『ホワイトカラー』S05E09 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン5 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 5 Episode 9

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン5第9話は、盗まれた金貨を追うピーターの直截な言葉と、窓の計画を進めるニールやモジーの遠回しな言葉が、追う側と追われる側という立場を挟んで対照的に響く回です。誰がまっすぐ言い切り、誰が言葉を包んで伝えているのか、そんな視点でこの回の会話を追ってみます。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン5第9話では、ニールが自分の正体をレベッカに明かしたところから二人は関係を続けており、モジーとともにモスコーニのステンドグラスの窓を手に入れる計画を進めていく。一方ピーターは、盗まれたウェールズの金貨の足取りを追う捜査に乗り出し、質屋や教会、密売業者を経由してきたコインの出所を一つずつ突き止めていく。窓をめぐる計画と金貨をめぐる捜査、二つの糸が次第に交差し始める一話。『ホワイトカラー』S05E09のあらすじを追うときは、誰がまっすぐ言葉を言い切り、誰が言葉を遠回しに包んでいるかに注目すると、この回ならではの緊張が見えてくる。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. the world is one’s oyster

世界は思いのまま、何でも自分次第だという意味です。

Neal: The world used to be my oyster.
(かつては世界が思いのままだったのにな。)

朝、レベッカと旅の思い出を語り合うニールが、かつては世界が思いのままだったと自嘲交じりに振り返る場面です。usedto beと過去形で言い切るところに、行動範囲を制限された今の自分を客観的に見つめるニールの余裕が表れています。

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2. have an inkling

うすうす感づいているという意味です。

Mozzie: Oh, I had enough of an inkling about what might have transpired last evening to require a drink tray.
(昨夜何があったのか、飲み物を用意しておくくらいにはうすうす感づいていたよ。)

レベッカが部屋を後にした直後、モジーがノックしてから姿を見せ、前夜の様子を察していたとからかう場面です。事実をそのまま言わずhad enough of an inklingと持って回った言い方をするところに、ずばり言わずに匂わせるモジーらしい語り口が表れています。

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3. sticky fingers

手癖が悪い、盗み癖があるという意味です。

Peter: Oh, the sister’s not the only one with sticky fingers.
(手癖が悪いのは、あの修道女だけじゃなかったわけだ。)

盗まれた金貨が修道女の手を経て転々としていたと分かり、ニールの軽口にピーターが切り返す場面です。捜査結果をひとことのユーモアで言い切るところに、事実をまっすぐ述べながらも軽さを忘れないピーターの物言いが表れています。

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4. go underground

身を隠す、地下に潜るという意味です。

Neal: They hear the FBI’s sniffin’ around, they’ll go underground.
(FBIが嗅ぎ回っていると知れたら、みんな身を隠しちまう。)

新しい仲介人を探すのにピーターの同行は逆効果だと、ニールが理由を説明する場面です。相手の反応を仮定形でそのまま言い切るこの言い方に、駆け引きの現場を熟知したニールの実務的な判断が表れています。

5. be on someone’s heels

(人の)すぐ後ろに迫っているという意味です。

Neal: Peter is on our heels.
(ピーターがすぐそこまで迫ってるんだ。)

ピーターの捜査が迫っていると焦るニールに、モジーが余裕の返しをする場面です。切迫した状況をon our heelsとそのまま言い切るニールの焦りに対し、後に続くモジーの切り返しとの落差が際立ちます。

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6. carte blanche

全権、白紙委任という意味です。

Mozzie: Oh, and now I have carte blanche to the Flower District.
(これでフラワー地区への出入りは自由自在ってわけだ。)

靴を他人と交換して花市場での摘発を切り抜けた後、そこへの出入りが自由になったとモジーが皮肉交じりに喜ぶ場面です。ただの許可を大仰なフランス語でcarte blancheと呼んでしまうところに、日常の小さな出来事を大げさに語るモジーらしい言葉選びが表れています。

7. leading questions

誘導尋問という意味です。

Neal: Why do I feel like these are leading questions?
(これって誘導尋問っぽく感じるのは僕だけか?)

窓の計画についてレベッカから質問攻めにされたニールが、誘導されていると勘づく場面です。断定せずWhy do I feel like ~?と疑問の形でやんわり指摘するところに、本音を出しすぎないニールの慎重さが表れています。

8. pull it off

(難しいことを)やり遂げるという意味です。

Mozzie: Dare I say we pulled it off?
(これは、やり遂げたと言ってもいいんじゃないか?)

