海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『ホワイトカラー』シーズン6 第2話から、ニールとバーク夫妻が「親子」をめぐって言葉を交わす二つの場面を取り上げます。捜査の都合で生まれた親子の役柄を楽しむ軽口と、本話の最後に届くうれしい知らせへの祝福が、どちらも短い英語で表されています。
比較級を使ったほめ言葉から、祝う側と祝われる側の言葉まで、場面ごとに見ていきます。家族や友人をたたえたり、知らせを祝ったりする場面でそのまま使える形がそろっています。
「couldn’t ask for a cooler mom」で、最高だとほめる
ニールがピーターとエリザベスのもとを訪ね、二人に「Mom, dad.」と声をかけます。ピーターはエリザベスに、こう事情を説明します。
Peter: Neal had to pretend to play my son for the current case, which awkwardly makes you his mother.
(今の事件で、ニールが俺の息子を演じることになってな。気まずいことに、それで君がニールの母親ってことになる。)
Elizabeth: Hmm. I’m very proud to have a son like you.
(あら。あなたみたいな息子を持てて、とても誇らしいわ。)
Neal: A kid couldn’t ask for a cooler mom.
(子どもにとって、これ以上かっこいいママは望めないよ。)White Collar Season6 Episode2 (Return to Sender)
ピーターの説明にある which は、直前の内容全体を受けて「そのことが〜」とつなぐ関係代名詞です。ニールが息子を演じたという事実が、そのままエリザベスを母親にしてしまう、という流れが一文で示されています。
エリザベスはすぐに母親役に乗り、proud to have a ~ like you(あなたのような〜を持てて誇らしい)と返します。家族や仲間をたたえるときに広く使われる形です。
これに対するニールの couldn’t ask for a + 比較級 + 名詞 は、「これ以上〜なものは求められない」、つまり「最高の〜だ」という意味になります。比較級の cooler を否定の couldn’t と組み合わせることで、最上級を使わずに一番だと伝えています。I couldn’t ask for a better friend.(これ以上の友達はいない)のように、主語や名詞を入れ替えて応用できます。
本話の時点で、夫妻はまだニールに大事な知らせを伝えていません。そのため、この軽口のやり取りが、最後の場面への前振りのようにも読み取れます。
「Congratulations」と「To the future.」で、知らせを祝う
本話の最後、ピーターはニールを外に誘い、役柄の話を続けるかのような前置きのあとで、うれしい知らせを打ち明けます。
Peter: El’s pregnant.
(エルが妊娠したんだ。)
Neal: Peter– Oh, congratulations.
(ピーター……おめでとう。)
Peter: Thank you. Thanks.
(ありがとう。ありがとな。)
Neal: Wow!
(すごいや!)
Peter: Yeah. Yeah. We’d been trying for years, and when it didn’t happen, we thought it never would, but then it did.
(ああ。ああ。何年も望んでたんだ。なかなかできなくて、もう無理だと思ってたんだが、そしたらできたんだよ。)White Collar Season6 Episode2 (Return to Sender)
congratulations は、祝福の言葉として使うときは常に複数形の -s が付きます。お祝いを受けたピーターは、Thank you. のあとに Thanks. と重ねて応じています。
ピーターの We’d been trying は We had been trying の短縮形で、過去のある時点まで続いていたことを表す過去完了進行形です。後半の it never would と it did は、どちらも happen を繰り返さずに省いた形で、「起きないと思っていたが、起きた」という対比を短くまとめています。
このあとニールは、ピーターが自分の父親役を務めた24時間を引き合いに出し、生まれてくる子は親に恵まれたと祝います。最後は二人が To the future. と言い合います。To ~ は乾杯の言葉として使われる形で、「未来に」と先の日々を祝っています。
まとめ|ほめ言葉と祝福の言葉
couldn’t ask for a cooler mom、proud to have a son like you、congratulations、To the future. を見てきました。比較級の否定や乾杯の形を使うと、短い一言でも気持ちが伝わることが分かります。
『ホワイトカラー』の家族のような関係を、これからも英語とともに見ていきましょう。
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