『ホワイトカラー』S03E15 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン3 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 3 Episode 15

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン3第15話では、伝説の詐欺師ゴードン・テイラーの一味に加わったモジーを追って、ニールも内部への潜入を決意します。危険に踏み込む前に自分の関与の範囲を条件で線引きするモジーの言葉と、隠していた事情を後から名指しで問いただすサラの言葉が、踏み込む前と踏み込んだ後という違うタイミングで、同じ「どこまで信用するか」を測っています。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン3第15話は、ニールの減刑聴聞会を1週間後に控えたところから始まる。伝説的な詐欺師ゴードン・テイラーがニューヨークに姿を現し、FBIは彼の次の標的を探り始める。テイラーの一味に加わったと打ち明けられたニールは、その身を案じて自らも接触を図り、二人で内部に潜り込む決意を固める。狙いはヤンキー・スタジアムに眠る野球史上の貴重な品々らしいと判明し、ニールとピーターはそれぞれの持ち場から作戦の行方を見守ることになる。同じ頃、恋人サラとの間でも、聴聞会にまつわる隠しごとの扱いが静かな緊張を生んでいく。『ホワイトカラー』S03E15を追うときは、誰が先に条件を決め、誰が隠しごとを後から言い当てているかに注目すると、会話の温度差が見えてくる。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. go behind someone’s back

隠れてこっそり行動する、~に内緒で背くという意味です。

Diana: If he asks me to go behind your back?
(もし彼が私に、あなたの頭越しに動けと言ってきたら?)

クレイマー捜査官がピーターの頭越しに指示してきた場合の対応を、ダイアナが本人にあらかじめ確認する場面です。

2. pull out

(危険な状況・計画から)手を引く、身を引くという意味です。

Neal: Pull out.
(手を引くんだ。)

一味に加わったと打ち明けたモジーに、このままでは捕まると悟ったニールが短く鋭い忠告を投げかける場面です。

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3. take someone on

人を雇う、仲間として受け入れる、対戦相手として受けて立つという意味です。

Mozzie: If he takes you on, I will not wear a wire, I will not testify, and I will not lie to Taylor.
(もし彼が君を仲間に受け入れたとしても、私は盗聴器はつけないし、証言もしない。テイラーに嘘もつかない。)

ニールがテイラーの一味に加わることになった場合の協力条件を、モジーがあらかじめ線引きする場面です。

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4. bring something up

話題として持ち出す、言い出すという意味です。

Neal: Look, I didn’t bring it up because I didn’t want to ask you to appear at the hearing.
(実は、言い出さなかったのは、聴聞会に出てほしいと頼みたくなかったからなんだ。)

減刑聴聞会のことをあえて話さなかった理由を、ニールがサラに打ち明ける場面です。

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5. get tripped up

つまずく、(隠しごとなどが原因で)失敗するという意味です。

Sara: ‘Cause that’s where we got tripped up last time.
(だって、前回つまずいたのはそこが原因だったんだから。)

隠しごとをせず率直に話すことを提案するサラが、以前の破局の原因を振り返る場面です。

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6. work into something

(話などに)段階を踏んで入っていく、徐々に持ち出すという意味です。

Sara: Gonna have to work into it?
(段階を踏んで話すつもりね?)

本名についての質問をはぐらかすニールを、サラが軽く受け流す場面です。

7. raise eyebrows

(人々の)注目や疑念を引く、眉をひそめさせるという意味です。

Peter: Well, his passion for baseball raised some eyebrows.
(まあ、彼の野球への情熱は周囲の注目を集めていたよ。)

大富豪ウィズロウが野球用品に異常な情熱を注いでいたことを、ピーターが捜査報告の中で説明する場面です。

8. catch on

気づく、感づく、勘づくという意味です。

Neal: They’re gonna catch on it’s a forgery.
(これが偽物だと、そのうち気づかれるぞ。)

偽物のボールがいずれ専門家に見破られると、テイラーの作戦説明の場でニールが指摘する場面です。

9. tell the difference

違いを見分ける、区別がつくという意味です。

Mozzie: So you’ll be able to tell the difference.
(これで、違いが見分けられるようになる。)

偽物のボールにわざと分かりやすい印を仕込んだ理由を、モジーがテイラーに説明する場面です。

10. have something covered

(場所・仕事を)しっかり押さえている、掌握しているという意味です。

Diana: We got this place covered.
(この場所はしっかり押さえてあります。)