ステンドグラスの窓を無事に運び出した直後、モジーが達成感を込めて確認する場面です。素直に喜ばずDare I say ~?と縁起を気にしながら前置きするところに、成功を手放しには喜ばないモジーの験担ぎが表れています。

9. the ends justify the means

目的は手段を正当化するという意味です。

Neal: Sometimes the ends do justify the means.
(時には、目的が手段を正当化することもある。)

虚偽の情報で容疑者を確保したピーターの捜査手法を、ニールが静かに指摘する場面です。非難する言葉を使わずthe ends do justify the meansと一般論の形で言い添えるところに、直接とがめずに遠回しに評する言い方が表れています。

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10. spare someone something

(人に)~を免れさせる、~をせずに済ませるという意味です。

Peter: You can spare me the look of surprise.
(驚いた顔をする必要はないぞ。)

賄賂の証拠を突きつけられたドーソンの反応を先読みし、ピーターが驚いた顔をする必要はないと切り返す場面です。相手が反応する前に先回りしてそのまま言い切るこの言い方に、駆け引きの主導権を渡さないピーターの直截さが表れています。

このエピソードの英語学習ポイント

窓の計画を進めるニールは、実務的な場面では言葉を飾りません。They hear the FBI’s sniffin’ around, they’ll go underground.やPeter is on our heels.のように、状況をそのまま言い切る言い方で、駆け引きの現場を仕切っています。

ところが自分の想いを語る段になると、ニールの言葉は一転して遠回しになります。I wanted you to know who I am. And now, I want to protect you from who I am.という対になる構文には、事実を明かすことと、事実から相手を守ることが同じ一つの気持ちから出ていると伝えようとする、婉曲な言い回しが表れています。ピーターの捜査手法についてもSometimes the ends do justify the means.と、直接とがめる言葉を選ばず一般論の形で評しているところに、行動には率直でも本音には遠回しなニールの一貫した話し方が見えてきます。

一方ピーターは、事件についても本音についても言葉を飾りません。I’m not gonna stop until I catch the thief who stole that gold.と迷いなく言い切り、ドーソンを追及する場面でもYou can spare me the look of surprise.と先回りしてそのまま告げます。相手が誰であっても態度を変えないこの直截さが、ニールの婉曲な話し方との対照を際立たせています。

モジーの言葉はさらに遠回しです。Oh, I had enough of an inkling about what might have transpired last evening to require a drink tray.やDare I say we pulled it off?のように、事実をそのまま言わず持って回った言い方で包みます。この回をもう一度見るときは、まっすぐ言い切る場面と、遠回しに包む場面がどこで入れ替わるかに注目してみると、誰が何を追いかけ、誰が何を隠しているのかがより具体的に見えてきます。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|行動には率直に、想いは遠回しに包んで伝える話し方

窓を盗み出す計画を進めるとき、ニールの言葉に迷いはありません。台本ではThey hear the FBI’s sniffin’ around, they’ll go underground.という発話が確認できます。相手の反応をそのまま言い切るこの言い方には、駆け引きの現場を数多くくぐり抜けてきた実務的な判断が表れています。

ところがレベッカに想いを伝える場面では、この率直さは影をひそめます。I wanted you to know who I am. And now, I want to protect you from who I am.という対になる構文には、正体を明かしたい気持ちと、明かした事実から相手を守りたい気持ちを、直接言い切らずに並べて伝える婉曲さが表れています。行動には率直でも、想いは遠回しに包む。この二面性が、ニールの話し方の芯になっています。

ピーター|事件も本音もまっすぐ言い切る話し方

盗まれた金貨を追う捜査で、ピーターはOh, the sister’s not the only one with sticky fingers.と、事実をひとことのユーモアで言い切ります。台本ではI’m not gonna stop until I catch the thief who stole that gold.という発話も確認できます。自分がこの事件に賭けてきた思い入れをためらわず言葉にするところに、迷いのないピーターの気質が表れています。

その直截さは、賄賂の疑いをかけたドーソンを追及する場面でも変わりません。You can spare me the look of surprise.と、相手が反応する前に先回りしてそのまま告げるこの言い方には、駆け引きの主導権を渡さないピーターの一貫した態度が表れています。事件についても本音についても、同じ調子で言い切るところがピーターらしさです。

モジー|大げさな比喩で事実を遠回しに包む話し方

前夜の出来事を、モジーはOh, I had enough of an inkling about what might have transpired last evening to require a drink tray.と持って回った言い方で匂わせます。台本ではTime usually marches. But in this case, she sprints.という発話も確認できます。時間を擬人化して大げさに語るこの言い回しには、事実をそのまま言わず装飾を加えずにはいられないモジーらしい語り口が表れています。

靴の交換劇の後にはOh, and now I have carte blanche to the Flower District.と、ただの許可を大仰なフランス語で呼び換えて喜びます。日常の小さな出来事にまで持って回った表現を重ねるところに、まっすぐ言い切るピーターとは対照的な、モジーならではの言葉の彩り方が表れています。

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