『BONES』S09E22 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『BONES』シーズン9 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
BONES
Season 9 Episode 22

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『BONES』シーズン9第22話「The Nail in the Coffin」では、権力を持つ側の短い命令と、それに一歩引いて事実で応じる側の言葉が押し合う場面が重なります。上層部からの圧力に対してブースが取る態度、富豪一族の財産をめぐってブレナンが示す冷静さ、それぞれの言葉づかいを比べると、立場の違いが会話にどう表れるかが見えてきます。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『BONES』S09E22では、富豪一族マクナマラ家の一員であるステファニーの遺体が沼地から発見され、捜査が始まります。過去の未解決事件とのつながりから、チームは同一犯による連続事件の可能性を疑い、一族に伝わる長年の秘密を調べていくことになります。事件への関心はFBIの上層部にも及び、捜査は組織内の力関係にも広がっていきます。

捜査は現場に残された痕跡の確認から始まり、遺族や関係者への聞き取りが次の手がかりへとつながっていきます。上層部からの介入によって、ブースは限られた裁量のなかで判断を迫られる場面が続き、専門的な検分の言葉と、組織内でのやり取りの言葉が交互に現れるため、それぞれの場面で英語がどんな役割を担っているかを比べながら見ていくことができます。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. take the high road

波風を立てず、正しいと思う態度を貫くという意味です。

Booth: You just… Just take the high road on this, all right?
(とにかく……ここは波風を立てずにいってくれ、いいな?)

前の事件でカムと衝突したことのあるブレナンに対し、ブースが穏便な対応を求める場面です。今回の捜査班の人選はカムの裁量であり、ブース自身も口を挟めない立場にあるため、判断を変えさせる代わりに態度だけでも整えてほしいという、消極的だが現実的な助言になっています。

2. poke a hornet’s nest

自分から面倒な問題を引き起こしてしまう、という意味です。

Montenegro: Oh, boy… I poked a hornet’s nest, didn’t I?
(うわ……余計なこと聞いちゃったかな)

エディソンとカムの間にわだかまりが残っていないか尋ねたアンジェラが、二人のやり取りが険悪になっていくのを見て漏らす一言です。エディソンが「謝罪を待っている」と言い出し、カムが「二度でも無視する」と切り返す、そのやり取りを引き出したのが自分の質問だったと気づく、苦笑まじりの自己ツッコミになっています。

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3. thumb one’s nose at

相手を見下し、あからさまに挑発するという意味です。

Booth: He’s thumbing his nose at us.
(やつは俺たちを、あからさまに挑発してるんだ)

遺体を木から吊るすという劇場的なやり方を見て、ブースが「ゴースト・キラー」の大胆さを言い表す場面です。この直後、ブレナンが犯人を女性だと考えていることに触れ、代名詞が「He」から「Her」へ言い直される展開につながります。

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4. run point

責任者として指揮を執る、主導して対応するという意味です。

Stark: Glad you’re running point on this one, Booth.
(お前がこの件の指揮を執ってくれて助かるよ、ブース)

検察官ジュリアンに手堅い事件を渡したいと話した直後、副長官のスタークがブースに直接期待をかける場面です。「期待に応えてくれ」と伝える一言でありながら、それを口にする相手が組織の上層部であるという事実が、この期待に断りづらい重みを添えています。

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5. when it comes to

〜のこととなると、という意味です。

Booth: When it comes to fortunes like the McNamaras’, okay, murders like this– it’s always about the money.
(マクナマラ家みたいな財産のこととなると、この手の事件はいつだって金が絡んでるんだ)

被害者候補を金銭的な条件で絞り込んでいく議論のなかで、ブースが自分の見立てを言い切る場面です。理屈より先に結論を置く、ブースらしい断定の仕方が表れています。

6. do the math

自分で計算して答えを出す、という意味です。

Booth: Why don’t you do the math?
(自分で計算してみたらどうだ?)

マクナマラ家の当主が不貞を働いていたことと、被害者の母親が屋敷で働いていたことを確認した直後、ブースが相手にみずから結論を導かせようとする一言です。この直後、ブレナンが実際に金額まで踏み込んだ説明を引き継ぎます。

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7. stand to inherit

財産などを相続する見込みがある、という意味です。

Brennan: As the last McNamara left alive, even as an illegitimate one, you stand to inherit a significant amount of money.
(最後に残ったマクナマラ家の人間として、婚外子であっても、あなたには多額の財産を相続する見込みがあります)

ブースの問いかけを受けたブレナンが、法的な立場と金額を淡々と説明する場面です。感情を交えない言い方のまま、莫大な金額という動機の核心に触れています。

8. get away with murder

殺人をしても罰を免れる、という意味です。

Stark: The whole damn country believes the government lets people like the McNamaras get away with murder, and for the past 18 years, we have.
(国中が、政府はマクナマラ家のような連中の殺人を見逃してきたと思っている。実際、この18年そうだった)

