映画に誘うつもりでやってきたラージを、ハワードは「インターフェースのテストがあるから」と軽く断ります。その返事にラージは続けて、「これは僕が言うことじゃないかもしれないけど」と前置きしながら、ハワードが注ぎ込んでいる長時間の作業のせいでバーナデットが置いていかれたように感じていることを切り出します。友人としての気軽さと心配の入り混じった様子が印象的です。

エイミーが「さっき彼を映画に誘ったばかりじゃない」とラージの振る舞いの矛盾を指摘すると、ラージは「僕たちの妙な関係は結婚生活にすでに組み込まれているものだけど、君のはそうじゃない」と答えます。友人として気軽に誘う一方で、既婚者であるハワードの時間の使い方には一線を引いて心配するという、ラージなりの誠実さと友情の境界線がこの一言に表れていると読み取れます。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

put in hours を覚えるコツは、貯金箱に時間というコインを一枚ずつ入れていく様子を思い浮かべることです。put in(入れる)と hours(時間)という直接的な組み合わせなので、努力の量を時間という単位で積み重ねていく様子がそのまま表現に反映されていると考えると覚えやすくなります。

ラージが心配したハワードの働き方も、まさにこの貯金箱に時間をどんどん注ぎ込んでいく状態でした。積み重ねた時間の量が、家庭での時間とのバランスを崩してしまうこともある、その両面までセットで覚えておくと、この表現の持つ重みが実感として伝わってきます。

貯金箱がいっぱいになるほど目に見える成果が積み上がる一方で、その分だけ別の何かに割ける時間が減っていく。put in hours という一言には、この引き換えの感覚までそっと含まれています。

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例文で覚える「put in hours」

締め切り前の残業から趣味の練習まで、put in hours を3つの例文で確認していきましょう。

She’s been putting in long hours to finish the project on time.
(彼女は期限内にプロジェクトを終えるため、長時間働いている。)
締め切り前の努力を描写するビジネスの場面です。long hours という直接的な言い方が、費やした時間の多さをそのまま伝えます。

A: How did you get so good at guitar?
B: I just put in the hours every day.
(A:どうしてギターがそんなに上手なの?)
(B:毎日ひたすら時間をかけて練習しただけだよ。)
努力の秘訣を尋ねるカジュアルな会話です。I just で文を始めることで、特別なことではなく当然の積み重ねだという姿勢が伝わります。

He’s put in a lot of hours at the gym this year.
(彼は今年、ジムにかなりの時間を費やしている。)
目標に向けた努力を語る日常会話の場面です。a lot of hours が、継続してきた時間の量を具体的に示しています。

あわせて覚えたい関連表現

put in the work
(努力(作業)を注ぎ込む)
put in hours が時間の量に焦点を当てるのに対し、put in the work は時間ではなく努力や労力全般に焦点を当てます。何をどれだけ頑張ったかを語りたいときに使いやすい言い換えです。

clock in hours
(勤務時間を記録する)
put in hours よりも業務的でフォーマルな響きを持ち、勤怠管理のニュアンスが強く出ます。オフィスでの正式な勤務時間を語る場面に向いています。

invest time in
(〜に時間を投資する)
put in hours よりも一般的で、ビジネス以外の幅広い文脈で使える比喩表現です。時間を「資源」として捉える発想は共通していますが、投資という言葉が示すとおり、将来的な見返りを意識したニュアンスが加わります。

Note|put in hours が職場と家庭でどう響くか

put in hours という表現は、使われる場面によって受け取られ方が大きく変わる言葉でもあります。職場で上司や同僚に対して使うときは、「頑張っている」「努力を重ねている」という前向きな評価につながりやすく、長時間働くことがそのまま称賛の対象になる場合もあります。

一方で、家庭やパートナーとの会話の中で同じ put in hours が使われると、話の向きがまったく違ってきます。今回のシーンのように、仕事に費やした時間の多さが、家庭での時間の少なさとして指摘される場面では、同じ「時間を注ぎ込む」という行為が、評価ではなく心配や不満の対象として語られます。職場では美徳として映る積み重ねが、家庭では埋められない距離として感じられることもあるのです。

ラージが「これは僕が言うことじゃないかもしれないけど」と前置きしてから切り出したのも、put in hours という表現が持つこの二面性をよく分かっていたからだと考えられます。努力の積み重ねを称えたい気持ちと、その裏にある寂しさを案じる気持ちが、この一言の中で静かに重なっています。

同じ表現でも、職場での会話と家庭での会話では、込められる温度がまったく異なってきます。put in hours は、その違いを体感できる表現のひとつです。

まとめ|「時間を注ぎ込む」が意味する二つの顔

put in hours は、費やした時間そのものに焦点を当てて、努力や労力の大きさを語る表現です。put in the work や invest time in と並べてみると、時間を資源として扱うこの表現独特の具体性が見えてきます。

仕事での頑張りを語るときも、練習の積み重ねを振り返るときも、この一言があれば費やした時間の重みをそのまま伝えられます。

ラージが友人として切り出した心配の一言には、仕事への熱意を認めつつも、それが家庭にもたらす影響を見過ごさない、バランス感覚への気配りが込められています。頑張りすぎている誰かに、そっと声をかけるときにも使える、そんな一言です。

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