スタジアムに到着したピーターに、現場を仕切るダイアナが警備状況を簡潔に報告する場面です。

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このエピソードの英語学習ポイント

モジーがテイラーの一味への協力を引き受ける場面では、If he takes you on, I will not wear a wire, I will not testify, and I will not lie to Taylor.と、条件を先に並べてから危険を引き受けている。ifの仮定節に続くI will notの三連続は、契約書の条項を読み上げるような構造で、リスクに踏み込む前に自分の裁量の外側を確定させる働きをしている。念を押すように否定形を重ねることで、後から言い分を変えられないよう自分自身を縛っているとも読める。

一方、ニールとサラの会話では、隠しごとの扱いをめぐる指摘が同じ晩に重ねられていく。聴聞会について何も言わなかった理由を尋ねられたニールは、Look, I didn’t bring it up because I didn’t want to ask you to appear at the hearing.と、聞かれて初めて動機を説明する。続けてサラは、’Cause that’s where we got tripped up last time.と、以前の破局の原因を持ち出しながら、隠しごとという行為そのものを名指しする。ニールの説明はいつも問いただされたあとに出てくる点で、この会話の主導権はサラの側にある。

同じ「どこまで見抜かれるか」という感覚は、贋作作りの場面にも表れている。モジーはSo you’ll be able to tell the difference.と、あえて見分けのつく印を残す理由を説明する。本物そっくりに似せすぎず、後で偽物だと分かるように作るという発想は、人間関係の中で隠す・明かすの線引きをする感覚と、同じ精密さで動いている。

この回を見るときは、モジーの契約めいた言い切り方と、サラの短い指摘の声のトーンを、字幕なしで聞き比べてみると、二人の間で揺れるニールの声の変化にも気づきやすい。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|相手によって仮定と事後説明を使い分ける腰の重さ

テイラーに取り入る場面と、サラに弁明する場面という、性質の異なる二つの局面で、ニールは自分の立場を測りながら話している。ビリヤードでテイラーに実力を示す場面では、If I make that shot right now, will you hire me on the spot?(もし今この一打を決めたら、その場で僕を雇ってくれるかい?)と、仮定の形で自分を売り込みながら、失敗した場合の逃げ道も同時に確保している。サラに聴聞会のことを黙っていた理由を尋ねられた場面でも、Look, I didn’t bring it up because I didn’t want to ask you to appear at the hearing.(実は、言い出さなかったのは、聴聞会に出てほしいと頼みたくなかったからなんだ。)と、聞かれて初めて動機を口にする。仮定節で条件を測るビリヤードの場面と、問いただされてから理由を明かすサラとの場面は、いずれも自分から先には手の内を見せない点で共通している。

もっとも、この腰の重さは誰にでも向けられるわけではない。一味の作戦を検討する場では、They’re gonna catch on it’s a forgery.(これが偽物だと、そのうち気づかれるぞ。)と、頼まれもせずに危険を指摘している。まだ関係を測っている相手には仮定と事後説明で応じ、すでに信頼している仲間には率直に言い切る。この使い分けが、ニールの英語の幅を作っている。

モジー|条件を契約のように並べてから危険に加わる用心深さ

テイラーの一味への協力をニールから持ちかけられたとき、モジーは感情ではなく条件で自分の関与範囲を確定させる。If he takes you on, I will not wear a wire, I will not testify, and I will not lie to Taylor.(もし彼が君を仲間に受け入れたとしても、私は盗聴器はつけないし、証言もしない。テイラーに嘘もつかない。)と、三つの否定形を並べる話し方は、契約書の条項を読み上げるような構造をしている。リスクを引き受ける前に自分の裁量の外側を確定させることで、あとから言い分を変える余地をあらかじめ塞いでいる。

同じ用心深さは、自分自身の感情の語り方にも表れている。I cloak anxiety with indifference and reserved chatter.(私は無関心と控えめなおしゃべりで不安を覆い隠している。)と、緊張していることをそのまま言わず、わざわざ大仰な語彙で説明してみせる。危険への向き合い方も、自分の不安の語り方も、線を引いて距離を取るという同じ発想で動いている。

サラ|隠しごとという型そのものを名指しする率直さ

同じ晩の会話の中で、サラはニールの隠しごとの兆候に気づくたび、その場で指摘する。聴聞会について黙っていたニールに対しては、’Cause that’s where we got tripped up last time.(だって、前回つまずいたのはそこが原因だったんだから。)と、過去の破局の原因を引き合いに出す。続けて本名を尋ねてはぐらかされた場面でも、Gonna have to work into it?(段階を踏んで話すつもりね?)と、軽い調子ながらも逃げ道を許さない。どちらも短い一文で、相手の反応を待たずに先に言い当ててしまう話し方である。

モジーが条件を先に並べて危険から距離を取るのに対し、サラは隠しごとの兆候を見つけた瞬間に踏み込む。踏み込む前に測るか、踏み込んだ後に問いただすか、この二人の話し方の違いが、この回の会話に温度差を生んでいる。

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