「It’s not safe for you here.」に見る、相手の身を案じて遠ざける言い方と押し返し|『ホワイトカラー』S04E11で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「It's not safe for you here.」に見る、相手の身を案じて遠ざける言い方と押し返し|『ホワイトカラー』S04E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン4 第11話から、相手の身を案じて口にする言葉と、その返し方を取り上げます。この回では、ジェームズがニールを、ニールがピーターを、そして終盤にはニールがジェームズを、危ないからと引き止めたり遠ざけたりする場面が、立場を入れ替えながら続きます。

止める側の言い方と、止められた側の押し返し方を、登場する場面の順に見ていきます。

目次

「You have no idea how ~」「It’s too dangerous.」で、危険を理由に引き止める

ピーターとエリザベスの家での夕食の席で、ジェームズはニールがフリン一家に潜入すると聞き、こう告げます。

James: You have no idea how dangerous those guys are.
(あの連中がどれだけ危ないか、お前は分かっていない。)
Neal: I’ve dealt with worse people.
(もっとひどい相手とも渡り合ってきたよ。)
James: I don’t think you have.
(それはないと思うがな。)

White Collar Season4 Episode11 (Family Business)

You have no idea how ~ は「どれほど〜か、まるで分かっていない」と、危険の大きさを強く訴える形になります。ジェームズの I don’t think you have. は、have の後ろの dealt with worse people を省いた形で、相手の言葉をそのまま打ち消す短い返しになっています。

後半には、ニールが止める側に回ります。フリンとの取引の場に、ピーター自身が身分を偽って臨むと知った場面です。

Neal: Peter, you can’t. It’s too dangerous.
(ピーター、だめだ。危険すぎる。)

White Collar Season4 Episode11 (Family Business)

ピーターは、ニール自身の無茶を引き合いに出して切り返したうえで、こう続けます。

Peter: This is our best shot at getting them on record. And it allows you to be there to keep an eye on me.
(連中の発言を記録に残せる一番のチャンスなんだ。それに、君がその場にいて俺を見張れる。)
Neal: Hmm, guess you’re right. Your cover better be airtight.
(うーん、そうかもね。偽装は完璧にしておいてよ。)

White Collar Season4 Episode11 (Family Business)

best shot at ~ing は「〜する一番のチャンス」です。ニールの better は had better の had が落ちた会話の形で、「〜しておいてよ」と念を押して送り出しています。

「It’s not safe for you here.」で、相手を遠ざける

終盤、ニールとジェームズは、ある手がかりの受け取り方を話し合います。

James: Great. Once we have the key —
(よし。鍵が手に入ったら――)
Neal: Once I have the key.
(僕が手に入れたら、だよ。)
James: I don’t understand. I-I thought you believed me.
(分からないな。信じてくれたと思っていたんだが。)
Neal: I do. It’s not about that.
(信じてるよ。そういうことじゃないんだ。)

White Collar Season4 Episode11 (Family Business)

Once ~ は「いったん〜したら」です。ニールは we を I に入れ替えるだけで、手がかりを受け取るのは自分だと線を引いています。I do. の do は believe を受ける代動詞で、It’s not about that. は「問題はそこじゃない」と相手の受け取り方を打ち消す言い方です。

Neal: You need to leave New York.
(ニューヨークを離れてほしいんだ。)
James: No.
(いや。)
Neal: It’s not safe for you here.
(ここはあなたにとって安全じゃないんだ。)
James: No, I’ve left you too many times.
(いや、お前を置いていったのは、もう多すぎるくらいだ。)

White Collar Season4 Episode11 (Family Business)

need to ~ を相手に向けると、「〜する必要がある」から転じて強い勧めになります。It’s not safe for you here. は理由を短く添える一文で、夕食の席でジェームズが口にした危険の訴えと、向きが入れ替わっているのが印象的です。ジェームズは too many times(何度も〜しすぎた)と現在完了で過去の積み重ねを示して押し返します。このあとニールはモジーの隠れ家に身を寄せるよう提案し、ジェームズは承知します。

まとめ|身を案じる言葉と押し返し

You have no idea how ~、It’s too dangerous.、It’s not safe for you here. という引き止めと、I don’t think you have. などの押し返しを見てきました。止める側と止められる側が場面ごとに入れ替わります。

『ホワイトカラー』を観ながら、相手を思う英語を味わっていきましょう。

同じ回のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、会話がより立体的に見えてきます。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次