『ホワイトカラー』S05E01 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン5 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 5 Episode 1

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン5第1話は、身動きが取れなくなったニールとモジーが、相棒を取り戻すために最後の手段まで探り出すところから始まります。そこへ現れた贋作師ヘイゲンは、力を貸す代わりにニールへ危うい仕事を持ちかけて事態を動かします。この回の会話には、危険や代償の重さを正面から言葉にする姿勢と、それをあえて軽く扱ってやり過ごす姿勢の対比が表れています。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン5第1話では、無実を証明する材料がないまま、殺人容疑をかけられたピーターの裁判が目前に迫っている。手詰まりのニールとモジーは、モジーが密かに作り上げた発信機の解除装置を使い、ピーターを脱獄させるという危険な選択肢まで検討し始める。そこへ、かつてニールが追い詰めた贋作師ヘイゲンが接触してきて、ピーターの容疑を晴らす代わりに、ニールへ危うい仕事を持ちかける。職場に復帰したピーターのもとにも新たな役職の打診が舞い込み、二人を取り巻く状況が大きく動き出していく。『ホワイトカラー』S05E01のあらすじを追うときは、誰が危険をそのまま引き受け、誰がその重さを軽く扱おうとしているかに注目すると、会話の温度差が見えてくる。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. be lost on someone

(状況の皮肉などが)~には理解されない、~にも分かっているという意味です。

Peter: The irony of this is not lost on me.
(この状況の皮肉は、俺にもよく分かっているさ。)

父親の証言なしでは無罪を証明できないという状況に、ピーター自身も皮肉を感じていることを、遠回しに認める場面です。not lost on meと否定形を重ねて「よく分かっている」を表す言い方に、感情を抑えて状況を受け止めようとする姿勢が表れています。

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2. break out of prison

脱獄するという意味です。

Neal: But how are we going to convince Peter to break out of prison?
(でも、どうやってピーターに脱獄を説得すればいいんだ?)

モジーが仕上げた解除装置を見せられたニールが、計画の実行可能性よりも先に、本人を説得できるのかという現実的な壁を指摘する場面です。convince Peterと相手の名前を挙げて疑問を投げる言い方に、突飛な計画にも一歩引いて向き合うニールの慎重さがのぞきます。

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3. smash and grab

(手っ取り早い)押し込み強盗という意味です。

Hagen: Simple little smash and grab.
(単純な押し込み強盗さ。)

金の工面をニールに持ちかけたヘイゲンが、頼もうとしている仕事の危険さをsimple littleということばで軽く見せかける場面です。形容詞を二つ重ねて仕事を矮小化する言い方に、相手に負担を軽く感じさせて話を進めようとする駆け引きが表れています。

4. take the fall for

~の身代わりに責任を負うという意味です。

James: I almost let an innocent man take the fall for me, but I can’t let that happen.
(無実の男に、俺の身代わりに罪を負わせるところだった。でも、それを見過ごすわけにはいかない。)

審理の場で再生される録音の中で、ジェームズが自らの罪を認め、無実の人間に責任を負わせかけたことを悔いる場面です。almost letと一歩手前で踏みとどまった経緯を語る言い方に、遅れて訪れた良心の呵責が表れています。

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5. stick out in a crowd

人混みの中で目立つという意味です。

Bruce: Well, FBI section chiefs have a tendency to stick out in a crowd.
(まあ、FBIのセクションチーフというのは、人混みでも目立ってしまうものでね。)

私的な時間を邪魔しないよう距離を置いていたはずが、結局ピーターに姿を見られてしまったことを、自嘲気味に説明する場面です。自分自身を含む「FBIセクションチーフ」を三人称的に語る言い方に、肩書きの重さを軽く笑いに変える余裕がのぞきます。

6. pocket change

はした金という意味です。

Mozzie: We’re gonna go through all of this for pocket change?
(これだけのことをして、はした金にしかならないのか?)

金貨強盗の下見をしながら、厳重な警備の割に見合わない金額ではないかとモジーがぼやく場面です。go through all of thisと手間の大きさを強調したうえで疑問を投げる言い方に、危険な計画そのものより金額の割の悪さを気にするモジーらしい価値観が表れています。

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7. out of the frying pan, into the firehouse

一難去ってまた一難という意味です。

Mozzie: So out of the frying pan, into the firehouse.
(フライパンを逃れたと思ったら、今度は消防署の中か。)

金貨を消防隊員に見られかけ、隠すはずの品を手放す羽目になったモジーが、ことわざをもじって自分の窮地を茶化す場面です。firehouseという場面設定にことわざを重ねる言葉遊びに、危険な状況さえも軽く受け流そうとする余裕が表れています。

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8. nag at someone

(何かが頭から離れず)気にかかるという意味です。

Peter: It keeps nagging at me.
(どうしても、頭から離れないんだ。)

金貨強盗にニールが関わっていたのではという疑念を拭えず、ピーターがその違和感を打ち明ける場面です。keepsという進行形の反復で「離れない」感覚を強調する言い方に、理屈では割り切れない引っかかりを抱える様子が表れています。

9. cloud one’s judgment

(感情などが)判断力を鈍らせるという意味です。

Peter: I’ve made mistakes because I let emotions cloud my judgment.
(感情に判断を鈍らせて、失敗したことが何度もある。)

