『ビッグバン★セオリー』S10E20 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『The Big Bang Theory』シーズン10 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
The Big Bang Theory
Season 10 Episode 20

『ビッグバン★セオリー』シーズン10第20話「The Recollection Dissipation」では、二つの研究を同時にこなそうとして体調を崩したシェルドンの奮闘と、育休明けを控えて複雑な気持ちを抱えるバーナデットの様子が並行して描かれます。効率を語るシェルドンの理屈っぽい言葉と、家庭でのくだけたやり取りが対照的に響く回です。

引用はすべて台本のセリフそのままで、シェルドンの言い訳から、バーナデットとスチュアートの何気ない会話まで、場面ごとに誰が誰へ向けて言った言葉かが分かるように並べました。前半5個は既存のフレーズ記事へのリンクを付け、後半5個は台本の前後関係を添えて紹介します。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

シェルドンは、レナードたちとの研究とエイミーとの共同研究の両方を、相手に気づかれないように同時進行させようとします。無理を重ねるうちに、少しずつ体調に異変が出始めます。

一方バーナデットは、育休が明けて職場に戻る日が近づき、複雑な気持ちを抱えています。家に居候するスチュアートにだけ本音を漏らす場面もあり、家庭内のさりげない気遣いが描かれます。物語の結末には触れず、記事ではここまでの経緯とセリフの中の英語表現を中心に紹介します。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. be a fan of

「〜が好きだ、〜を気に入っている」という意味で使われる表現です。be a fan ofは元々「〜のファンである」という意味から転じて、日常の好き嫌いを述べる際にも使われます。

Stuart: And to be honest, I’m not the biggest fan of your meatloaf.
(訳: 正直に言うと、君のミートローフはそんなに好きじゃないんだ。)

朝バーナデットを動揺させたことを詫びる流れで出てきた本音で、せっかく作った料理への率直な感想が続きます。料理を作って機嫌を取ろうとした直後にこの一言を挟むところに、気配りと率直さが同居するスチュアートらしいバランス感覚が表れています。

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2. be past that

「もうその段階は過ぎた、それはとっくに卒業した」という意味で使われる表現です。be past thatは、以前は当たり前だったことが今は当てはまらなくなった状態を表す言い方です。

Penny: But I’m glad we’re past that.
(訳: でも、もうその段階は過ぎて良かったと思ってる。)

シェルドンの言葉遣いに戸惑っていた頃を振り返るペニーの一言で、二人の関係の積み重ねを感じさせます。

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3. catch up on

「(遅れ・溜まったもの)に追いつく、取り戻す」という意味で使われる表現です。catch up onは、遅れていたことを取り戻すというニュアンスの表現です。

Bernadette: Trying to catch up on office e-mails before I go back.
(訳: 復帰する前に、職場のメールに追いつこうとしてるの。)

育休明けを控えたバーナデットが、スチュアートに何をしているか尋ねられて答える場面です。この直後、彼女は「ハリーは恋しくなるだろうけど、家を出て頭を使う仕事に戻れるのはうれしい」と本音を続けており、単なるメール整理の話が複雑な気持ちの吐露へとつながっています。

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4. draw the line at

「〜には一線を引く、そこは認めない/譲らない」という意味で使われる表現です。draw the lineは「一線を引く」という意味で、ここでは相手が容認できる範囲の境界を指しています。

Sheldon: You hold my hand, you kiss my mouth, but you draw the line at a hundred and two fever?
(訳: 手はつなぐ、キスもする、それなのに38.9度の熱は受け入れられないのか?)

エイミーに菌をうつしたくないと距離を置かれたシェルドンが、大げさに不満を訴える場面です。

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5. in the near future

「近い将来、近いうちに」という意味で使われる表現です。in the near futureは「近い将来」を表す定番のフレーズですが、ここではその語数の多さそのものが話題にされています。

Sheldon: See, I could’ve said in the near future, but I didn’t say in the near future, because in the near future is three more words than soon.
(訳: いいかい、in the near futureと言うこともできたけど、そう言わなかったんだ。in the near futureはsoonより3語も多いから。)

作業の効率化を語るシェルドンが、言葉選びまで無駄を省こうとする様子がよく表れた場面です。

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6. make a push on

「〜を強く推し進める」という意味で使われる表現です。make a push onは、ある物事に力を集中させて一気に進めるという意味の表現です。

Leonard: Oh, I would, but we need to make a push on the air force project.
(訳: 行きたいのはやまやまなんだけど、空軍のプロジェクトを一気に進めないといけないんだ。)

ペニーの誘いを断るレナードの言葉で、仕事の優先度を説明する場面です。ペニーが「6分くらいで終わるパーティーだから」と食い下がっても、仕事を理由に予定を譲らないところに、この場面でのレナードの姿勢が表れています。

7. work on both projects simultaneously

「両方の計画を同時に進める」という意味で使われる表現です。simultaneouslyは「同時に」を表す硬い語で、work on … simultaneouslyで複数の作業を並行して行うことを表します。

