海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『ホワイトカラー』シーズン4 第11話から、偽のウイスキー作りを通じてフリンに近づいたニールが、潜入中にフリンと互いの父親について話す場面を取り上げます。親の跡を継ぐ、親に見合う、自分の道を行くといった家族の話題の定番表現が、短いやり取りの中に集まっています。
父親の生き方を語る言葉と、それに相づちで応じる言い方を、会話の順に見ていきます。
「my old man」「follow in one’s footsteps」で、父親の生き方を語る
偽のウイスキーを作る腕を見込まれたニールは、フリンから仕事の話を持ちかけられます。その前置きとして、フリンは一家の名を持ち出し、禁酒法の時代にウイスキーで名を上げたこと、その後に築いたものを当局に壊されたことを語ります。
Flynn: I’ve been rebuilding it ever since. My old man would have been proud.
(それ以来、俺が立て直してきた。親父も鼻が高かっただろうよ。)White Collar Season4 Episode11 (Family Business)
have been ~ing と ever since の組み合わせは「それ以来ずっと〜してきた」と、過去から今まで続く取り組みを表します。my old man は「親父」にあたるくだけた呼び方です。would have been proud は would have + 過去分詞の形で、「(親父が見ていたら)誇りに思っただろう」と、実際には確かめられないことを思い描く言い方になっています。
話はニールの父親に向かいます。
Flynn: What did your father do?
(お前の親父は何をしてたんだ?)
Neal: He was a cop.
(警官だったよ。)
Flynn: You didn’t follow in his footsteps.
(親父の跡は継がなかったんだな。)
Neal: No. I thought about it, but… wasn’t for me.
(ああ。考えたことはあるけど……僕には向いてなかった。)White Collar Season4 Episode11 (Family Business)
What did your father do? の do は「仕事として何をするか」を指し、職業を尋ねる定番の聞き方です。follow in one’s footsteps は「(親や先人の)足跡をたどる」から、同じ道に進むことを表します。フリンはこれを疑問文ではなく平叙文の形で口にしています。ニールの wasn’t for me は主語の It が省かれた形で、be not for ~ は「〜には向かない」という意味です。
「live up to」「go one’s own way」と、相づちの「You’re telling me.」
ニールの答えを受けて、フリンは父親というものについて一般論を口にします。
Flynn: Well, fathers can be a tough thing to live up to. Probably best that you went your own way.
(まあ、父親ってのは見合う生き方をするのが骨の折れる相手だ。自分の道を行ったのはたぶん正解だな。)
Neal: You’re telling me.
(まったくだよ。)White Collar Season4 Episode11 (Family Business)
live up to ~ は「(期待や手本)に見合う、恥じない生き方をする」です。can be は「〜なこともある」と一般的な傾向を述べる形です。Probably best that ~ は It’s probably best that ~ の省略で、「〜したのがたぶん一番いい」となります。go one’s own way(自分の道を行く)は、follow in one’s footsteps と対になる言い方として覚えやすい組み合わせです。
ニールの You’re telling me. は、直訳の「君が僕に言っている」ではなく、「言われるまでもない、まったくそのとおりだ」という強い同意の相づちです。相手の言葉に身に覚えがあるときに使われます。
後半、ピーターとの間でフリンについて話す場面で、ニールはフリンをこう評しています。
Neal: He wants to be just like his father. He’s obsessed with the family’s history, getting things back to how they were.
(彼は父親そっくりになりたいんだ。一家の歴史に取りつかれてる。昔のとおりに戻そうとしてね。)White Collar Season4 Episode11 (Family Business)
be just like ~ は「〜とそっくりだ」、be obsessed with ~ は「〜に取りつかれている」です。父と同じ道を行かなかったニールと、父をなぞろうとするフリンという、二人の対照が読み取れます。
まとめ|父親を語る英語と同意の相づち
my old man、follow in one’s footsteps、live up to、go one’s own way、そして You’re telling me. を見てきました。親の生き方と自分の進路を語る表現は、家族の話題で幅広く使えます。
『ホワイトカラー』の身の上話にも、英語の定番表現が詰まっています。
このエピソードの英語表現は、エピソードまとめやフレーズ記事でも扱っています。


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