副長官のスタークが、過去の失態を自ら認める場面です。この直前、ブースは容疑者候補の一人を「今のところ最有力です」と報告しており、スタークの返答はその報告を受けての、立場を背負った上での発言になっています。上層部の人間が自分たちの限界を率直に言葉にする、この回のなかでも異例の一言です。

9. set the record straight

誤解を正す、事実をはっきりさせるという意味です。

Booth: So he killed Stephanie McNamara to set the record straight.
(つまりやつは、事実をはっきりさせるためにステファニー・マクナマラを殺したのか)

カムが容疑者の復讐心について推測を述べた直後、ブースがその心情を犯行の理由として一文に置き換える場面です。個人的な恨みという事情が、捜査資料に載せられる言葉へと変換されています。この直前、カムは「実際に罪を犯した人物への復讐を望んだのも、無理はなさそうね」と容疑者に理解を示しており、ブースの一言はその理解を捜査の結論として引き受け直す役割も果たしています。

10. on a roll

調子よく続いている、好調だという意味です。

Booth: Because I think I’m on a roll.
(俺、今調子いいと思うんでね)

上層部の判断を皮肉たっぷりに列挙したブースが、まだ言い足りないと言わんばかりに続ける場面です。深刻な内容を扱いながらも軽い調子を崩さない、ブース特有のリズムが表れています。

このエピソードの英語学習ポイント

上層部からの圧力を受ける場面では、命令と責任がセットで渡される言い方が目立ちます。スタークは「Glad you’re running point on this one, Booth.」(お前がこの件の指揮を執ってくれて助かるよ、ブース)と期待を伝えたかと思うと、「The whole damn country believes the government lets people like the McNamaras get away with murder, and for the past 18 years, we have.」(国中が、政府はマクナマラ家のような連中の殺人を見逃してきたと思っている。実際、この18年そうだった)と、組織の失態まで認めてしまいます。信頼と圧力が同じ人物の口から同時に渡される場面を追うと、上下関係のなかでの言葉の重みが見えてきます。

一方、財産や事実を扱う場面では、断定と説明という異なる話し方が対になって現れます。ブースは「Why don’t you do the math?」(自分で計算してみたらどうだ?)と相手に結論を委ねる言い方をしますが、続けてブレナンは「As the last McNamara left alive, even as an illegitimate one, you stand to inherit a significant amount of money.」(最後に残ったマクナマラ家の人間として、婚外子であっても、あなたには多額の財産を相続する見込みがあります)と、法的な条件と金額を具体的に言葉にします。問いかけで終わる話し方と、数字まで踏み込んで説明し切る話し方の違いを、実際の場面とあわせて聞いてみると発見があります。

キャラクター別|英語の特徴

ブース|軽口を挟みながら重い責任を受け止める

この回のブースは、深刻な状況でも軽い言い回しを手放しません。ブレナンとカムの衝突を心配する場面では「It’s not my call, okay? Don’t shoot the messenger here.」(俺の判断じゃないんだ、伝令を撃つなよ)と、ことわざめいた言い方で自分の立場を軽く伝えます。一方、上層部から結果を問われる場面では「Look, I’m willing to take full responsibility, sir, but I’m more concerned about who’s next.」(責任は全部取ります。ただ、今気になっているのは次に誰が狙われるかです)と、責任の話を一文で引き受けたうえで、すぐ次の論点へ移します。深刻な話題ほど言葉数を抑えて先へ進めるという、この人物らしい緩急のつけ方が随所に表れています。

ブレナン|自分の立場を淡々と主張する

ブレナンは、周囲の配慮よりも自分の判断の正しさを優先して言葉にする人物です。捜査から外されそうになった場面では「I always go with you to a murder scene. We’re partners.」(いつだってあなたと殺人現場に行くわ。私たちはパートナーでしょう)と、感情ではなく役割の事実を根拠に反論します。自分の専門性を疑われた場面でも「I laid all the groundwork for the Ghost killer case.」(ゴースト・キラー事件の土台を築いたのは私よ)と、実績を淡々と提示します。感情に訴えるのではなく、事実と立場を並べて押し通す話し方が一貫しています。

カム|容疑者にも一定の理解を示す

カムはこの回、遺体の検分では容赦のない言葉を使う一方、事件の背景にある感情には意外なほど理解を示します。検分の場面では「There are also indications of blunt force trauma on what little tissue is left.」(残されたわずかな組織にも、鈍器による損傷の痕が見られます)と、淡々とした所見を述べます。容疑者の動機が明らかになってくると「It sounds like he had good reason to want revenge against the person that actually committed the crime.」(実際に罪を犯した人物への復讐を望んだのも、無理はなさそうね)と、一定の理解を示す言い方に変わります。遺体を淡々と観察する語調と、生きている相手の気持ちを推し量る語調は、同じくらい断定的でありながら、片方にだけ共感の温度が宿っています。

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