Sheldon: I have a plan to work on both projects simultaneously.
(訳: 二つのプロジェクトを同時に進める計画があるんだ。)

レナードとエイミーの両方に協力を約束していたことがばれたシェルドンが、その場をしのぐために持ち出した計画です。

8. get to work

「仕事に取りかかる」という意味で使われる表現です。get to workは「仕事に取りかかる」という定番の言い回しです。

Sheldon: Shall we get to work?
(訳: そろそろ取りかかろうか。)

研究室でエイミーとの遠隔作業の準備を整えたシェルドンが、レナードたちに呼びかける場面です。

9. run down the pros and cons

「長所と短所を列挙する」という意味で使われる表現です。run downは「一通り列挙する」という意味で、pros and consと組み合わさり選択肢の比較を求める言い方になります。

Sheldon: Run down the pros and cons of each for me.
(訳: それぞれの長所と短所を挙げてくれ。)

冷却方法をめぐるハワードの相談に対して、シェルドンが判断材料を求めている場面です。ハワードが冷却装置の仕組みを説明し始めると、シェルドンは「にんじんの欠片だ、失礼」と別のことに気を取られており、集中力が長く続いていない様子もうかがえます。

10. have access to water

「水を利用できる」という意味で使われる表現です。have access toは「〜を利用できる状態にある」という意味で、ここでは大げさな装備の説明に使われています。

Sheldon: For efficiency, whenever I’m thirsty I have access to water.
(訳: 効率のために、喉が渇いたらいつでも水を飲めるようにしてあるんだ。)

水分補給用のバックパックを身につけたシェルドンが、その理由を得意げに説明する場面です。空腹のときはレンズ豆のスープも同じように携帯していると付け加えており、あらゆる場面を想定して準備を整える徹底ぶりが表れています。

このエピソードの英語学習ポイント

この回はシェルドンの効率至上主義な言い回しと、バーナデットやスチュアートの生活に根ざした会話が対照的です。work on both projects simultaneouslyやhave access to waterのような大げさな言い方と、catch up onやbe a fan ofのような率直な言い方を聞き比べると、話者の目的の違いが見えてきます。

たとえば、in the near futureはその語数の多さ自体が話題になっており、単語の意味だけでなく長さや効率にまでこだわるシェルドンらしさが表れています。draw the line atのように感情的な訴えに使われる表現も、体調を崩した場面ならではの温度を持っています。

一方で、家庭の場面ではcatch up onやbe a fan ofのように、もっと短く直接的な言葉が使われています。バーナデットが職場復帰への複雑な気持ちをスチュアートにだけ打ち明ける場面や、スチュアートが料理の感想を正直に伝える場面には、研究室でのシェルドンのような大げさな理屈は出てきません。make a push onやrun down the pros and consのように仕事に関する表現が硬めなのに対し、家庭内の会話ほど言葉が短く率直になっていく対比を意識すると、この回の英語の温度差がつかみやすくなります。

キャラクター別|英語の特徴

シェルドン|効率と論理を語りながら、無理を重ねていく話し方を見る。

シェルドンは、work on both projects simultaneouslyやin the near futureのように、効率や論理を強調する言葉を選びますが、その裏では二つの約束を同時にこなそうと無理を重ねています。have access to waterのような大げさな装備の説明も、体調を気にかけていない様子を映しています。

シェルドンの英語は、無理をしている自覚のなさを、効率を語る言葉の端々に表す話し方に表れています。「使う単語を最小限にする」という工夫まで持ち出して二つの約束を両立させようとするところにも、体調より段取りを優先する姿勢が表れています。

エイミー|約束の食い違いに気づき、事実を淡々と確認する話し方を見る。

エイミーは、“Well, Sheldon said that he was gonna work with me on our quantum perception project.”のように、シェルドンとの約束を事実として淡々と確認します。感情的に責めるのではなく、まず状況を整理しようとする姿勢がこの人物らしさです。

エイミーの英語は、混乱した状況を感情ではなく事実の積み重ねで整理していく話し方に表れています。後半でシェルドンの発熱に気づいたときも、感情的に責めるのではなく「もう寝る必要がある」とまず対処を促すところに、事実ベースで動くこの人物らしさが一貫しています。

ハワード|相手の様子を茶化しながら、さりげなく気にかける話し方を見る。

ハワードは、“Uh, before we do, what are you wearing, oh, friend who we pretend is normal?”のように、シェルドンの奇妙な行動を茶化す軽口から会話を始めます。からかいの中にも、相手の様子を気にかける視線が含まれているのが特徴です。

ハワードの英語は、真剣な気遣いを茶化しの形で包み込む話し方に表れています。水分補給用のバックパックを見ても驚きを笑いに変え、レナードが「これは普通のふりをするのがだんだん難しくなってきたな」とつぶやくほどの奇行を、あえて茶化して受け流しているところにも、この人物らしい距離の取り方が表れています。

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