新しいハンドラー選びの理由を語りながら、ピーターが自分の過去の過ちを率直に認める場面です。letという使役動詞で「感情に判断を鈍らせることを許してしまった」と述べる言い方に、自分の弱さを他人事にしない姿勢が表れています。

10. get used to something

~に慣れるという意味です。

Neal: That’s how used to it I’ve gotten.
(それくらい、僕はこれに慣れてしまったんだ。)

新しい発信機を渡され、外している間に覚える違和感から、自分がどれだけそれに順応してしまったかをニールが語る場面です。How used to it I’ve gottenという強調された語順に、慣れてしまった自分自身への戸惑いがにじんでいます。

このエピソードの英語学習ポイント

ピーターとジェームズの英語を追うと、危険や代償をそのまま名指しする言い方が続きます。録音の中でジェームズはI almost let an innocent man take the fall for me, but I can’t let that happen.と、無実の人間に罪を負わせかけた経緯を隠さず語ります。同じ姿勢はピーター自身にも表れていて、I’ve made mistakes because I let emotions cloud my judgment.と、自分の過去の失敗を他人事にせず認めます。金貨強盗へのニールの関与を疑う場面でもIt keeps nagging at me.と、割り切れない違和感をそのまま言葉にする点は変わりません。

一方、モジーとヘイゲン、ブルースの言葉には、同じ重さを軽く扱ってみせる響きがあります。金貨強盗の警備の厳重さに対してWe’re gonna go through all of this for pocket change?とぼやいたモジーは、危険そのものより割の悪さを気にする調子で場面を茶化します。消防隊員に見つかりかけた直後にはSo out of the frying pan, into the firehouse.と、ことわざをもじって窮地を笑いに変えました。ヘイゲンが持ちかけた仕事もSimple little smash and grab.という軽い言葉で提示され、ブルースも自分の肩書きの重さをWell, FBI section chiefs have a tendency to stick out in a crowd.と、自嘲気味に語ります。

その間でニールは、代償を無理に消し去るのではなく、糸口を探して受け入れていく側に立っています。新しい発信機についてThat’s how used to it I’ve gotten.と語る一言は、本来なら息苦しいはずの装置を、いつのまにか自分の一部として受け入れてしまった様子を映しています。裁判や取引をめぐる緊張した会話が続くこの回は、同じ「重さ」がどれだけ違う声で語られているかを、字幕なしで聞き比べてみると、温度差がより際立って感じられる。

キャラクター別|英語の特徴

ピーター|代償の重さを、そのまま引き受けて言葉にする

殺人容疑での起訴を控えた序盤から、部下の新しいハンドラーを選び直す終盤まで、この回のピーターは重い決断を続けて迫られる。台本では、ピーターの発話としてI’ve made mistakes because I let emotions cloud my judgment, and I can’t let my next handler make those same mistakes.が確認できる。letという使役動詞で「自分が許してしまった」と語る言い方に、失敗の責任を他人や状況のせいにしない率直さが表れている。

その率直さは、自分の甘さを認めることが、同時にニールとの距離を置く決断にもつながってしまうという、ピーターらしい不器用な誠実さに帰結する。感情を隠さず認めるからこそ、その感情を理由に自分を厳しく律する。裁判の緊張から人事の決断まで、一貫して代償を値切ろうとしない話し方が、この回のピーターの軸になっている。

モジー|代償の重さを、大げさな比喩で笑いに変える

ピーターを救うための解除装置作りから、金貨強盗の実行まで、この回のモジーは終始危険な役回りを担う。台本では、モジーの発話としてThis fine piece of technology took nine months and most of your wine cabinet, but because of this, the FBI will no longer know where you are.が確認できる。this fine piece of technologyと大仰な言い回しで自分の労力を誇張しながら、目的そのものは簡潔に言い切る対比に、危険な作業を深刻ぶらずに語る独特の口調が表れている。

同じ調子は、警備の厳重さをWe’re gonna go through all of this for pocket change?と嘆く場面や、消防隊員に見つかりかけた窮地をSo out of the frying pan, into the firehouse.とことわざで茶化す場面にも続く。危険そのものより、割に合うかどうかや言葉の妙を気にするところに、緊迫した状況でも軽口を絶やさないモジーらしさが表れている。

ニール|代償を無理に消さず、糸口を探して受け入れる

ヘイゲンから危うい仕事を持ちかけられる立場でありながら、この回のニールは危険を正面から否定も、笑い飛ばしもしない。台本では、ニールの発話としてFortresses have fallen all throughout history. All it took was someone finding the weak spot.が確認できる。金貨庫を要塞にたとえたうえで、その要塞が歴史上何度も落ちてきたと語る比喩に、直接的な反論ではなく糸口を探す思考の道筋が表れている。

新しい発信機についてThat’s how used to it I’ve gotten.と語る場面でも、同じ姿勢が続く。息苦しいはずの装置を拒むのでも笑うのでもなく、いつのまにか受け入れてしまったと認める言い方に、危うい仕事も日常も、抱え込みながら折り合いをつけていくニールらしいバランス感覚がにじんでいる。

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